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高層ビルと電話ボックスから飛び降りる②

証券会社勤務時代に、ある人に言われたこと。

さて、ここで質問です。

「高層ビルから飛び降りる」こと

「電話ボックスから飛び降りる」こと

どっちがリスクだと思いますか?


本日はこちらの続きです。

今回の話においては、「電話ボックスから飛び降りる」がリスクとなります。


その理由はなんでしょうか、

まず、それぞれ飛び降りるとどうなるのか考えてみましょう。


高層ビルの場合

まあ十中八九、あの世行きでしょう。


電話ボックスの場合

無傷。

足を骨折。

打ち所が悪くあの世行き。


生死という観点で見た時は、もちろん高層ビルから飛び降りることがリスクです。

某アニメの鉄骨綱渡りを高層ビルの高さでなく、

電話ボックスの高さでやっていても成り立たないですよね。


しかし、ちょっと視点を変えて、ビジネスで戦略・戦術を練るような場合を考えると、

結果が読めないことが1番リスクです。

なので、今回でいくとどうなるか分からない「電話ボックスから飛び降りる」がリスクとなるわけです。


結果がある程度分かっている(読める)のであれば、

それに対して準備をしておけばいい。

家を出る時に、空の色を見て雨が降りそうだと思えば傘を持っていけばいいのです。


ですが、どうなるか分からない(読めない)っていうのは、めちゃめちゃリスクです。

まさに、昨今のコロナウイルスなんていうのは、先が読めないからこそ世界中で大混乱を起こした、電話ボックスの典型だと思います。


なので、私は結果が及ぼす影響がリスクでなく、

その結果が読めないことがリスクだという考え方をしています。

なので、根拠やデータがないままで、とりあえずやってみよう、ダメだったらダメで考えよう。みたいなことはあまり好きではないです。

特に事業戦略・戦術を練る際に、そんなものにベットしたくないですし、そんなよく分からないことをやらされる人達がかわいそうだと思います。


人生という大きい概念においては、

先が読めていることが必ずしも良い訳ではないと思いますが。

ビジネスの世界や何かを決断する場合においては、

結果が読めでないことはリスクだと私は思います。

そして何より、過去の事例やデータ、現状などから、ある程度読み切れることが多い気がしています。

まあ私は、まだまだ読みが甘いと言われることが多いですが、、、


すずめ1号


ちょっと似たような話の記事を少し前に見かけたので、リンク貼っておきます。

#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

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