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オンライン配信のススメ(2) キャプチャボードとユーティリティソフト

こんばんは。
Morishです。

自分が行ってきた動画撮影のための準備を徒然と書いていくつもりですが…。当時は無茶苦茶悩んだ事が今となっては当たり前に行っている事が多く、「あの時悩んでいた事はなんだろう?」と思い出しながら書いています。

特に、説明するにあたり、言葉の定義が正しいかどうかが非常に不安ですが…。適当に書いてますので、まずは、浅く理解しながら概要を理解して頂き、興味があったら深く突き詰めて頂ければと思います。

動画撮影用の一眼レフを買ったのは良いが…。

さて、前回では、中古の一眼レフを購入してみては、と言う内容を記載しました。
次は、購入したしたカメラをどうPCに繋げるのか、と言う点です。

通常、デジタル一眼レフには、映像を出力するHDMIと言う端子がついています。

HDMIとは、テレビとハードディスクレコーダー、ゲーム機などを接続する時に使用する通信規格です。映像や音声などを1本のケーブルにまとめて送ることができます。

ちなみに、HDMIが面倒くさいのは、端子形状が3種類あり、高くはないけど安くはないので、間違えて買うと割とダメージを喰らいます…。

以下のサイトに詳しく説明されてますので、ご覧いただけましたら幸いです。

「そうか!HDMIがカメラにもPCにも付いているので、繋げれば良いのか!」

と一瞬考えてしまいますが、PCに付いているHDMI端子は、外部ディスプレイやプロジェクタに映すための出力端子となります! 

という事で、繋がりません…。

では、どの様に繋ぐかと言うと…。

原則、「キャプチャーボード」(または、「キャプチャーカード」と呼びます)が必要になります。

キャプチャ・ボード

「キャプチャーボード」とは、カメラやゲーム機、もしくはスマホの映像・音声をPCに表示させる機材です。

最近ではゲーム実況の方が、ゲーム機の出力をテレビに映しつつ、PCに取り込むための必須アイテムです。ですので、「キャプチャーボード」で検索すると、ゲーム機の話が多く出てきますが、カメラでの配信では、ゲーム機をカメラに置き換えて見ていただければと思います。

簡単に言えば…。

「カメラからHDMI経由で出力された映像をキャプチャーボードという機械を経由してUSB接続でPCに取り込む」

ものです。キャプチャーボードには、PCに取り込む際にソフトウェアでエンコード(取り込む形にする)やハードウェアでエンコードなどありますが…。とりあえず無視ですw キワを攻める様になったら調べて考えてくださいw

また、キャプチャーボードについては、以下のサイトに書いてありますので、ご参照ください。

また、Amazonなどでキャプチャーボードを見るととても安価になっております。

で…。

これだけキャプチャーボードの話を書いてますが、私はCanonの一眼レフを買った時点ではキャプチャーボードは買いませんでした…。

というのも、「HDMIパススルー」というものを理解する必要があります。

HDMIパススルー問題

キャプチャーボードを購入して、カメラとキャプチャーボードをHDMIケーブルで繋げ、そして、キャプチャーボードとPCをUSBケーブルで繋げば、外付けWEBカメラと同様に一眼レフを使用する事が出来るはず…。

しかし、ここで「HDMIパススルー」という課題が…。

SonyさんのQ&Aサイトで、HDMIパススルーについての記載があります。

HDMIパススルーとは

プロセッサーユニットの 「 HDMI IN 」 端子に接続した
機器の信号を、そのまま 「 HDMI OUT 」 端子に接続した
機器へ出力することを意味します。

言葉の通り受け止めると…。一眼レフで撮影した動画をそのままHDMI経由で出力する、ことですね。

逆を言えば、パススルーになっていないと、そのまま出力しないの?となります。

そうなんです。パススルー機能が無いと、そのままの映像を出力せずに、一眼レフの液晶に映っているカメラの映像(例えば、メニュー表示や日付などを含む)をHDMI経由で出力してしまうのです…。

この辺を詳しく説明しているサイトは以下のサイトです。今回の一眼レフでの動画配信で一番お世話になったサイトになります!

 ここのサイトに記載がある

HDMI出力できるデジタルカメラは2つに大別でき、
レンズに映っているものをそのまま出力する『スルー』
タイプと、本体液晶画面に映っている映像を出力する
『スレーブ』(複製)タイプがあります。

という様に、HDMIパススルー機能がないと、レンズに写ったものではなく、本体液晶に写ったものが出力端子されてしまうのです…。

で…、残念なことに、Canon Kissシリーズは大半がHDMIパススルー機能がありません。比較的新しいミラーレス一眼レフや上位機種にはパススルー機能は付いているみたいです。

では、どの機種がパススルー対応かもこの方のサイトにまとめが記載されていますので、ご覧ください!

本当にこの方のサイトには大変お世話になりなりました。ありがとうございます!

いや、じゃあ、なんで、Canon Kissシリーズを買ったんだ、と…。

実は、昨今の動画配信状況を鑑み、CanonからKissシリーズをWEBカメラ化するソフトウェアがリリースされているのです。

正しい言い方か分かりませんが、Kissで撮影した動画をソフトウェア的にパススルーするソフトが提供されている、という事です。

ユーティリティ・ソフト

Canonから「EOS Webcam Utility」というアプリケーションがリリースされています。

このサイトの説明として、

EOS Webcam Utilityは、レンズ交換式カメラEOS シリーズや
コンパクトカメラPowerShotシリーズをウェブカメラとして
活用できるPC用のソフトウエアです。

と記載されています。

全てのKissシリーズがこのユーティリティ・ソフトに対応しているわけではありません。Canonのカメラを WEBカメラ化する場合は、お持ちのカメラが上のパススルー対応か、また、このユーティリティ対応かを事前にご確認ください。

私が購入したCanon Kiss X9や前回オススメしたX7iなどは、パススルー機能がないので、この「EOS Webcam Utility」を使用します。

そもそも一眼レフには、HDMIとは別に、撮影した映像をPCに取り込むためにUSB端子がついています。一眼レフをHDMIではなく、USBでPCと繋ぎ、このユーティリティ・ソフトを使うことで、一眼レフをWEBカメラとして使用する事ができます。

ちなみに、USBで一眼レフとPCを繋げただけでは、一眼レフを上カメラ化出来ません。この「EOS Webcam Utility」を使わないと出来ません。あしからず…。

あと、SONYさんも一眼レフをWEBカメラするためのユーティリティ・ソフトがあった気がします。しかし、今回はCanon Kissでの WEBカメラ化となりますので、SONYさんの場合は他のサイトにお任せします。

今日はここまで。
また、よろしくお願いします。

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モリッシュ(Morish) | 160年企業経営
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