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ペットロスのこと

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ペットロスに関する記事をまとめました。
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2020年11月の記事一覧

いつかは来る「死」の別れについて考える。

昨日、SNSでファンだったセキセイインコちゃんが亡くなった事を知った。ファンだった小鳥さんが亡くなるとショックだ、とても悲しい。 飼い主さんの気持ちを思うと心が痛むと同時に、自分もチュリが亡くなったら辛いだろうなと考えて不安な気持ちになってしまう。 チュリがいなくなる時は絶対に来る。その日が1日も先であることを願っているけれども、生きているかぎり死は例外なく来る。 「チュリを失う時、私はその悲しみに耐えることができるだろうか」 チュリへの愛情が深くなるとともに、死への不

動物は、愛そのもの。

先日、ペットとの死の別れについての記事を書いた。その記事を読んでくださった方からとても心に残るコメントをいただいた。 「動物は愛そのもの」 コメントの中にあったこの一言の言葉に心がじんとした。本当にその通りだと思った。 この言葉をいただいて、私がインコを飼おうと思うようになった日のことを思い出した。 私は今でこそチュリに夢中だけれども、以前は小鳥が好きという程ではなかった。 3年くらい前、当時住んでいた家の近くに、セキセイインコを飼っている後輩が住んでいた。そのインコ

良く生きるために、死を考える_アルフォンス・デーケン氏の本から教えてもらったこと。

今年の9月6日、より良き死のための準備教育を提唱した、上智大学名誉教授でカトリック司祭のアルフォンス・デーケン氏が亡くなった。 司祭が亡くなり、麹町のイグナチオ教会で告別式ミサが行われたことを、私は数日後Twitterを通して知った。 デーケン氏は、死との向き合い方を教える「死生学」を日本に広め、長年グリーフケアの普及に取り組まれた。 私はペットロス療法士の勉強をする過程で、同氏の著書に出会った。 それまで、私の「死」に対する認識は、まず遠ざけたいものだったし、愛する

ペットが亡くなった時、供養どうしてる?

ペットの火葬・葬儀ができる霊園検索サイト「メモリアルなび」を運営するイオンペットが、犬もしくは猫を亡くした経験のある方にどのような供養をしたのかをたずねるアンケートを実施した。 愛するペットを失った時、どのように供養してあげようか悩む方もいらっしゃると思うので、アンケート結果をnoteにしておきたいと思う。 アンケート回答者:犬もしくは猫を亡くした経験のある方111人(全国) 犬 64.0%、猫 36.0% アンケート回答期間:2020/11/4 引用:ペットが亡くなっ

「ペットロス」ってなんだろう。

今日は、ペットロス療法士として「ペットロス」についてnoteに書いておきたいと思う。 「ペットロス」とは、広義的には「生別・死別を問わずペットを失ってしまった体験」のことであり、狭義的には「ペットとの死別体験とそれに伴う飼い主の悲嘆(グリーフ)」のことを言う。ペットロスが原因で精神的な症状を及ぼすことがあるが、ペットロスそのものが病気ではない。 愛する対象がいなくなると、私たちの心や身体はさまざまな悲嘆反応を催す。この反応は、肉親・配偶者・子ども・ペット・自分の身体(脱毛