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短歌「某宇宙船のガガーリン」

1月から4月に詠んだもの8首です



息絶えた中身は船を駆け巡る 神はいないし地球は青い


喧しい心臓二つ今だけは世界に僕らだけって言わせて


その花は激情だから芽吹くまで十月十日じゃ足りないらしい


愛し君 いつも勝者でいてほしい 無様な君に用事は無いし


失せ物を 逢魔時の青春を 夢見た胡蝶はサナトリウムにて


人類のいのち一秒奪おうか 君のためなら魔王になるよ


メイクって兜らしいです 法螺貝はリップが取れちゃうから吹きません


血管を「好き」が巡っているようで ほら もう だって 頭がだめだ


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