短歌「人には人の生き地獄」
5月から10月にかけて詠んだ短歌8首です
青い空 0と1とで作られたその息吹だけ覚えていたい
愛だとか尊厳だとかそんなもののために死ねない 星が綺麗だ
神様に嫌われている(一呼吸)肌の灼けつく音を聴いてよ
揮発性生命体の皆々様 来世は家族になれますように
目一杯大きい体に情愛を注ぎ注がれあたたかなあなた
共にいる時間を舌で愛でている 真似た口癖は甘い飴のよう
天国に行けると信じる君となら地獄の業火も怖くはないのに
欲深い者は地獄に落ちるらしい 吐いても一人 泣いても一人
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