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こちら編集局です~あなたの声から

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皆さんから寄せられた「なぜ」「おかしい」といった日々の疑問や困りごとを、記者が取材して記事として発信するコーナーです。「調査依頼」お待ちしています!
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#広島

マスク外せない理由「人の目が気になる」3割 広島でも同調圧力やマスク依存の声

 マスク生活3年目。国は屋外の会話のない場面では「マスク不要」との見解を示しましたが、広島県内でも着用率は高いままです。「なぜ外さない、外せないの?」。中国新聞の読者に無料通信アプリLINEで尋ねたところ、209件の意見が届きました。「感染防止」と並んで目立つのは「みんな着けているから」「マスク警察が怖い」「顔を隠したい」の声。同調圧力とマスク依存は思いのほか強いようです。(栾暁雨)  読者の声を分類したところ「人の目が気になるから」と答えたのは3割(64人)に上った。自転

もうすぐ夏、マスク着用いつまで必要?広島の読者から「屋外での脱マスク」求める声

 新型コロナウイルス対策のマスク着用を巡り、屋外での着用の在り方を見直す意見が出始めています。政府は熱中症のリスクがあることから「人と一定の距離がある場合」は屋外でのマスクは不要としています。海外では屋内外の「脱マスク」が進みます。マスクの着用はどんな状況で、いつまで必要か。中国新聞のLINEに登録している読者に意見を聞きました。(高本友子、下高充生)  屋外でのマスク着用を巡っては松野博一官房長官が11日の記者会見で、人と十分に距離が取れる場合は不要との認識を示した。12

「お好み焼き愛」の裏返し? 呼び方問題に広島県民たちから異論反論200件

 広島県民のソウルフードお好み焼き。地元の皆さんは「広島焼き」「広島風」と呼ばれるとモヤっとしますか? 中国新聞のLINEに登録している読者に聞いたところ、200件以上の意見が寄せられました。「腹が立つ」「失礼だ」など怒りの声の一方で、「広島のPRになる」と冷静な見方も。異論反論ありますが、熱い「お好み愛」があふれていました。(栾暁雨) 「広島焼き」への怒り続々  予想通り、「広島焼き」への拒否反応は強かった。「広島風は百歩譲って我慢するが、広島焼きは絶対許せない」。広島

停車しにくいバス停… 「運転手泣かせ」その理由は?

 バスが停車しにくいバス停があるそうです。広島市中区の国道54号(鯉城通り)沿いの「中電前」。安佐南区の男性(60)から「停車スペースに入らずに止まるバスが多い」と声が寄せられました。このバス停、市内でも「運転手泣かせ」とささやかれているとか。どういうことなのか、現場を訪ねました。(加納亜弥) バスは歩道からかなり離れて停止 ある平日の午前8時。ラッシュ時とあって、鯉城通りの東側のバス停「中電前」に、次々とバスがやってくる。バスの多くはせっかくある停車スペースに深く入らず、

割引よりも利便性?読者630人が望むPASPY廃止後の支払い方は

 「割引」よりも「便利さ」を支持する声が強いようです。広島県内の交通機関で使えるICカードPASPYの廃止後、どんな運賃支払い方法を望むのでしょう。編集局がLINEやメールなどで声を募ったところ、6割がJRのICOCAやSuicaがいいと回答しました。広島電鉄(広島市中区)が新たに導入するQRコードなどのシステムを望むのは2割未満でした。どうしてなのか。寄せられた意見をご紹介します。(馬場洋太、服部良祐) 4つの選択肢でアンケート 編集局は10日付の朝刊の記事で呼び掛け、1

夫・妻、旦那・嫁…配偶者の呼び方は?広島などの読者300人が回答

 第三者との会話の中で、配偶者が出てくるとき、どう呼んでいますか。夫や妻、主人、家内…それとも? 中国新聞のLINEに登録している読者に聞いたところ、300件以上の意見が寄せられました。TPOで使い分ける人が多い一方、「男性優位」の呼び方に違和感があるという声も目立ちます。3月8日は性の平等や多様性の推進を目指す「国際女性デー」。皆さんがしっくりくる呼び方、考えてみませんか。(栾暁雨) TPOで呼称使い分ける人が多数 回答者のうち女性は約200人。半数以上が、相手との関係性

「夫」「妻」派が増加 配偶者呼び方問題の背景にジェンダーあり

 夫・妻、主人・家内…それとも? 配偶者の呼び方について中国新聞の読者に尋ねたアンケートでは、300人以上から回答がありました。多くの人がTPOによって呼称を使い分けると答えましたが、対等なイメージがある「夫・妻」派が増えているようです。呼び方の背景や回答の受け止めを、ジェンダーや言葉に詳しい専門家たちに聞きました。(栾暁雨) アンケートの回答など多様な声はこちら 静岡大の熊谷滋子教授(社会言語学) ここ2、3年で「夫」「妻」と呼ぶ人が急増したと感じます。これは「#MeT

寄せられた声をきっかけに取材。「こちら編集局です」ができるまで

 「こちら編集局です あなたの声から」は、皆さんからの「なぜ?」「おかしい」という疑問や困りごとを基に、記者が取材し、記事として発信する試みです。声が届いてからどのように記事になるのでしょう。「打ち上げ花火を楽しむ場所がない」という声から始まった事例で、「こち編」を具体的にご紹介します。(江頭香暖) 「あなたの声」がスタート 「こちら編集局」には、専用のLINEがあります。友達登録をして参加している人は現在1万人余り。毎日さまざまな声が寄せられています。2021年9月8日、

広島の一等地、八丁堀にたたずむ古い公衆トイレ。 背景を調べました。

 「広島市中区の八丁堀交差点近くにある、古い公衆トイレが気になります。撤去しないのでしょうか。ちょっと怖いんですが」。こんな声が、広島市東区の主婦(44)からLINEで寄せられました。男女共用で和式スタイル。残された経緯をひもとき、都心の公衆トイレの在り方を考えてみました。(加納亜弥) どんなトイレかというと 買い物客や会社員たちが行き交う八丁堀交差点。その北西にぽつんと立つ古びたトイレがある。中には、男性用小便器が3器、個室が2室ある。勇気を出して中へ。汚くはないけど…。