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#パパの子育て

育休1カ月。記者27歳、新米パパは「想像を超えて力強い生きもの」にびっくり

5月中旬に第1子となる長女が生まれました。里帰り出産の妻が自宅に戻った6月中旬から、記者(27)が取った育休は1カ月。初めてどっぷり接した赤ちゃんは、小さいのに想像を超えて力強い生き物でした。ちょっとは距離を縮められた気がする新米パパの日々を報告します。(下高充生) 1週目 衝撃の力強さ 早朝、広島市内の自宅マンション。「んー」「ぐー」というくぐもった音がする。昼寝するおじさんが出すような変な声。いや、何者かが部屋に侵入しのか。びっくりして飛び起きた。振り向くと、前日に初め

1歳の娘が入院。父親として付き添った記者が見えたこと【前編】

 1歳すぎの長女の入院に昨年12月中旬、父親として付き添いました。命にかかわるものではありませんが、発達上、必要な手術を受けるため、広島県内の病院に9日ほど泊まり込み、幼い娘と2人で過ごすことに。新型コロナウイルスの感染防止のため、妻と交代はできないので「病院に缶詰め」状態でした。それなりに情報収集して臨んだものの、想定外のことや新たな気付きもありました。体験の一例として紹介します。(畑山尚史) 気が抜けない 中国新聞の以前の記事に、病院での子どもの付き添いを「連続勤務」と

1歳の娘が入院。父親として付き添った記者が見えたこと【後編】

付き添いは義務か そもそも保護者による付き添いは、義務ではないそうだ。厚生労働省によると、公的医療保険で病院に支払われる「入院基本料」には、子どもの世話にかかる人件費も含まれる。だから、付き添いは本来は不要。医師の許可によって認められるものとされる。しかし多くの病院で、保護者の付き添いが実質、子どもの入院の条件となっている。看護現場の人手不足などが背景にあるようだ。  長女のケースでも、「手術のために入院が必要」と最初に伝えられた1年前の段階から、「付き添いが欠かせない」と

「育休取るだけ夫」にもやる 広島発、妻の嘆き

 子育てにやる気のある男性が増えています。育休を取るのもその一つ。ただ、一方で聞こえ始めているのが「育休中に家で戦力になっていない」という妻の嘆きです。広島県内の女性たちも「指示待ち」の夫にもどかしさを募らせているよう。2022年10月からは新たな「男性版産休」が取れるようになります。男性の産休や育休を生かすには、いったいどうしたらいいのでしょう。(栾暁雨、柳岡美緒) 文句ばかり 生活費も不足 「大きな子どもが1人増えただけでした」   夫は育休を「自分の休み」「長期の有