見出し画像

子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきこと

背景と主旨

塾に通わせるだけでは学力は上がらない。
親のフォローが必要という話は以下の記事の通り。
「塾に通わせても学力が上がらない理由」

実際、話を聞くと家庭で勉強を教えている家がほとんど。
ただそういう親の方々と話をする中で不思議に思ったことがある。

誰ひとり、中学校の入試問題を自分で解いたことがない
これこそ真っ先にやるべき、という話。
理由は以下の2つ。

入試問題を解く意味1:目標の把握

目標を達成したいなら目標のレベルを把握するのは必須。
資格試験を受ける際に過去問を見ないことがあるだろうか。
どんな問題が出るかも把握せずやみくもに勉強するだろうか。

子供が受けそうなレベルの入試問題の出題範囲や難易度を確認する。
合格者平均なども確認して到達すべき状態を具体的にイメージする。
そこから逆算して入試までに合格ラインを超えれるように階段を考える。

それをせずに子供がある難易度の問題を解けたり解けなかったりすることに一喜一憂するのは意味がわからない。

余裕があれば文部科学省の学習指導要綱まわりも見ておくとよい。
入試問題で出される分野が指導要領的にどういう位置づけか把握できる。

入試問題を解く意味2:指導の質の向上

入試問題を本番と同じ時間で実際に解いてみる。
ミス以外で解けない問題があるなら子供に教える以前の問題である。
教える前に自分が勉強した方が良い

子供の立場になって考えて欲しい。
小学生が受ける入試問題すら解けない大人に教わりたいだろうか。

自分が勉強することで得られることもある。
子供に先だって習熟過程を経ることで、その経験を活かすことができる。

どこに難しさやややこしさ、勘違いポイントがあるか。
それを把握して教えることで指導の質は向上するだろう。

まとめ

以上、子供に勉強教えるなら真っ先にやるべきこと、それは「志望校レベルの中学校の入試問題を解くこと」という話だった。

入試問題はその中学の公式HPに行けば大抵公開してある。
四谷に無料でアカウントを作ると過去問データベースが見れたりもする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?