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第一回たもとの会の参加者の方からレポート届きました。

1月30日のたもとの会に参加してくださったAZさんからレポート届きました!!
あの場で感じたことをこのようにテキストで届けていただけると、「あぁ、こんなふうに感じてあの場にいらっしゃったんだ」と感慨深く、自分とは違う感覚が面白く、また共感できることが書かれていたらうれしく、ほんとにこういうご報告はなんていうのか、とにかくありがとうございます!です。
企画した者として、冥利につきます。
(書いている内容について、その場にいなかったらちょっとわかりにくいかと思うのですが、2時間のあいだに部屋のとなりにあるキッチンで玄米を炊いていました。最後におにぎりにして食べてもらったというおまけ付きの会でした。)
以下、AZさんのレポートです!

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たもとの会の第1回目が行われました。簡単なレポートを書ければ、と思っています。
15人ほどの参加者が少し歪な円状に座り、企画者の増井さんが話を始めました。
今回の読書会は、企画者が本をすべて読み込みそれをレジュメにまとめたり、あるいは参加者それぞれに章を割り振って進めていくようなやり方とは違い、ほとんど全員がその日初めて本を手に取り、よーいドンで全員同時に本を黙読し、全員が読み終えたらそこからお話をする、というやり方です。自ずと本を読み終える時間には差が出るので、各々がさまざまな時間の過ごし方をされます。携帯を見ることは控えてもらいましたので、手持ちぶさたそうに周りをキョロキョロする人や、もう1度読み直す人、他の章をパラパラとめくる人、本とは関係のない作業に移る人...など。20分ほど経って読み終えた人は2/3ほど。本をめくるパラパラという音と、圧力鍋で玄米を炊く、シューーッという音が時折鳴り響く、少し不思議な空間でした。
全員が読み終わったのはちょうど8時ころ。残り1時間で15人が一斉に話すというのは中々難しく、自然と1人、1人、感想を述べていく流れとなりました。本を読んで受け取った感想はさまざまでしたが、ある人が、身近な人の死を体験した人にとって、こういう癒し合いの場が必要なんだろう、という趣旨のことを仰いました。たしかに、あの場に癒しを必要としていた人はいたかもしれません。けれど、癒しを必要としていない人もいたと思います。癒す側、癒される側、と分かれるわけではなく、近いようで交わらないそれぞれの暮らしを送りながら、イベントを接点としてたまたま身体がそこに集合した。そこから生まれるものは、予測された希望や、わかりやすい結果ではなく、そこに集まり、同じ時間を過ごすという過程の共有なのではないかと思います。そうした過程が撚り糸のようにつながりながら、今の自分たちが生きている時間を作っているような印象を持ちました。
会が終わった後、炊きあがった玄米で増井さんがおむすびを作ってくれました。そのおむすびを頬張っている時、どうしようもなく生きようとする身体を感じていました。

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こんなふうにレポートを寄せてくださいました。
いいなぁ。
「撚り糸のようにつながりながら、今の自分たちが生きている時間を作る」
「どうしようもなく生きようとする身体」っていうのも。

それから次回の告知ですが少し2月始めにお知らせした日時は変更になっています。すみません2月29日(土)です!
https://kokucheese.com/event/index/591186/

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