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かこさとしさんのお誕生日

今日、3月31日は、日本を代表する絵本作家の一人であるかこさとしさんのお誕生日です。

グーグルのサイトを開くとDoodleという
イラストが表示されてるのにお気づきでしょうか。
きょうのDoodleはかこさとしさん生誕97周年となっていますよ。

かこさとしさんの絵本は幼稚園の読み聞かせでも使われているし、
書店に行けば絶対に置いてありますね。

なんと600冊以上もの絵本を残されています。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」
「からすのぱんやさん」 が有名なんですが、
私はその中でも「どろぼうがっこう」が好きなんですよね。

どろぼうが学校に行って一番わるい泥棒になるために勉強する
っていう設定からして面白い。

出てくるどろぼうたちが、みんなすごい怖い顔をしています。
顔に傷があったり、髭を生やしていたり
明らかにおじさんです。

それが学校で椅子に座って真面目な顔で
立派な泥棒になる勉強をしているところが、可笑しいんですよね。

みんなで遠足に行くところがクライマックスなんですが、
これは実際に絵本を読んでみてください。

私が小学校5年生の時のことです。
うちのクラスは学期終わりにお楽しみ会っていうのがありました。
何人かの仲良しグループに分かれて出し物をするというもので
リコーダーを吹いたり、手品をしたりする中で、
あるグループが「どろぼうがっこう」を元に劇をやったんです。

それがクラスの人気者の、いつも悪ふざけしているような
ちょっとお調子者の男の子たち。
これが、むちゃくちゃうけたんですよ。
元のお話が面白いのもありますが、
男の子たちが真剣にふざけているのが良かったと思います。
先生も大笑いしていました。 もう拍手喝采でしたね。

あんまり面白かったので、次のお楽しみ会では
自分たちで脚本を書いて「どろぼうがっこう パート2」
を公演。これも大人気でした。

そのうち、クラスのみんなも、この劇に出たいって言い始めて、
オーディションもやっていましたね。
ちなみに私はそのオーディションに落ちました。

そんな感じで、みんな毎回楽しみにしていたんですが、
同じことをやっていると飽きてきちゃったのか、
いつの間にかやらなくなっていました。

当時のクラスメイトは覚えているかしら。

かこさとしさんの、ひとつの絵本にこれだけの思い出があります。
小学生の頃に読んだ絵本のことと
その時の出来事をこんなにはっきりと思いだせるのは、
印象的な出来事とセットだったからですね。

思えば教室にはいつも絵本が置いてありました。
この絵本は対象年齢、4歳からとなっているんですが
5年生のクラスにあったということは
担任の先生のおススメ本だったのかもしれません。

先生も子どもの時に、読んで面白かったから
教室に置いてくれていたのかなと思いました。

こんな風に、心に残るような絵本を作っていきたいと思いました。

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