誕生日プレゼント

小さなころ、親から何貰ってたか記憶を遡ってもコレと言って印象に残るものがない。

夫に聞いても、もらってなかった気がする、、、と。

そんな私たちなので、
我が子にも誕生日にあげないことにする！
とはさすがにしたくなかった為、とりあえず子になにが欲しいか質問してみた。

サンタからのクリスマスプレゼント、Google homeに満たされているのか
はて？みたいな顔ののち、
アレクサかなあ？とか言ってみたり
わからない！と言ったり。

幸か不幸か、あまり俗物的なオモチャを知るタイミングなく5年ほど生きている為、
欲しいものの引き出しが少ないんだろうとは思う。

絞り出した答えとして、

「キリンのおもちゃのおみせ(トイザらス)にみにいってきめる」

とのこと。良きアイデアを思い付いたなと感心したので、さっそく連れて行ってあげた。

だが。
だが、、

あんなに夢のようなワクワクする空間の中、
アレもコレも魅力的に感じて、かたっぱしからコレがいいと言いだすも
私フィルターや夫フィルターにより、
何かに理由を付けてダメと言われる可哀想な息子、、。
運動系のグッズコーナーに連れて行かれるもインドア派の彼は当然だけど全てイヤだとなり、
なぜかエアガンコーナーに誘導する夫によって、そこまで欲しくもなさそうなエアガンにさせられそうになり、、

夢の空間で、あらゆる欲を全て制されるなんて残酷過ぎるかなとか、コレなら連れてこなきゃよかったかなとか、私が夫を制して子の言う通りのものを買ってあげるべきか、、色々考えあぐねていると、
もう一周見て回りたいというので最後に一周一緒にみてまわり、
ふと息子が手にしたギミック付きドミノに
私がそれいいじゃん(息子はピタゴラスイッチ大好きで、赤ちゃんから使ってる積木でドミノ作るのをたまにやってるから)と言ったら、
そうなの！コレが欲しかったんだよ〜！！と安堵した顔で欲しい欲しいと飛び跳ねながら言い出した。

親の顔伺って、妥協して言ってるんだろうなとか
本当はテレビゲームやレゴがあること知りながら、そっちはまだ欲しいと言っちゃいけないと理解してるのかなとか
色々気を使わせて、本当に欲しいと思うものを言ってないんだろうなとかとかとか、、、

色々思いながらも、
我が家のスタイルとして
みんなで協議してみんなの納得するモノを選ぶことが常となっていくことで、
息子はその中で自分の意見を主張して相手を説得する力を身につけてもらおう。

という結論で私のモヤモヤを昇華させた。

まだまだ、親の都合が全ての世界に生きる息子。
大人になってそのしがらみに苦しんでる私のようになって欲しくないので、
ちゃんとそこから自我を見つけて主張して発展していってくれるように育ててあげたいと、
切にセツに思ってる。