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悲しみよこんにちは

初任者研修と言う介護系の資格を取る事になり、現在受講中。きっかけは2月に亡くなった父さん。
父さんが亡くなる直前の数ヶ月間通ってたデイサービスの社長さんが、ニートの僕に「お父ちゃんが繋いでくれた縁だと思ってウチで働かないか?」と誘ってくれて、受講料まで払ってくれる事に。

父さんが死んだ日、もう人生どうにでもなれケ・セラ・セラだぁって思ったけど、自分が介護職に就くとは思わなかった。正直父さんの介護は大変でストレスが半端なかったし。そんな自分が他人の介護出来るか不安だけど、もうなるようにしかならない。
まあ、他人の介護だから無償じゃないしいいかとも思う。

授業じゃ色々な理由で介護を必要とするお年寄りの事を座学と実習で学ぶんだけど、体が不自由なお年寄りの葛藤とか、せん妄を見るお年寄りの心理について学んだ時、父さんと重なって泣きたくなった。
あの時ああすればよかった的な自分を責める様な事は、死んだ父さんが生き返る訳じゃないから思わないって決めたのに、父さんの気持ちを全然わかってあげられなかった自分の事が授業でどんどんわかってくる。余りの不甲斐なさに発狂しそう。

車椅子がなきゃ外出出来なくて家じゃほとんど寝てた事、尿道カテーテルが入ってて自力でおしっこ出来なかった事、せん妄で幻覚が見えて怖かった事、どれだけ父さんは辛かっただろうか?
どうして僕はそんな父さんに優しく出来なかったんだろ?今なら父さんの気持ちがわかるなんてホント僕はダメだなぁ。

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