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山形県にあるキリスト教主義私学の高校教員 ことばにしがたいものを、どうにか、ことばにし…

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山形県にあるキリスト教主義私学の高校教員 ことばにしがたいものを、どうにか、ことばにしたい

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大人のためのサンタクロース考—「サンタは実在するか?」を本気で考えた

我が子から「サンタさんって本当にいるの?」と聞かれたら、どう答えるだろうか。一年前だったら、ぼくはどう答えたらいいか分からなかった。 ある種の後ろめたさを覚えながら「いるよ」と伝えるか、 あるいは「ねー、どうなんだろうね、父ちゃんも直接見たことはないからなぁ…」と御茶を濁すか。 未就学の子どもが四人いるぼくは、「これは将来質問されたとき困ったことになるかもしれん」と一抹の不安を覚えていた。 けれど、先日のクリスマスに心境の変化があった。 12月25日の朝、サンタクロースか

    • 死んで終わり、じゃない

      この夏、祖母の葬儀で帯広まで行った。山形から東京回りで北海道に向かった。未就学児4人を連れての大きな旅だった。 祖母との思い出はそれほど多くない。この度の訃報を聞いたとき、故人を偲んで涙を流すこともなかった。 葬式で「悲しいね」と語りかけてくる娘に、僕はどう返したらいいか分からなかった。自分が深く悲しんでいるとは、思えなかった。 そうだ、僕は元来薄情な人間だった、と気づく。 そんな僕ではあったが、葬式という場は多くのことを教えてくれた。 葬儀の終わりに、父と姉とが祖母との

      • 「猫と話せるようになった男の話」

        突然ですが、皆さんは猫と話しができますか。 うちでは3匹の猫を飼っています。今日は、その猫にまつわる話をします。 僕はつい先日まで、「猫と話ができる」ということを信じていませんでした。 夫婦で話している時、「今ドラえもん(猫)がこう言っているよ」とか、「おもち(猫)が話しかけてるよ」と言われることがあるのですが、大抵「ホントかなぁ」と思っていました。 確かに、猫がニャーと鳴く。何かを訴えているのかなぁと思うことはある。でも、それがどんな意味なのか、どんなことを言おうとして

      大人のためのサンタクロース考—「サンタは実在するか?」を本気で考えた