見出し画像

類似性で共感し異質性で成長する。

私は人というのは「類似性で共感し、異質性で成長していく」のだと思います。

似た者同士だからこそ、お互いに共感し好きになる。でも似た者同士だけだと、結果的に成長スピードが遅くなります。広がっていかないからです。かといってはじめから異質だと共感できずに好きになれない。
組織において、人数が増え多様性が増してくるということはとてもポジティブですが、異質性が行き過ぎると空中分解してしまいます。また、増えるほどに全員が気の合う仲間というのは難しいかもしれない。

でもよく考えてみると、「この人とあまり話さないなあ」「この人苦手だなあ」と思う場合の理由ってうまく言語化できないことが多いと思うんです。それってつまり、お互いを知らないから苦手だということなのではないかと。それで苦手に思うと、ますます相手を知ろうと思わないから、興味も持たず余計に知らないが増えそれで苦手に思うと、ますます相手を知ろうと思わないから、興味も持たず余計に知らないが増えて、ますます苦手の悪循環になるのではないかと。

こういう悪循環を断ち切るのって、結局問答無用でお互いを知る努力、好きになる努力をまずしてみるってことだと思います。つまり相互理解。

世の中、完璧に気が合う人も合わない人もいなくて、一人の人の中に気が合う面と合わない面が混在するものだと思います。だとすれば合う面を引き出して合う人と思うか、合わない面を引き出して合わない人と思うかは、その人の問題ではなくて、結局自分の問題なのかもなあと思います。

(写真と本文は関係ありません: 巣を作るセキレイ@竹田城の麓)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?