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子連れでバリ島移住、 下見ツアーその3. ウブドで文化体験など。

こんにちは。暖房をつけるか迷う、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。#066

2008/4/24「ウブドの朝です」

後半の宿はウブド。

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ウブドの朝は鶏100羽なみのコケコッコーで始まります。
窓から見えるのは田んぼばかり。
今度の宿泊先ではネット環境を確保できず……。
パソコンを持参していれば無線でなんとかなったようです。

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リビング? テラス? に池があります。
解放的でとても快適。

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池の神様と次男(左)

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犬。

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バリ島には綺麗なお供え(チャナン)がたくさん

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毎日、敷地内のお寺や田んぼにお供えします。

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でも夕方には平気でポイ。
この辺、結構びっくりしました。神様用の大事なものなんじゃないの、と。
道端にもチャナンがあるので、うっかり蹴ったりまたいだりして焦るんだけど、「供えてお祈りした後はどうでもいい。気にしなくていい」とのことでした。ホントかな。

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子供たちは宿の子供たちやお隣の子、親戚のおじさんとウクレレひいたり凧上げしたりして過ごしています。
2年くらい住みたいな~。やっぱり。

2008/4/24「お猿の森、モンキーフォレスト」

昼頃、お猿さんがたくさんいる森へ行きました。

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敷地内はお猿だらけ。

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油断していると物を取られるので、恐怖の距離感。

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ソフトモヒカン。

2008/4/24「ラカレケで文化体験」

昼はウブドのラカレケというカフェレストランで文化体験を。

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初めて見るガムラン。

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ガムランは癒しの音色。楽しいな~。

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凧に色塗り。

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どうしてもやりたいココ。

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物づくりが好きな長男は過集中を発揮。

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音楽好きの次男はきちんと座って指導を受けています。
夜はケチャを見てきます。子供たちの反応が楽しみ。

2008/4/24「ケチャも楽しかった~」

夜はケチャを見に行きました。

ケチャ (kecak) とは、インドネシアのバリ島で行われる男声合唱。または呪術的な踊り(サンヒャン)にともなう舞踏劇。バリ島では「k」を発音しないため、現地ではチャと呼ばれている。―Wikipedia

ケチャに対する予想を長男、次男に聞いてみたところ

長男「4、5人のひとが踊る。女のひともいる。洋服はバリの普通の格好」
次男「登場人物は8人。それ以上はありえない。楽器を使って踊る」

とのこと。
実際、始まってみると180人のケチャダンサーの登場で圧巻。

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(写真撮り忘れたのでphotoACからイメージ拝借)

長男・次男とも恐がることなく見入っていました。
1時間以上の上演なので、途中で飽きてうろうろしていたけど、思ったより喜んでくれて良かった。

泣くと思っていた三男ココはというと……。

途中で出てくる悪いひと(こわいこわいのおじさん)に向かって両手を差し
出し「こわいこわい~! だっこ」って、オイ! 大好きか!
その後、群集のケチャの声に紛れてココの「こわいこわい、だっこ!」「ぴーぴーちゃん、だっこ!」という声が響いていました。
最後、とても良いシーンで「こわいこわい! ばいばーい」と言って恥ずかしかったです。

すべてが終わったあと、写真撮影させてくれたんだけど、近くで見たら本当に恐かったらしく顔がひきつっていました。

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怖いよ~。エーン。

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長男・次男は楽しかったようです。
いや~、良かった良かった。

夜は宿の近くにある日本人がやっている屋台、ワルンソフィアで食事。
バリ島の代表的なビール(ビンタンビール)はあっさりしすぎて水のよう。
毎日、昼間からガンガン飲んでも酔わない。
1日大瓶3本くらい飲んでます。

2008/4/25「サンバルづくり」

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バリ島で最も好きな文化はチャナン。かわいすぎる。素敵。

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敷地内の祠にも、毎日正装してチャナンを供えお祈りします。

午前中、ワルンソフィアで現地の料理を教わってきました。
バリ島ではどんな料理にもついてくる辛いソース「サンバル」の作り方。

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ニンニクの皮を剥いています。真剣!

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石のお皿ですり潰します。やりたくて泣くココ。

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作ったサンバルでナシチャンプル完成♪

後半は集中力が続かず、長男は本に過集中、次男は裏口から抜けて隣の家の鶏を追いかけ回していました。ひなを触ろうとして親鶏に蹴られてたよ。

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店員さんが寝かしつけてくれました。

バリのひとたちは本当に本当に子供が好きみたい。
特に赤ちゃんは放っておけず、全身全霊で相手をしてくれます。
うちの子たちも現地の大人がしっかりと向き合ってくれるので、とてもなついてる。こういうところが「いいなー」と思うね。

午後は宿のひとたちにベビーシッターをお願いして、叔母と母と私の3人でウブドの中心地へ。
いまはbali3000というネットカフェで快適な時間を過ごしています。
明日の夜にはもう帰路につくので、色々と考えています。

いま日本で子供たちや生活のためにかかっているお金、それで得られる環境、自分がどんな環境を望んでいるのか等々。
子供たちにとっていま一番大事なことが何なのか。
ちょっと考えをまとめて、家族とも相談して今後を決めていきたいと思います。

詳細を検討する前の青写真としては、来年の春にはバリ長期滞在の目処を話していたいなぁと。夫が仕事を辞めるのは難しいと思うので、行ったり来たりの生活がしたいなぁと。
今年1年は色々とやり残したこととか、手話の勉強とか(バリじゃできない!)、仕事の準備とか、学校のこととかを整理整頓して、春以降に具体的に動き出すと。
ちなみにバリでは7月からが新学年のスタート。現地の安いのんびり学校に行くとしたらインドネシア語をマスターしないといけないから、語学留学を先にしようかしら、とか。
夢は膨らむわ~。次男はワルンソフィアで働くと言ってます。
長男は予想通り職人さん体験にどっぷりハマっています。
でも毎日のように「パパにメールする」と言っているので、寂しい面もあるのかな?
ま、私の人生と家族の人生、重なる部分も多いので一緒に考えていきまーす。

■当時をふりかえって補足 2021.11.19
2008年当時はまだガラケーの時代、PCも持参していなかったので、ネット環境の確保に苦戦していましたね。いまでは苦労無いだろうな。
手話の勉強も仕事も、オンラインで全部できるものね~。
バリ島は時間の流れがゆったりで、子供を見守る大人の数も多く、私にとって理想的な環境でした。
ココの洋服を現地で購入したら、写真のようなことになりました。
長期滞在後もバリ島と日本のセンスの違いを随分楽しみましたよー。


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