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ヘビメタに厳しいアジサイの名所

はじめての方、はじめまして。お馴染みの方、こんにちは。
ポケモンと旅する癒し系スライドショー作家のCHテイルズです。

そろそろ、鬱陶しい梅雨を迎えようとしています。日毎に、晴天の時間が減っているようで、気分的にもじめぇっとしてしまうのですが、お日様が出てくれば出てきたで、これまた暑い。ちょうどよい陽気にならないものか、と空をにらんだりする所でございます。

¶ 梅雨時のぬい撮りポイント

ところで、この梅雨時にぬい撮りをしようとすると、どんな所でするのが適切だと思いますか?雨天が多いという観点からすれば屋内が一つの候補になります。当然です。ですが、止まない雨はない、いつか晴れる日がやってくるのですから、そこを狙って撮影に出掛けることもできるわけです。

では、晴れた日に何を撮るのか。順当な所からいけば花なのですが、この季節、咲いている花が減ってくる時期でもあり、ある一つの花を除き、余り見られなくなる時期なのです。すると、また、撮影対象探しに頭を悩ましてしまうんですが、そうこうするうちに、また雨になったりしてねぇ…
でも、その一種類だけは、よく見られるんです。そう、皆さん、お気づきのアジサイです。後述しますが、アジサイは、関東以西なら、きわめて多くの場所で鑑賞できます。なので、撮影のポイントとしては、どんなアジサイをどう撮るのかがポイントになってきますし、行先によって混雑具合は大きく変わります。そこで筆者は、アジサイでぬい撮りする場合には、撮影場所探しが最重要と考えております。特に後者の条件、混雑具合を気にします。ですから、梅雨に向けて、アジサイ撮影地をしっかりと把握しておかないと、思っているほど咲いてなかったり、さんみつ撮影になってしまったり・・・なんて事もあるかもしれません。

偉そうな講釈を垂れましたが、実際に自分が、梅雨時、どこに撮影をしに行っているのか調べてみました。2018年と2019年の6/11~7/20の期間を対象として出してみると次の表の通りになってました。

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あら、アジサイ以外の花も、いっぱいあるやん!

すいません、嘘書いてました。花はあります。ごめんなさい。
まあ、梅雨の早い時期のものなんですが、あやめ、ハス、そして、大穴だったのがラベンダーです。そう、関東の平野部では6月に、彼の紫の花が見られるんです。この辺の花については、また別の機会に書くとして、今日は表の下から3行目のアジサイの撮影地(2018年に訪問)について書こうと思います。

¶ 南沢あじさい山って何処?

さて、関東以西なら、どこにでもあるぞ~というアジサイの名所、関東でいえば、一つの都道府県で十か所くらいは名所が見つかりますが、でも、株数が1万株を超えてくるとなると、そこそこ絞られてきます。この南沢あじさい山も、その1万株クラスのあじさいの名所です。ところが、それだけの植栽数を誇りながらも意外と知られていない場所のようで、筆者の知り合いに尋ねたところ、数名を除き知らなかった場所です。でも、所在地は東京都。一体、どんな所なんだ?って思いません?

¶ アクセス

早速、南沢あじさい山の地図を見てみましょう。

東京都とは思えないような地図ですね。南沢あじさい山があるところに通っている道路は、林道ですよ。それもそのはず、ここは東京都の西の端っこの方の山地、あじさい山とは、文字通り、山なのです。
さて、ここへのアクセスですが、公共の交通機関の場合は、最寄り駅が武蔵五日市駅となります。

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都心部からは、JR中央線で立川駅、そこで、JR青梅線に乗り換えて拝島駅へ、さらに、JR五日市線で終点の武蔵五日市駅にやってくるというルートになります。土日祝日だと東京駅から武蔵五日市まで直通の特別快速列車もありますので、意外と便利なんですよ。
ちなみに拝島駅には、西武線も乗り入れているので、西武新宿駅、または、高田馬場駅から西武新宿線で小平駅、そこで、西武拝島線に乗り換えて、終点まで来るという方法でも来ることができます。
さらに言えば、拝島駅には、JR八高線も乗り入れているので、横浜方面や埼玉方面から来る場合、八高線もルートに使えます。拝島ってすごい交通の要衝になってます。
拝島駅から武蔵五日市までは、およそ20分の電車旅。昼間は30分に1本電車が走ってます。東京都の端っことは言え武蔵五日市駅までは、ちょこっとレベルの田舎と言えましょう。
問題はここから。目的地である南沢あじさい山は、この武蔵五日市駅からおよそ2.8km離れた所にある山です。そして、そこまで公共の交通機関(路線バスと言いますね)がないという悲しい事実。そう、交通手段は徒歩しかありません。いや、正確には、タクシーという第二の選択肢があるにはあります。実際に例の林道を歩いている時、結構、横をタクシーが通過してましたから、タクシーで向かう方も多いようです。が、ビンボー作家は片道2.8kmくらいなら徒歩を選択し、40分の道のりを歩きます。この徒歩は、ヘビメタ(ヘビーメタルではありません、ヘビーメタボです)な筆者には、かなり辛いんです。でも、歩いていればネタの写真が撮れますから、そこは我慢です。

¶ ヘビメタに厳しい徒歩40分

40分も歩くとなれば、スマホのグーグルマップを片手に、地道に歩いていくのが相場です。さて、まず、目に入ってくるのが、駐車場越しに見えるJR五日市線の高架橋。その橋脚を見て下さい。これがアーチなんです。美しいですよね。これが連続して見える光景は、結構、綺麗です。

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①武蔵五日市のJR線アーチ高架橋

五日市線の高架をくぐり幹線道路から離れると、丘の上の住宅地的な雰囲気の地域に入ってきます。すると、この地域にわんさか存在する謎のポールが顔を見せます

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②あきる野市の至る所で見られるポール(実はここで初めて気がついた)

このポールは、そこらかしこで見かけます。謂れを確認していないので、どうしてそんなに立っているのかわかりません。ま、でも、この笑顔、かわいらしいので、歩くのに飽きたらカメラをパチリとやっておいても良いでしょう。ちなみに進行方向右手に谷が見えるこの場所の直前に、飲料の自動販売機が何台かありました。この先は、自動販売機がありませんから、必要な飲料は、ここまでに仕入れておきましょう。この先は山の道ですしね。

さて、そうこうするうちに民家がどんどん減少し、林の中に突入、そして、自然人村というキャンプ場のところまで参ります。ここまでくると、道沿いにはっきりとアジサイを見かけるようになります。そして穴澤天神社という神社を過ぎると、ここ深沢地区の観光案内図に出会います。

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③穴澤天神社の側にある観光案内図

この看板の場所から、南沢あじさい山は、850mくらいです。実際に何mと書いてあったかは、カイリューの触覚で隠れているのでわかりませんが、1kmを切っていたとうろ覚えながら記憶しています。残りの道のりが1kmを切ると、残りちょっとだ!という気分にさせてくれますね。

このまま進み、川沿いの道を左に折れて、星竹林道に入りますと、いよいよ、アジサイ群のお出迎えです。

お出迎えアナベル

④白いアジサイの群落

まだ、あじさい山ではないのですが、なかなか綺麗です。周囲の山も新緑の季節が終わろうとしている時期なので緑が美しい。

残り、あと僅か250mくらいです。最後の上り坂を登れば、あじさい山の入口です。入口手前で入山料を支払って、ハイキング道を登ります。ちなみに、山登りは、この入口を入ってからが本番です。

あじさい山入口

⑤あじさい山入口

ここまでのルート(約2.8km)を下のマップにしました。note記事の写真の位置もマップ内に記してありますよ。

ちなみに、各ポイントの写真は2018年のものです。ご承知おきください。

¶ 壮観あじさい山のスライドショー

それでは、あじさい山のアジサイを見てまいりましょう。まず、全体を見て頂くために、動画でご覧ください。前半は、あじさい山に至るまで、つまり、先程まで述べてきた山道の様子のスライドショーなので、あじさい山の様子をさっさと見たいという方は、真ん中のあたり(2分34秒くらい)まで、進めて下さい。

ということで、ここのあじさいの感想を述べると、

 ■1万株は伊達じゃない。さらに種類が豊富
 ■いろんなアングルで見ることができる
 ■山を上り下りするので、やっぱりヘビメタには厳しい
 ■鑑賞に訪れるお客さんは思っているより多い

こんな感じです。
ちなみに、ここの植栽、管理は、南沢さんという個人の方が、一人で何年もずっと行ってきていらっしゃるとのこと。ボランティア支援者もおられるようですが、その執念と努力に頭がさがります。

¶ 併せて行きたい訪問地

ちょうど、今まさに、あじさいの季節がやって来ることですし、是非、この場所を訪問してほしいと思います。トップクラスの名所に比べれば、断然、人が少ないでしょうから、新しい生活様式的あじさい名所(自分で言っていて意味わからん(笑))だと思います。
そこで、このあじさいとセットにして楽しみたい場所をご紹介します。駅から片道2.8kmも歩くしねぇ。

1)深沢小さな美術館
南沢あじさい山の山の入口付近から、1.2kmほど離れたところにある美術館で、NHK「ぷりんぷりん物語」の人形制作、美術を手掛けた友永詔三さんの私設美術館です。木製の彫刻が多数展示されているようなんですが、実は筆者も未訪問の場所のため、詳細はわかりません
ちなみに、あじさい山と合わせて、この場所を訪問し、武蔵五日市駅との往復が徒歩であれば、合計で7km以上(あじさい山中、どれくらい歩くかで+αが変わります)歩くことになります。健脚でない方は、タクシー利用を考えておいた方が良いかもしれません。

2)石舟橋と瀬音の湯
武蔵五日市駅の西側にある秋川渓谷沿いの温泉施設の瀬音の湯と、そこへ渡るために架けられた歩道吊り橋「石舟橋」です。石舟橋からの秋川渓谷の川の景観が良いのと、歩いて疲れた足を休める温泉の双方が楽しめるという、ちょっと欲張り的な楽しみが味わえます。石舟橋周辺の景観は、以下の動画でご確認ください。

瀬音の湯は、アルカリ度がとても高い温泉で、いわゆる美肌の湯です。pH10のお湯で、肌がつるつるになることでしょう。

さて、ここへのアクセスですが、武蔵五日市駅より、西東京バスにて十里木バス停へ向かい、そこで下車。十里木交差点を直進すると、歩道が右に分かれるので、右方向の道を行くと石舟橋に出ます。瀬音の湯は、石舟橋を渡って、そのまま一本道を道なりに歩けば到着します。

武蔵五日市駅周辺には、他にも鍾乳洞、滝といった自然豊かな観光スポットがありますので、一度、足を運んでみて下さい。

¶ 結び

ハイ。というわけで、いかがだったでしょうか?
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