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二つのぬい撮り法

初めての方、はじめまして。わたしを御存じの方、こんにちは。
ポケモンのぬいぐるみ写真でスライドショーを作っているCHテイルズです。

前回の記事では、わたしがポケモンのぬいぐるみ沼に嵌るところを書きました。その中で、一目惚れしたアローラロコンと、同じ時にお迎えしたアローラサンドとで、サンドの方を頻繁にぬい撮りに連れて行くようになったと書きましたが、なぜ、そうなったのか…

という話に入る前に、まず、ぬい撮りの方法についてお話しします。これは、わたしが独自で述べているだけなので、世間で通用する一般語ではないと思いますので、そこはご留意ください。


2種類のぬい撮り方法

ぬい撮りの方法を分類すると、ぬいぐるみをどこかに置いて撮影する「置き撮り」と手に持って撮影する「手持ち撮り」の二種類があります。どんな写真を撮りたいか、どんな風にぬいぐるみを扱っているかによって、どちらの方法を使うかが分かれてきます。ですから、いずれか一方だけしか行わない人もいるでしょう。ただ、この二つの方法に優劣があるわけではなく、どちらにも利点、欠点となるべき特徴があります。そして、ここで発生する欠点が克服すべき課題になってきます。
尚、ここで言っている「手持ち撮り」とは、お分かりだと思いますが、ぬいぐるみを手に持って支持する事で、カメラを三脚を使って固定する事ではありません。カメラはあくまで手持ちです。

置き撮りの利点欠点

まず、置き撮りについて説明いたします。
先にも書きましたが、この方法は撮影対象のぬいぐるみを、机、テーブル、いす、膝の上など、どこかに配置して撮影する方法を指しています。そのため、必要なのはぬいぐるみを置く場所だけです。置き場はどんな所でも良く、置き場所さえ決まってしまえば後は写真を撮るだけと、大変お手軽な撮影方法です。
お手軽なだけに欠点も多く、次のような点が挙げられます

  • 置き場の都合上、背景やサブテーマを自由に選べない

  • 屋外での置き撮りでは、主題にするには小さすぎる事も多い

  • 自立できないぬいぐるみは、寝ている状態、横向きの状態でしか撮れない

  • 自立できるぬいぐるみでも想像以上に倒れやすい。倒れると落下しやすい

この方法で撮影する時、わたしが一番嫌なのは、バランスが崩れて落下する場合があることです。落下の結果、濡れる、汚れる、紛失するという事にも繋がります。これが最大の欠点です。したがってお手軽とは言いましたが、置き場所は神経を使って選ばなければなりません。要は、この撮影方法では、ぬいぐるみの置き場所に、かなりの制約があるということを理解しておく必要があります。
一方、この撮影スタイルは、撮影者がぬいぐるみを持っていませんので、写真に撮影者の手が写り込むことがありません。これが最大の利点です。

廃校の行程で遊ぶポケモンたち (エーフィはちょっと年上のようです)

わたしのような、ぬいぐるみが何かを楽しんでいる姿を主題にしようとしている場合は、撮影者の手や自撮り棒などの固定具が写り込むのはできるだけ避けたい事です。置き撮りは、この問題を最初からクリアーしているわけですから、これほど良い事はありません。

手持ち撮りの利点と欠点

続いて、手持ち撮りについて説明いたします。
こちらは、文字通り撮影対象のぬいぐるみを手に持って撮影する方法です。いかなる場所、いかなる背景に対してもぬいぐるみを向けることができる撮影方法なので、撮れる構図などのバリエーションは豊富です。
特に手とカメラの位置関係からすると、ぬいぐるみをかなり大きく撮影できるため、遠近法を使って距離感やサイズ感を変えることもできる優れた方法です。

彼岸花の上を滑空するエモンガ(無加工写真です。支持場所わかりますか?)

しかし、ぬいぐるみの固定を手で行うということは・・・

ぬいぐるみを固定する手が写り込む

という大きな欠点を抱えていることになります。手がぬいぐるみの固定するためのものという意味では自撮り棒も手と同じです。場合によっては自撮り棒の方が人工物ということもあって、より雰囲気にそぐわない場合もあります。いずれにせよ、写り込まないよう撮影時にカメラのフレームの外に追い出すか、写り込んでしまったら後加工でトリミング、加工して消去といった処置が必要になる場合が多いです。他にも欠点があり

  • 手持ちをできるぬいぐるみは、一人なら、せいぜい1体か2体が限度

  • カメラのシャッターが右手の人差し指の位置にあるため、自然と手持ちのぬいぐるみは左手となり、その結果、写真の中央から左側にぬいぐるみが配置されることが極端に多くなる

  • ぬいぐるみとカメラを同時に固定するのは難しく手振れしやすい

といったものも含んでいます。特に手振れは厳しいです。カメラかぬいぐるみかのいずれか、もしくは両方がぶれるのですから、シャッタースピードが長くなる撮影は絶望的と言わざるをえません。つまり、明るい場所でのみ撮影するとか自ずと限られてしまう事は理解しておく必要があります。正直、タコのように手が8本くらいほしいと思いますが、できない相談なので、可能な限り欠点を減らす撮影を行うしかありません。欠点を克服できれば、ぬいぐるみたちを素晴らしい構図の中に収められるので、様々な表現ができるのですから。

置き撮り、手持ち撮りに適した撮影

ここまでの内容を整理した表をおいておきます

撮影方法の比較表

表の最後の3行にポケモンのぬいぐるみで実施した時のことを書いておきました。だいたい、どのポケモンでも、置き撮りか手持ち撮りのいずれかでそれなりに撮影ができると思っています。中でもカイリューやヌメルゴンなどのドラゴンタイプは優れもので、どちらの方法で撮影しても、違和感のない写真になることが多いです。
逆に、一体だけ、まったく撮影に向かないぬいぐるみがいます。それがツタージャ。ツタージャのぬいぐるみは自立が難しい上に、手持ちでもバランスが悪く、前後左右に倒れたりしてしまうのです。お気に入りのポケモンだっただけに、結構哀しかったです。しかしです!これを見て下さい

撮影に出せずにいたツタージャが…

ツタージャが立った!

なんと、立てるんです!置き撮りに成功しました!この話は、またいずれ。

アローラの2匹は…

さて、ここで、アローラのリージョンフォームの2体、アローラロコンとアローラサンドについて考察しておきましょう
ぬい撮りを始めた頃からいるアローラの二体ですが、実は、どちらも置き撮り、手持ち撮りが可能な子たちです。二体のぬいぐるみの比較を載せます。

アローラロコンとアローラサンドのぬい撮りの比較

最大の課題は、アローラロコンはアローラサンドに比べて手持ち撮りで固定しずらいという事でした。また、余談ですがアローラロコンには「うちにいてほしい」ということでした(^◇^)
それはさておき、撮影時に気を遣う点が多いというのは、外出前に、ぬいぐるみを選択している段階で、今日は撮影に連れていくのはやめとこう、となりやすく、結果としてアローラロコンの方が、ぬい撮り旅に出かけることが少なくなりました。

撮影方法についてのまとめ

ここまで、長々と、ぬいぐるみの撮り方として、置き撮りと手持ち撮りについて、その利点、欠点を含めて説明してきました。私はどちらの方法を採用しているかといえば、その回答は『両方』です。どちらかといえば、構図の自由度から手持ち撮りの方が多いですが、2体以上のぬいぐるみを撮影しやすい置き撮りも捨てたものではありません。
そして、2体以上で撮る場合、置き撮りと手持ち撮りを組み合わせて撮ることが多いです。

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