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ポケモンGo GoSnapshot画像ピクセル数

初めての方、はじめまして。わたしを御存じの方、こんにちは。
ぬい撮りAR写真家のCHテイルズです。

さて、これから新しいマガジンシリーズとして、ポケモンGOの写真撮影機能であるGoSnapshotについてのTipsなんかを書いていこうと思います。
記事を読まれた皆様が、へー、ほー、そんな事があるのかと、知識のかけらを見つけ、参考にしてみようなどと思って頂けたら幸いです。
なお、わたしは記事内で、しばしば、GoSnapshotの撮影を、AR撮影と表現していることが多いと思います。両者に違いはありませんので、あらかじめご承知おきください。


画像ピクセル数の機種による違い

さて、本題に入りますが、今回はAR撮影(AR+)にて撮影された画像のサイズ(ピクセル数)について書きます。
ご存知の通り、ポケモンGOはスマホに実装されたゲームです。そこで、その写真の画質は、スマホのカメラの仕様によって異なります。大きく寄与するものとしてはカメラの画素数がありますが、それ以外にもGoSnapshotの画像品質に影響を与えるものがあります。
その一つが出来上がった画像の縦横のピクセル数です。しばしば、解像度とも表現しますが、それは特定の長さに対するピクセル数の事(dpi)なのですが、分母となる特定の長さは同じものとして考える事にし、あくまでもピクセル数について調査したものの比較について論じます。要は、ピクセル数が大きければ解像度は高く、画質も高いと考えて下さい。

iPhoneの機種別ピクセル数一覧

プリントサイズはカメラのキタムラ様のWebページに掲載された推奨サイズを基に記述

以上のような結果となりました。調査方法は、GoSnapshotで撮影されたJpeg写真の情報から拾いました。↓

調査方法として利用した画像(解像度と書かれた部分がピクセル数)

また、iPhoneの機械の仕様はAppleのページから転記したものです。
尚、記述したものはiPhoneについてだけですが、おそらく、Androidのスマホでも同じように違いがあります。

また、上記の一覧表で機種によって空欄になっていますが、単に調査が行き届かずに不明なものが空欄になっています。空欄の機種をお使いの方は是非教えて下さい。

ポケモンGOのバージョンによる違い

さて、この結果の数値は、2023年の9月1日以降に撮影された写真について調べた結果です。なぜ、期間を限定しているかと言うと、同じスマホを使っていても時期によって違いがあるからです。調査した範囲では、以下の期間にGoSnapshotのピクセル数が大幅に下がっていました。

2022年5月中旬頃 ~ 2022年7月末…それまでの71%程度のピクセル数である

この違いは、わたしのスマホで確認されましたが、調査に協力して下さった他の機種をお使いの方でも同じ現象が見られました。複数機種で起きたことから考えて、おそらく、ポケモンGOのバージョンアップの影響によるものと思われます。したがって、今後、先の表に比べGoSnapshotのピクセル数には変動があり、ピクセル数が上がる場合、下がる場合の双方があると考えます。上がってくれたら、とても嬉しいバージョンアップとなるのですが…
Nianticさん頑張って上げて下さい。(笑)

撮影対象による違い

ここまで記述した内容は、ポケモンBOX内いるポケモンを画面に表示させた状態で撮影したものです。撮影対象を変えると、このピクセル数が変わるという現象もあります。

GoSnapshotにて撮影できるポケモンには、BOXの中のポケモン以外に、野生ポケモンの撮影もできます。野生ポケモンとは、捕獲前のポケモンの事を指し、捕獲しようとするところでカメラのマークを押すと撮影モードに切り替わり写真を撮れるようになります。iPhone13Proをお使いのフォロワーさんの情報によると、この時撮影した写真では、長辺側、短辺側共に元のピクセル数の1/2 ( 3302x1526 → 1651x763 )になっているとのことでした。

プリントサイズは…

さて、わたしが何故この調査をしたかというと、GoSnapshotで撮影された写真をプリントしたらどうなるのかが知りたかったからです。プリントの場合、印画紙の大きさ(L版とか2L版とかの大きさの事です)に対する画像のピクセル数でプリントされた写真の鮮明さ決まるからです。したがってピクセル数が多ければ多いほど印画紙に印刷しても画像は鮮明ですが、ピクセル数が少なければ拡大することになるので画像が粗くなります。粗さを考慮に入れるならば、画像のピクセル数に応じて印刷用紙を小さいものに留めておいた方が良いでしょう。

「カメラのキタムラ」さんによれば、L版の用紙であれば推奨として大きさが 1074x1524 (短辺が1074ピクセル、長辺が1524ピクセル)となっており、これよりも小さいものは画像が粗くなるわけです。プリントの解像度は300dpiとのことです。

カメラのキタムラさんの推奨解像度が書かれているページはこちらです。

このページのデータを基にすると、はがきサイズが、短辺が10.2cmで1228ピクセルとなっており、これよりも小さいサイズ(L版やHVサイズ( L版を16:9に引き延ばしたサイズ))ならば、ほぼどの機種の画像でも範囲内と言えます。

TOLOTさんで作成したカレンダー画像(縦x横が10 x 10cm の正方形)
このくらいなら画質劣化なくプリントできる…はずである

具体的な例ですが、上記のプリントの画像(この画像自体の解像度は落としています)TOLOTさんで作成したカレンダーです。こちらは画像部分の縦横が10cmとなっており、キタムラさんの数字を基準とすると1207pxあれば足りる計算になります。つまり、ほぼどのiPhoneで撮ったAR写真でもプリントによる画質劣化はないはずです。
本体サイズが6インチより大きいものであれば、2Lサイズもほぼ範囲内となりますので、もう少し大きなカレンダーでも画質劣化はないでしょう。
尚、わたしの調査表で*が付いているものは、短辺側のピクセル数が若干不足している(5%以内)ことを示しています。また、iPhone14Pro、iPhone15Proでは8切(165mm x 216mm)でも劣化なくプリントできると思います。8切は、キタムラさんのページには記述がなかったので、比例計算して多分大丈夫だろうと判断したものですが、サービスしているお店は少なそうです。
一方で、写真館などで使用される6切やW6切サイズとなるとiPhone15 Pro Max(こちらでも若干ピクセル数が不足しています)を使わないと厳しそうです。

以上が、GoSnapshotのピクセル数に関する調査の結果です。

謝辞

本記事を書くにあたり、X (旧Twitter) にて調査にご協力いただいた以下の方々に御礼申し上げます。(機械的な迷惑ツイートを防止するため、リンクとID表示を編集しています)

@ ottya123
@ hytoAE
@ GameUmuya
@ NaoU296
@ uuuuuone1
@ siras_bosi
@ JanuaryRiver1
@ poke5genic
@ I_O_D



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