人は何歳になっても自己ベストを更新できるのかチャレンジしてみた⑨

産後13年と9年。毎日は何かと忙しいけど、15年前に出したマラソンの自己ベスト更新が出来ないか、やれることはなんでもあれこれチャレンジ中。コロナ禍、マラソン大会がなくなり、働き方も変わり、だからこそできた色んな出会いと色んな考察、全て次に繋がる意味のあることなんだと思います。

マラソンとダイエット

「マラソンを始めたきっかけ」という質問、時々目にします。「痩せたくて」という理由で走り始めた人も多いと思うけど、私のダイエット目的は「走れるようになりたいから」でした。
その昔、「1キロ痩せたらフルのタイム3分縮まる」という、何の根拠でどう検証したのかも分からない説をどこかで聞いたのが頭の片隅にあり、自己ベスト4時間13分なら、5キロ痩せればサブ4達成できるじゃん、と単純に皮算用してしまっていたことが大きいです。
ダイエットとは英語で「食生活」「食習慣」の意味。このnoteの①で、もう一度サブ4を目指したくなったきっかけとなった、渡米予定の2人の話を聞いたのが3月で、その翌月4月に「ラストチャンスダイエット」となるものを下記で見て、えいっと申し込んだのでした。
https://note.com/lastchancediet/n/n1f7090c130a3
6ヶ月取り組んだ数字としての結果は下記のグラフ。体重-5キロ、体脂肪率-5%以上。当初の皮算用なら、既に15分はタイム短縮できるはずのところまで絞れたことになります。

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初めての糖質制限〜名古屋ウィメンズ

実はこれまで2回、パーソナルトレーニングを受けてマラソンに臨んだことがあります。
2019年1月20に赤羽ハーフマラソンを走った直後に、何とかゴールできたけど、体が重い…と感じた時の日記が下記。なんかすごく食べて走って気持ち悪くなりながらも今と変わらずお風呂で復活してビール飲んで幸せみたいなこと書いてます。

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この翌週末から、近所の雑居ビルの一室に当時は破格のパーソナルのお値段という触れ込みに駆け込んでのが、いわゆるダイエット初体験でした。何故なら、その約2ヶ月後の3月に、名古屋ウィメンズマラソンというフルが控えていて、この倍を走り切るにはなんとかしないと身体が重いと感じたから。
この時の方法は基本的に週2の筋トレと、かなり強めの糖質制限。1日決められた摂取可能な糖質量は50g、たんぱく質は60〜運動日は100gで設定。結果、2ヶ月で8キロ落ちました。当時私は仕事がめちゃくちゃ忙しく、この食事の取り方だと、朝に走るとエネルギーを使いすぎて仕事に影響がでるために早出して早く帰って夜型ランに切り替えたり、だいぶ迷走している様子が当時の記録から伺えます。「前より走れなくなっていないか?不安募る」と。

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この時は、30キロ走ろうが「糖質50gはブラさない方がいい」2ヶ月で絞るだけ絞りたいという目標が崩れるから。というトレーナーに従って、ひたすら耐えているうちに確かに食事は慣れていきました。そして、フルの前日にいきなりカーボ制限を解放してます。

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果たして名古屋の結果は、4:59:50のギリサブ5。赤羽ハーフの時に比べればハーフ地点では確かに身体は軽く、25キロまでは小雨降る中でも軽快に、筋トレ効果も感じてやっぱり絞れた結果は裏切らない!と思っていたのですが…26キロ過ぎから、胃が痛みだし、内蔵疲労と戦いながらの気力ゴール。終えた後は低体温で震えが止まらず、ゴール後の更衣室までのドーム周りの徒歩が果てしなく長く感じました。

2度目のチャレンジ〜埼玉国際

名古屋の後にパーソナルを卒業するにあたり、トレーナーに言われて印象に残った言葉。
「筋トレだけは今後も週2で続けた方がいい」
「今回50kgは切れなかったけど(50.8kg)下回ったらまた全然違う世界になるんじゃないかな」

その後近所のゴールドジムで、週2の筋トレだけは自主的に続けていきましたが、名古屋飯解放後に、ジリジリと体重は戻り始め、またマラソンシーズンが始まる9〜10月に、もう一度後任のトレーナーの指導を受けます。この時は、少し制限は緩め(とはいえ1日の糖質量は100g)でしたが、また絞った結果、12月の埼玉国際では4:43:14でゴール。アップダウンのあるコースで、特に後半の上りは歩き始める人が多い中で面白いほど身体が軽いし脚は前に出る。途中トイレの列待ちで15分近く使ったので、実際にはもう少し切れてたと思います。筋トレ効果の手応えも感じた結果でした。

からの、今回のダイエットとは。

2021年4月から取り組んだ今回の結果-5kgは、2019年に取り組んだ時の-8kgよりも減り幅は小さいです。一応設定目標は、以前のトレーナーが言ってた「50kg下回ると世界が変わる」(←これもホントに、おまえ走ったのかよと突っ込みたくなるところではありますが…)試してみたい一心での目標49.9kg。今のところ51.3kgという下限値を下回らないままの卒業となりましたが、ダイエットコーチのYukaさんは、産後からずっとお世話になっている特定非営利活動法人マドレボニータhttps://www.madrebonita.com/what-we-doを通じてのご縁。一緒に取り組んだ仲間たちも皆んな子育てをしながらそれぞれの目標設定に向かって次々と目標を達成していきました。Facebook限定グループ内の投稿を通じて毎日毎食、ワイワイガヤガヤ、時には悩み、励まし合いながら、楽しみながら文字通り寝食共にしたと感じる半年でした。
そこでの詳細は20000字合っても足りないので、マラソンに関係する、得られたことのみ一部列挙すると
・糖質とたんぱく質の必要量を見極め
・血糖値の推移の目視確認
・摂取した栄養がどのルートを使って脳や身体を動かすエネルギーになるかの理解→どうやったらパフォーマンスが上がるか下がるかの理解
・食事と睡眠とメンタルの関係性
・食事のみでは補えきれないサプリメントの取り方
といったところでしょうか。ずっと仮説と検証を繰り返す方法をとっていたので、1キロ減ったら3分更新?説は実証できるのか、今後のフルマラソンの結果をこれまで伴走してくれたコーチに報告する日を楽しみ半分ドキドキ半分で、卒業後の今は自走しています。(つづく)

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