同人誌作るのやめようかなって思ったその後の話

こんばんは、今年の上半期がいつの間にか終わってしまいましたね。
未だに緊急事態宣言だのやれ中止しろだのなんだのかんだの世間は騒がしいですが、GWに中止になった舞台のおかげでかなりこの世に恨みしかなかった私ですが、まあなんとか気を持ち直して上半期を乗り越えました。
正直今年のイベント上半期で終わったんだけど何しよう?て思ってたものの、下半期にも楽しみなイベントができたので、中止にならないようお祈りしながら生きています。早くワクチン打ちたいなあ

さてさて、近況はともかく。タイトルの話です。

前回のnote↓

https://note.com/chrysanthemumoon/n/ned8e1f06c8ab


その後のご報告すると、3月にイベント頑張って出てみようかなあ、と思ったんですが、出ませんでした。
某大きいジャンルの申し込みが爆速だったのもあって出れなくなり(うだうだしてたから申込終わってたんですわ)、でもせっかくオンリーイベントあるんだしな!と思ってイベントに合わせて作ろうとしていた本には全く身が入らず、結局あのnoteを書いてから本を作るという作業は全て手を止めていました。
もともとはwebメインの活動なので、お話はそこそこ書いてはいたんですけどそれもかなり鈍足でしたね。
何も書かず終わった1か月もあるし、1本書こうかなあと思って手を動かしたものの、数行で止まったまま数日経ってしまうとかもよくありました。
もうこの調子で本出す出す詐欺してるのも嫌だなあそれなら潔く今後1冊も出しません!!て宣言したいなあと思ったけど別に宣言したところで誰も待ってなかったのに何言ってんだ??て思われるだろうあしそっと消えるか…なんて思っていたのが春頃までの話。




そう、3月までの話です。



前回noteに書いたジャンルではないのですが、イベント参加してきました。本も出しました。



本、作れたんです。




心の傷癒えたの?て言われればそれはNOです。
先日も先の友人とご飯食べたときに「BOOTHのboost機能心臓に悪いですよね」「売れたんですけど本と同等の金額boostされてどうしようかと思いました」「イベントやれば過去の本も売れるんですねえ!」「在庫もうあと〇冊しかないんですけどあなたも在庫そのくらいでしょ?」なんていうほんとに悪気のない言葉の連続にまた私の心は抉られてきたんですけど(なんならついでにご報告させてもらえば私の本は1冊も売れてないし在庫有り余ってるに決まってんだろって感じですね)
人は傷を背負ったまま生きていくものなので…強くなれる…
ごめん嘘ついた。めちゃくちゃ強がり言いました傷は負わないに越したことないんですよほんとに




なんなら今回のイベントの参加で2冊出したんですが、片方はほぼ頒布しませんでした!!通販もじわっと出てる程度です。
会場通販合わせて片手で足りるレベルです。
でも正直今そんなショック受けていない。いやマジで。
強がりか?と言われるとそうでもない。もっとたくさん(片手超えるくらい)手に取ってもらえたら嬉しかったなというのはあるけど、だからと言って頒布ほとんどできなかったっていう絶望感もないです。
むしろ俺の考えた最強の本が形になった!やった!の気持ちのが強かった。



今回なんでこんな気持ちが楽だったのかなーと思って考えたのは以下です。

・久々のイベントが楽しい

あの空気吸うの1年半ぶりくらいだったのと、今回は参加した人も多かったようで欠席サークルさん周りにはあんまりいなかったです。(それでも歩いてれば机4個分くらい空いてるとかはありましたが…)


・久々に作った本が嬉しい

かたちになるものができるってサイコー
頑張ったなーっていう成果ができあがるのほんとにうれしい。
なので正直頒布しなかったことより本だ!やった!の思考で止まってる。


・比較対象がいない

そういや前回腐ってるって言ったかわからないけど腐ってる人間です。
今回同CPいなかったので、隣は売れてるのに…みたいな比較しなくてよかったのもあります。
元々人口少ないとこではあるんですけど、やっぱり私は比べるってのが怖いみたいですね。



ってな感じで、結局比較対象がいないとやっぱり気にしないんだなーって思いました。
あとその……先の友人…普通に「売れましたかー^^」て悪気なく聞いてくるので、私も「売れてないわ!!!がはは!!」て返事できるぐらいの強いメンタル持ってるならこうもならなかったんだろうなとは…思います…売れねえよくそが!(文字では書ける)



結局なんで本作る気になったの?って話になると思うんですけど、まあ結局本作るかーってなったのは心の傷が癒えたでもなく、感想が来たわけでもなく(ここは笑うところ)私自身が「あ、本作ろ!!」てなったってだけでした。
学習しないから何度でも傷つくというか……痛い目見るのわかってて作っちゃうというか…


本作ってもだれも手に取ってくれない。誰も読んでくれない。読んでも面白くもなんともないから感想なんてこない。


そういう気持ちはあるっちゃあるけど、でもなんかいつか手に取って感想もらえるかもしれないしな!の淡い期待はあるけど、その期待は絶対に欲しいじゃなくて本当に宝くじ5億当たったらいいなーくらいの夢物語として願いを持とうって感じですね!


まあ、これはある種諦めということでもあります。


1冊も売れないわけではないのです。ありがたいことに毎回本を出せば、どこかの誰かは買ってくれるんです。(今回本当にギリギリだったけど)(マジで1冊も出ないかと思って逆にテンション上がってきちゃってマゾか??てなった)
誰かが読んで、誰かがこの地球のどこかでこのお話よかったなーって思って読んでくれてるかもしれないんです。私は脳筋バスターゴリラなのでポジティブに捉えることとしました。
そう、他人から自分より優れた何かの情報を得ない限り、基本的に私はあんまり自分のこと過大評価をしないので、傷が浅く気にならないのです。
もちろん私みたいにつよつよに考えられなくてそのまま筆折った人たちもたくさんいると思うけど、折ってしまったことは決して悪いことではないと思います。
辛いことに向き合い続けるって違うと思うので。楽しいと思えなくなったものを無理やり続けるのは絶対違うと思う。
本人ファーストにしてほしい。自分が楽しくなきゃその時間もったいないよ!
でも挫けそうな人がいたら私みたいな地面に這いつくばって駄々こねながら本作ってるやつもいるんだな、ってたまに思い出してほしい。多分こいつよりマシ……て思えると思うんで。



多分目に見える範囲だと感想たくさんもらってて、たくさん頒布してて、完売してて、って人がたくさんたくさんいるから、自分がそうじゃないのってもしかしてかなり才能ないのでは???もうやめた方がよくない???て思う人もいると思うんですけど、大丈夫、ここに5年くらいやっててもまるで伸びないやつがいるんで。
よく巷で「昔は全然売れなかった~」とか言ってる人見かけるけどそういう人今は感想たくさんもらって完売しまくってるじゃないですか。ほんとかよってなるじゃん。
私はいつまでも底辺なので安心してください!!!!(そういうのもどうかと思う)
今まさに心折れそうな人に、もっと下がいるよーっていうある種の自虐じゃないんですけど、仲間だよーっていうのが言いたかった。それだけです。
だってこれ見て絶望する人もいれば、そっか!同じ人いるじゃん!てなる人もいると思うので。一長一短。



これからも感想は来ないし、やっぱり同じようなことで何度も傷ついていくんでしょうけど(そらそうだよな、相手に言ってないんだもん今後も無自覚にそういう発言受け続けるよな)でもその子より私は精力的に本を作るっていう気持ちはあるぞ、と自分の誇れるもの大事にしていこっかなーって。



申し訳ないと思うのは書店さんに委託する機会減らしたってくらいかな。売れる数が見えたからかなり絞ったおかげで委託するほど本がないから自家通販オンリーです。

とりあえず発行ペースがゆるやか過ぎてまだそんな冊数しか書いてないの…???てなったから、目標の冊数までは頑張って書いてみます。
継続は力なりっていうしね。それで文章が上手くなるわけではないんだよね不思議だね
目標冊数まで来たらやめるのか次の目標にフォーカスあてるのかはわかんない。それはその時の自分が決めます。


でもやっぱり何かを作るっていうのは、誰かに認められるよりも先に自分に頑張ったね、て褒める機会を与えるという意味でも良いことなので、みんな本は作ってほしいな。
かたちになる何かを作るって、自分で自分を褒めてあげる絶好のチャンスなんじゃないかなーと思うから、自分のこと褒めるの苦手な人でも形になったよー!て褒めて欲しい。
他人から褒めて欲しいのもわかるけど、まず自分を褒めよう。肯定力あげよう。まずはそこからだ。
じゃないとこういう世界ってきっとずっとつらいしんどいきついぴえんって感じじゃないかなーーーーと、今回の件で思いました。
もちろん売る努力が足りないとかもっとセンス鍛えろとか文章力鍛えろとかそういう改善点はあるんだろうけど、私は趣味を苦痛にしたくないのでゆるふわいきます。
本気で売れたくなったらなんかもっと頑張ります。


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