200929_経営から評価されたアウトプットを振り返って①

今日の経営会議で自分が関わっていたプロジェクトの報告がなされ、早速そのフィードバックがあった。経営会議での報告は時間が限られており、内容に対して良い悪いの判断がなされることは少ないが、今回は高評価をいただくことができた。

高評価をいただけた要因はいくつかあると思うが、アウトプット内容を現状分析、課題抽出、施策提案に大別して見ていくと振り返りやすいと思う。今回は、現状分析に焦点を当てて書きたい。

経営に刺さる提案となった大きな要因の一つは、十分なファクトの積み重ねにある。詳細は差し控えるが、対象となる従業員が出した数百を数えるアウトプットの内容をつぶさに確認しファクトを収集した。やろうと思えば誰でもできることだが、これをやらないと目的に適うアウトプットを出せないと分かっていても、実際にそこまで手間をかけない人は多い。ファクトの積み重ねは、あくまで何らかの目的があるからこそ行うものだが、現場の具体的な実態(リアル)を集めて経営に伝えることそれ自体にも一定の価値があると再認識した。

次の要因は、分析の軸選びが適切だったからだと認識している。アウトプットの草稿段階では、分析の軸は大きく二つあった。今回のアウトプットを考えると、その二つの軸は当然選択されるべき軸ではあったが、当然すぎるがゆえか施策につながる示唆出しにはつながっていなかった。そして何よりも何らかの仮説や意図がないまま選定されていた。そんなモヤモヤした思いの中、アウトプットを出すべきマイルストーン(時期)に追い込まれながらも、あらためてゼロベースですべき分析を考え、新たな軸を設定できたことが今回のアウトプットにつながったと考えている。

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