自転車の教科書…身体の使い方編を読む!

おじぎ乗り第2弾自転車の教科書…身体の使い方編を読んだ。第一弾の内容の身体の使い方をより丁寧に解説した一冊。

おじぎ乗りを股関節から体を折り曲げて背中を真っ直ぐにするだけと考えている人には良い内容かと思います。背中を真っ直ぐにして乗れば速く走れるわけではないのです。

股関節から折り曲げていかに上手に自転車の上で荷重バランスを取り、ペダルに体重を効率的に載せてスムースに回すことができるかが大事です。結果はすべて走りに現れるはずです。私はこのおじぎ乗りとほぼ同じような感覚を自然に身に着けました。もっとも今は脳卒中の後遺症でほとんどすべてを忘れてしまいましたが。

三半規管の近くに出血して平衡感覚がおかしいのでまっすぐ立っているつもりでも曲がっていたりします。その状態からもう一度ロードバイクを乗れるようになり、怪物と言われた昔のスピードを取り戻したいと思います。

身体障害者なのに一日22000歩も杖無しで歩いたことで自信もついたし、人並み以上の体力や持久力があることも分かりました。それをロードバイクに置き換えるだけです。

元々は精神的に弱くすぐにメンタルが弱るので距離を走ることが苦手でした。しかし二十歳の時に親の勤める会社の繁忙期に横浜から川崎に通うことになりました。距離はおよそ25km、バスと電車を乗り継いで約1時間半の道のりでした。親が同行する時は車で一緒に行きましたが車で高速を使用しても一時間。都市部の高速は朝の渋滞です。

しばらくは勿論電車通勤でした。しかしふとある日、大学の授業もないので時間をかけてもロードバイクで行ってみようと妙な気持ちを起こしてしまったことが私のその後を変えることになりました。

横浜西部地区から川崎に行くには国道246号線か中原街道、通称丸子茅ヶ崎街道を通らねばなりません。両方ともアップダウンの多い楽な道ではありません。行けたとしても住宅資材を担いだり仕分けしたりする肉体労働なのでアルバイトに支障が出る可能性もある。なにより肉体労働してヘトヘトの身体で横浜まで帰れるのか不安がありました。

つまりそんな状況が速く楽に体力を温存して走る必要があったから研究したのです。

次回はロードバイクに乗って私の平均時速の推移の話を書きます。

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