第１０章　ホメオパシーとの出会いで、魂を大切にするって決めた

漢方を１年半ほど続けると、むくみ、冷え、皮膚の赤みや皮が剥けるという症状が治まり、普通に生活できるようになってきました。

それまでは、洋服を着ることさえも苦痛だったから、こんな生活もう嫌だ！って思ってた。

でも、結構落ち着いてきたのですが、手首や肘に硬いイボのようなものができ始めたのです。

なんだろう？

と思って、中医の先生に見せたところ、これは漢方ではなかなか治らないから、お薬を使ってみてはどうかと提案されました。

そうなのか・・・あんなによく効いていた漢方にも、向き不向きってあるものなのだなぁと。

でも、正直に提案してもらったので、改めて、ステロイドなどの薬でできることと、漢方でできることの違いを学び、そして、先生とも話し合い、漢方は卒業することに決めました。

私って、バカみたいに頑固なんです。

一度、もう薬を使わない。自然療法で根本治療したいって思っちゃったら、もう他のものは受け付けられなくなっちゃって・・・

でも、今までの自分と比べると、イボぐらいどうってことなかったので、そのまま保留することにしました。

そうこうしている内に、妊娠出産。

そして、妊娠中に、ホメオパシーに出会います。

妊娠後期に、ひどい風邪を引いてしまい、妊婦さんでも飲めるよと言って勧めてもらったのがきっかけです。

びっくりしました。

その効き目に。

妊婦だったから、感度が高くなっていたのでしょうか。

一粒のアコナイトというレメディだけで、汗が出まくり、風邪が治ってしまったのです。

正直、びっくりしました。だって、とても小さな砂糖玉を舐めただけなのに、汗が出て、１日７、８回Tシャツを替え、そんな日が２、３日続いたと思うと、風邪も自然に治っていたんです。

これは一体なんだ？？？

未知なる世界。

知らない世界を探求するのは大好きなので、すぐにホメオパシージャパンに連絡し、診察の予約を取りました。

そこでも１時間ほど時間をかけ、丁寧にアドバイスをしていただきました。

面白い！の一言です。

だって、アコナイトってトリカブトのことなんですよ。

そんなの飲んでいいの？？？って思いましたが、それがとっても効くのです。

アコナイトは恐怖のレメディだそうです。

やっぱり私ってば、超怖がりで小心者ねと納得。私のあらゆる症状に効きました。

例えば、汗がかけない、偏頭痛持ち、急に下痢する、すぐ気を使う、共感し過ぎて疲れるなどです。

アコナイト、最高！って思いました。

当時は、いつでもどこでもアコナイトを持ち歩いていました。電車で酔ったときも、急にお腹が痛くなったときも、映画館で頭が痛くなったときも。本当に助かりました。

そこで、もう居ても立っても居られなくなって、ホメオパシージャパンに入学しちゃったのです。

授業では、そんなことまで治るの？！という驚きの発見ばかりで、その日学んだレメディは帰りに買って、次の授業まで毎日飲むということを繰り返していました。

すると、心も体も元気になっていくではありませんか。

私が何より一番驚いたのは、心が元気になったことです。

体を治すつもりでレメディを選んで飲んでいただけなのに、心がどんどん楽になっていきます。不思議な体験だったなぁ。

今度はどんな反応が起きるかな？！と、いつもレメディを飲んで、その変化を楽しんでいました。

そして、ふと、あ！魂を大切にしようって思えたのです。

これは、私にとって青天の霹靂でした。

だって、今まで、魂のことなんて考えてもこなかったから。

その途端、何もかもが削ぎ落ちたようだった。

魂さえ大切にすればいいんだ！って。