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オセアニア発の美味しいケーキ「パブロバ」

昨日のことですが、久しぶりにパブロバを作り、ネクタリンとキウイフルーツを載せてみた!

直径約10cmの1人用サイズ

パブロバとは、メレンゲのケーキで、作る手順は簡単だけど、メレンゲの泡立て方で仕上がりが違ったり、オーブンによって焼き加減が難しく、時間経過で萎んだり、ヒビが入って崩れたり、とっても繊細なスウィーツの一種。

しかし、繊細さ故の口当たりと口溶けが最高に美味しい!(๑˃̵ᴗ˂̵)

メレンゲの上に甘さ控えめなホイップクリームと甘酸っぱいフルーツ。

この3つの味わいが口の中で一瞬で溶け合う!



〜私とパブロバとの出逢い〜

シドニーに住んでいた頃、ニュージーランド人のカイリーという女性と他1名と計3人で同居していた。

ある夜、カイリーが「今から一緒にウォーキング行かない?」と誘ってきた。

たわいもない話をしながら私達は、自宅近くのビーチ沿いをウォーキングした。

話によると、カイリーは、パブロバがオーブンで焼き上がるまでの時間をウォーキングして潰したかったらしい。

その時、私はパブロバがどんなものなのか全く知らなかったので、帰宅後、見るのが楽しみだった。

私達は帰宅後キッチンに直行し、オーブンを開けた。

カイリーは、「どう思う?失敗よね?」と聞いてきたけど、目の前にある初めて見たものは、私の中のケーキの概念を越えた形だったので、成功なのか失敗なのかさえ、さっぱり分からなかった。しかし、否定したくない私は「大丈夫じゃない?」と答えてみた。

しばらく2人で眺めた後、結局、カイリーは、「失敗よ、、、」と残念な顔をして、手でケーキのヒビ割れ部分を食べ、そして私にも手渡した。味は甘く美味しかったのに、それは失敗作となった。

のちに正解を知ると、あの時のケーキは、ヒビ割れが多く形が沈んでいたんだと分かった。

これが、私とパブロバの出逢い。

もう20年も前のこと。

パブロバを焼く時、今でもカイリーとウォーキングしたあの夜を思い出す。

今は、どこでどうしているのかお互い知らないけど、教えてくれたカイリーに感謝♡

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