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クリスコラム40 【間違えやすい金融用語】
今回のクリスコラムは
勘違えやすい金融用語3選
間違えやすい金融用語について
解説したいと思います。
言葉を聞いたことがあっても、
その意味を正しく理解できているとは
限らないものです。
是非この機会に、
自分の理解度をチェックしてみましょう
【リスクとリターン】
■リスクとリターンとは?
リターンとは、投資をすることで
得られる収益または損失のことです。
一方、金融商品におけるリスクとは、
危険度を表す言葉ではなく、
リターンの振れ幅のことを指します。
![](https://assets.st-note.com/img/1695616097302-IzLll8tsb6.jpg?width=800)
振れ幅が小さいことを
「リスクが小さい」
振れ幅が大きいことを
「リスクが大きい」といいます。
■リスクとリターンの関係性
リスクとリターンは比例関係にあります。
リスクを低く抑えようとすると、
リターンは低下し、高いリターンを
求めると当然リスクも高まります。
「ローリスク・ハイリターンの金融商品」
は存在しないのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695616123148-DaxE5yWRDS.jpg?width=800)
【年率●%】
時々、「年率リターン●%の
金融商品に投資をすれば、
必ず毎年●%ずつ資産が増える」
と思っている方がいますが、これは誤りです。
年率●%というのは、
「例えば10年間運用すると、
1年あたり●%増える」という意味です。
資産運用の世界では、
直線に近い動きで資産が
増減することは稀で、
プラスとマイナスのリターンは
ほぼランダムに訪れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695616167484-Z0LJLe1gP5.jpg?width=800)
【元本保証と元本確保】
似ている言葉ではありますが、
この2つは明確に意味が異なります。
「元本保証」とは、
銀行預金のように全ての期間において、
元本割れがないことを金融商品に保証することです。
元本保証の金融商品は、
銀行の預金等にしか存在せず、
それ以外の業者が元本を
保証することは違法です。
一方、「元本確保」とは、
満期まで運用すると、
元本が満額で返ってくることを
金融商品に保証することです。
一般的には、国債や地方債、
確定拠出年金(DC)の銀行の定期預金などが、
元本確保型商品に当てはまります。
ただし、
中途解約すれば元本を割る
可能性はありますし、
満期保有したとしても、
外貨建ての商品であれば為替の影響を受け、
円換算したときに元本を下回っている場合があります。
なお、
元本確保型の投資信託というものも
存在しますが、これはあくまで
元本確保を「目指す」金融商品であり、
満期(償還日)まで運用しても、
元本が満額で返ってこない可能性があります。
元本保証と元本確保では
意味合いが変わってきます。
また、
同じ元本確保という言葉を使っていても、
金融商品によってリスクは違うため、
その中身をしっかり理解することが大切です。
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