社会に出て、心に刻まれた言葉。勇気をくれた言葉 パート1

環境エンジニアリング会社 営業部 S部長
「仕事って覚えれば覚えるほど、面白いものだよ。」

新卒で環境リサイクルエンジニアリング会社に入社した22歳の自分は、「将来は社長になる」など大きな夢をドヤ顔で語るが、社会人としての基礎、経験、実力が全く伴わず、仕事のいろはも備えていない新卒社員。全国を出張で巡れるという浅い期待を抱き営業部に配属。
ただ、1年経っても自分の仕事に誇りを抱けず、こうなりたいと思う先輩や上司もいない。官公庁営業スタイルが、自分にとっては「やり方が汚い、ずるい仕事」と思ってしまい、仕事も覚える気にもなれない。上司ともそりが合わず、半年、一年経っても営業として担当エリアを与えてもらえず腐りかけていた頃に、普段は話す機会のない部長が、年賀状を送ってくださった際にはがきに書かれていた言葉。
どこか悟られていたのだと思う。まだ、仕事のおもしろさ、やりがいを感じたことのない私のふがいない、やるせない感情を。
「仕事って覚えるほどおもしろい」という概念がない、感じたことがない自分にとって、その言葉は胸に刺さった。当時の自分を見つめ直すと共に、与えられた仕事にのめりこんでみようかなと、思い始めるきっかけとなった言葉。2001年といえばもう20年前の出来事だが、大好きなFMCG商材に関わるマーケターとなった今も、心に刻まれている言葉です。

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