齋藤 南天

日記家。よく生きてます

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最近の記事

追いかけっこ

追いかけっこはギリギリでかわした方が楽しいし、かっこいい、そう言うもんだと思ってたしこれからもそれがかっこいい。 ラグビーも早くステップを切ってしまってはいけない。相手との距離が詰まってきて、相手の体重が動いて、相手の選択肢はもう一つって時に、ジャジャーンとこっちのもう一個の手を出すとかわせる。だからできるだけ引きつけて引きつけて。相手の動きを見極めて。グッ、ザッ。ステップを踏んで抜き去っていく。 死にたさ絶望ネガティヴも前から襲ってくる。後ろからはやってこない。まだまだ

    • 残り2/3の日

      どこまで自分は不幸だと思っても、定義しても、自分には想像もつかないとんでもない不幸が降りかかり生きられない奴がいる、身の回りに、触れられた範囲に。そう思うだけで自分は生きれている、自分の不幸なんか所詮システムの中の不遇程度のものでしかない。もしかしてこれは自分の甘ったれに対する代償なのかと思うも、そんな為に生きられなかったとは単なる人への冒涜でしかない。だから自分はもう考えるのをやめた。 しかし、ただ生きているだけで満足なんてのも冒涜でしかない。冒涜したくないからここにいる

      • どこが好きに対するベストアンサー

        「○○(彼女)のどこが好き?」 これほど欺瞞でしかない質問があるだろうか。この時聞かれてるのは「(私も知ってる要素で)どこが好き?」ということで、「尻の質感」とか「日中と夜のギャップ」とかそういうことは聞かれていないのである。 でも自分はそれを知っているわけで、間違いなくそれも彼女の魅力であってと色んな回答が頭に浮かびフリーズ寸前のところで、とりあえず答えなきゃと自分の出した回答は「ハグした時に俺の腕の円周と彼女の身体の円周が一致したこと」だった。言ってる自分も正直意味が分

        • モブと物語

          情けない話だが、自分はあまり状況を能動的に変えるタイプではない。どんな状況もダラダラと受け入れていくだけで、意志みたいなものを持って状況を作ってきた試しがほとんどない。東京に出てきたことくらい。働いている理由も働かないと生きていけないからで、貨幣経済システムがなければきっとグダグダとベッドに寝転がっているだろう。 しかし、受動的でも生きている以上、やはり動かなければいけない時がやってくるわけで、その度に理由を探さなければならない。何か矛盾のようにも感じるが、この動く理由とい

          寓話くらい現実的な

          back in black。ダンゴムシが日陰に戻ってくいく。安定の日常に飽き飽きする。遠回りしてベッドに入る。布団に包まれて副交感神経がまとわりつくのもいいが、交感神経がギリギリと擦れるような一瞬が欲しい。パーソナルカラーガン無視の黒いツナギ一丁で夜中の倉庫を走り回った記憶。誰よりも搾取されていた青春が無ければ今の自分は間違いなくありえない。つらい過去を美化とかではない。あの時分の極端なハイとダウンの繰り返しは、都度に莫大なエネルギーを生み出していた。辛いのが強烈に面白くて、

          寓話くらい現実的な

          ジョニーは不動産屋に就職した

          ジョニー(純日本人)は不動産屋に就職した。彼は弟と妹の学費のために不動産屋に就職した。親はどちらかと言うと教育系で弟、妹には教育を施そうとした。しかし昔反抗したジョニーには大した教育を与えず、無理難題を突きつけた。彼は高校卒業で就職するしかなかった。頑張って足掻いてみたけど就職するしかなかった。 ジョニーは自分に会わなかったらきっともっと自由に生きれたのにと思う。自分が関わった為に、自分に関わった為に彼はもっと堕落することもできたのに、真面目に打ち込むこともできたのに、夢を

          ジョニーは不動産屋に就職した

          血闘

          自分は冷え性と全く無縁だ。基礎体温が高いわけではないが、全身がまんべんなくあったかい。その都度の女性に「あったかいね」と言われてきたけど、初めて言ってきたのは昔、川の字で寝ていた頃の親父だったりする。 だからいつも言われるたびに、親父の顔が頭にちらつく。最悪の原体験。 男性にとって、父親の存在はよく分析にあげられる。オイディプスは期せずして父を殺し、母を寝取る。このクソみたいな話がまさかの思春期にあてがわれるのはアイロニーすぎ。父に憧れ、父になりかわろうとするとか欲望は模倣

          謝罪と言ったら正座。

          はっきり言って今でもなぜあんな告白をしたのか、よくわかってない。とりあえず怒らせる必要があったと思う。ブチギレた顔を知らないからこんなにも表面上な関係性なのかとずっと思ってた。無傷な関係には物理的な距離感が強く作用してる。近くて便利。コンビニエンスカップルなんか! ブチギレた結果、知らないコミュニケーションが発生した。難しすぎて、普通に不正解を連発した。そうそう、それでいいんだよ、申し訳ないけど。なんなら今の方が一緒にいたいと感じる。自分みたいなやつといて、ブチギレないはず

          謝罪と言ったら正座。

          五月が出鼻をくじきに来ている。

          また五月。メンタルが異常に崩れる。メンタルが崩れるということは行動も崩れるので、ボーっと、忘れ物も失せものも増える。今だにこの時期に行う占いが怖い。過度に依存しそうで、また出たガイドを思考の中に置き続けられなさそうで。もう痩せ始めている。やつれてない?顔色悪くない?今の自分は普段よりネガティブで、自分の不幸も他人の悪意も反響する。他人の言葉が入らない。その代わり印象だけが残る。そして、それらはまずよくないところに出る。この時期の飲酒は危険、コーヒーもバッドに入るドラッグ。全部

          五月が出鼻をくじきに来ている。

          ばかねみ

          仕事なんて眠いだけ。 勉強だって眠いだけ。 小学校の頃から眠り続けてる。 バイタリティが足りない?やる気の問題?食事の内容?特性? 好きなことでも眠い時は眠い。 春じゃなくても眠い。 成長期でしょうと誰かに言われたけど、じゃあまだ成長期なんでしょう。 酒は覚醒剤。8杯超えるとむしろ寝られない。 身体が熱くって熱くって、地獄の熱さがこれだったら嫌だな。 とっさについた嘘に頭を抱えながら、煩悶。 酒は8杯目まで。6杯くらいならスッキリ起きられる。 まだ木曜なのに。朝4時の倦み。

          一事が万事雑事

          高校生でスコットランドに留学した時、ちびっこにすごくナチュラルにイエローモンキーと言われた。彼等はきっちり自分たちを黄色と認識できるのかと感心した。自分がイエローと呼ばれる人種であると知ってはいたが、やはり周りに外国人がほとんどいない生活だったし、ラグビーをやっていた自分は塾で黒人か!と言われるくらいにはイエローという色ではなかった。その時やっと自分がイエローと認識できた。 その子供には眉毛をピクピクと動かして答えた。クソガキが。「自分も愚かな時期がありました」といつか言う

          一事が万事雑事

          重い春

          起きた瞬間に分かる春。来てしまった。転調する。そわそわとして、少しびくびくして、体の重みを感じて。瞑想も、ランニングも、ストレス発散は何も効かない。圧倒的に存在むき出しで生きる時期。自分に常に絶望して、自分に常に満たされる。朝令暮改なんてもんじゃない。家を出る前に言ったことも会社に着くころには変わる。目が回る目が回る。酒は一瞬で呼気になって消えていく。アルコールの落書きだけが残る。気持ち走り気味の猪木の「ファイッ」。 「ファイッ」。 お湯だけのシャワーでは流れない皮脂。や

          ノンカフェインで覚醒せよ

          最近記憶が長く続かない。いつだって状態だけが残ってる。消費者金融のアプリに表示される7桁の数字。これが自分。メメント。 今のところ人生の半分は逆張りをしてきた。高校では休み時間だけ勉強してるやつらが流行ったので、授業以外で勉強しなかった。顔とコミュ力のthe社会的スキルがモテるなら、家庭的なスキルでモテようとした。大学も怠い怠いと言いつつ普通に卒業するやつらを尻目にとぎらぎらと尖って留年した。才能と実力が全てという部の風潮に長期的な努力と集団的な強さで部活をやりくりした。人

          ノンカフェインで覚醒せよ

          上司が「洗身」をまず「ソープ」と読んだ日の話

          大学から世話になってきた人の門出を祝ってきた。結局一回もおめでとうございますと言えなかった。自分の後輩としての不出来さを今少し呪う。きっともう一生会うことはないだろうな。それくらい、わざわざ会ったのにしゃべるべきトピックがなかった。しかし、まぁそんなものだ。部活で知り合った奴なんか、どこまで言ってもよくて友達でしかない。シンプルな友達。仕事も関係ない、生き方も関係ない。だから話すことなんてなんもない。じゃあ会う必要もないと言われればそうなんだけど、そんな殺生なこと言いなさんな

          上司が「洗身」をまず「ソープ」と読んだ日の話

          しんねん、あまりにも無秩序な

          世間に対して斜に構えてるのに自分は飲み会が好きだ。飲み会が嫌いだという人物に、いやお前はそういうのじゃないと言い切ってしまえる。その人見知りをおれは許さない。プライベートを仕事に持ってくるなよ。大人になれよ。あと飲み会は友人達とがいいという奴は毎度毎度周りに気を遣わせてるから、飲み会来ない方が喜ばれるよ。 筋トレソリューション説を自分は許さない 筋トレごときで解決することで悩んでいたなんて自分が許さない。 自分は悩んでいることに酔っていたい だから筋肉は何も解決するな。

          しんねん、あまりにも無秩序な

          毎年恒例クリスマス

          映画を見てから本屋に。さすがにこんな日の人文コーナーは閑散としている。人が人といるだけで街中も少し楽しい感じだったのに、外ではどこかのキャバクラの内勤らしき人間がバイク乗りと喧嘩していた。自分は死刑囚に関する評論集を買った。結構期待してたのに、案外どの論考も新しさを感じなくて、少しがっかりした。その中にある芸人のインタビューが乗ってて、「読んでない、暗そうでやんなっちゃった」って言葉に自分を戒めそうになった。自分から暗くなるくせに、人の楽しそうな姿もどっか羨ましいくせに俯瞰で

          毎年恒例クリスマス