【調剤喫茶】山頂から山頂へ
こんばんは。調剤喫茶の薬剤師いしまるです。
本日は6/19に発売された、アンサング・シンデレラ5巻について。それから調剤喫茶の目指すところについて。
今回のアンサングシンデレラ5巻は、”薬剤師の多様性”が描かれた一冊になったように思います。薬剤師って一般の方に認知されている以外にもたくさんの役割があって、実はいろんな場所にいたりするんです。
それは以前こちらの記事でも書いたので、のぞいてみてください。
今回アンサングシンデレラの作中には、小児薬物療法認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、研修認定薬剤師(かかりつけ薬剤師)、スポーツファーマシスト、学校薬剤師が登場しました。
ここで紹介されたのはほんの一部で、がん薬物療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師....など、ほかにも薬剤師の認定制度はたくさんあります。(詳しくは、下記のサイトで)
https://pharma.
mynavi.jp/qualification/
(なぜかうまくURL貼れない)
こちらのサイトではたくさんの薬剤師が紹介されていますが、その数、認定制度が21項目、さらに専門性を高めた専門薬剤師が11項目、その他薬剤師が目指せる資格は30以上にのぼります。
薬剤師は決してゴールではないことを痛感させられますね。
それぞれの薬剤師の働きをこの記事内で紹介するのは難しいですが、ひとつひとつ一般の方と距離の近いものから紹介していければなぁと考えています。
話をアンサングシンデレラに戻しますが、作中の描写で、『薬剤師になるという夢の頂に立った主人公があたりを見回すと、そこにはより高い山々が連なっていて、自身がようやく登り切った「薬剤師になる」という山の低さを感じる』というようなシーンがありました。(受け取り方がアレなだけで、本来そんなシーンではないのかもしれませんが...笑)
またそんなセリフは全く書いていないのですが、「次の山に登るには一度下山しなければならない」と思わされる描写もあり印象に残っています。
挑戦を恐れる人の多くは、一度たどり着いた山頂から離れられない人なのだと思います。しかしその低い山の山頂に何の意味があるのか。
「山頂にいれば気分はいいし、一度降りてまで隣の山に登る必要はなくない?だってまた昇るのきついし、この山も結構しんどかったけど、隣の山はもっと高いんだよ?絶対きつい!」
そんな声が聞こえるような気がします。
それでも私は自分が一番高いと思っている山に登りたい。もしかしたら、その先にはもっと高い山があるかもしれない。もっと美しい山があるのかもしれない。
私は昨年ある山の頂に立ちましたが、それもやはり小さな山でした。今は次の山に登るために下山中。そして同時に次の山に登るための準備をしています。
実は今回、作中にこんなシーンも描かれました。
主人公の友人のセリフです。
「いつかハーブティとかアロマブレンドするカフェ併設した薬局とかやってみたい。見た目も可愛くしてちょっとお茶しに寄ったりできて...」
まさに調剤喫茶farmateríaが目指すところでした。
実はカフェ併設型薬局の発想は、そんなに珍しいものではないんです。きっと思い描いてきた薬剤師も少なくない。
だからfarmateríaは、さらにもう一歩進んでいきます。地域医療のハブステーションとして。
薬剤師になる夢と同じです。カフェを併設した薬局を建てたら終わりじゃない。
併業は足し算ではなく、掛け算です。
「お茶ができる薬局」では足し算。
「○○も△△もできる」掛け算を考えなくては。
日々構想を繰り返しております。
もう少し。
ではまた
サポートありがとうございます! 栄養ドリンクに変えさせていただきます!!💪