見出し画像

セーフスペース

セーフスペース(safe space)という言葉を聞いたことがある人もいると思います。わたしにとってのセーフスペースとは、自分がありのままの”素”で入れる場所。いつでも訪れることができる自分を整えてくれる場所。

よく旅行に行って帰ってきたりすると安心します。自分の住んでいる家や見慣れた景色、住んでいる都市の雰囲気で心が安らぎます。
あ、帰ってきたんだなって安心感をくれる場所。

渡米してすぐの頃は、日本に帰ってくるたびに感じていました。
今は、アメリカでの暮らしもすごく居心地の良いものになって、アメリカから日本に帰ってきて実家に戻るとやっぱりホッとします。でも今は日本からアメリカに戻った時もすごくホッとするようになりました。
見慣れた景色や毎日のように行っているカフェ、サーフィンをしに海に戻ったりと、むこうでの日常に戻るとすごく安心します。

でも最近身を持って学んだことは、セーフスペースは実際の”場所”でなくていいということ。
自分の中にセーフスペースをつくることの大切さ。
どこにいても何をしていても自分を落ち着かせてくれる空間をつくること。それは安心する香りや特定の仕草だったりもするし、騒がしい心を沈ませて”無”になることでも訪れることもできると思います。

騒がしい環境に揺さぶられている時、胸がざわつく時や落ち着いていられない時にいつでもアクセスできる空間を自分の中につくることってとても大切だと思うんです。
それがどんな形でも。

そういう空間を自分の中につくることでどこにいても心が穏やかになると思うんです。見知らぬ場所や慣れない環境で一人の時など、自分の中にセーフスペースがあるってすごく心強いんだなって実感しました。

ではどうやってセーフスペースをつくれるのでしょう?

まずは自分自身を知る機会をつくる

  • 緊張している時、緊張を安らげられるもの(メディテーションやブレスワーク)

  • 自分が落ち着く香りや音楽

  • 特定の思考や自分に話しかけると落ち着く言葉や会話

など、自分の中で落ち着いた精神状態に戻れるパターンをつくること。

わたしの場合は、自分に話しかけます。
特にわたしは心に落ち着きがないなって感じる時って何かしらの特定の感情やその時湧き上がってくる感情に対して抵抗しようとしている時だったりするんです。
どこかでその特定の感情を客観的に批判の目で見ている自分がいる時は抵抗している時。
そういう時に落ち着きがなくなったりしてきます。
なのでわたしは”抵抗しないこと”を自分自身に思い出させます。抵抗せずに湧き出てくる感情をありのままに受け止めてあげること。そしてどんな感情であってもそれをジャッジしないこと。喜びでも不安や恐怖心でも、その感情とただ一緒にいてあげることで落ち着くことができるんだなって気づきました。

わたしが痛感したのは、抵抗しようとすればするほどその感情が自分の中に居座ろうとするんです。でも”抵抗すること”を手放してあげて流れに身を任せることでそういった感情と向き合うのが楽になりました。来るものをそのまま受け止めてあげる、それが楽になればなるほど簡単に落ち着いた状態に戻ることができたりするんです。

セーフスペースの根本は自分が素になれる場所。
どんなに騒がしい環境にいても、深呼吸をして訪れることができる空間が自分の中にあると素敵ですよね。

ぜひ自分自身のセーフスペースをつくってみてください♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?