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ドレッシングを作るようにしたら、サラダを食べるのが楽しみになった

サラダ、食べてますか

気をつけていないと、野菜を食べるのを忘れそうになる。一人暮らしだと冷蔵庫の容量にも限度があるし、一人で消費しきれる量の野菜を買うのはけっこう難しい。

そういうわけで袋サラダをよく買うのだが、既製品のドレッシングをかけて食べているとどうしても「しょうがなく」食べている感が出てしまう。

決してまずいわけではない。食品メーカーの努力の結晶は確かにおいしい。けれど、そこに喜びはない。完全に気分の問題ものぐさだが、食事に気分はとても大事である。

もしも同じような気持ちを抱えている人がいたら、一度でいいのでドレッシングを作ってみるといいかもしれない。少なくとも自分は、ドレッシングを作ることでサラダを食べるのが楽しくなった。

まずはここから始めよう

恥ずかしながら、ドレッシングを「作る」という発想は『味付け黄金比率で基本の料理100』の巻末を見るまで私にはなかった。ドレッシングを作るというのは一部のこだわり派にのみ可能な贅沢で、自分のような人間には不可能なのだと思い込んでいた。

今にして思えば、チョレギサラダやナムルをよく作っているのだから野菜につけるタレを作ること自体はよくやっていたのだからドレッシング作りは拘らなければ簡単なはずである。けれど、これまではごま油と鶏ガラスープの素を混ぜる行為を「ドレッシング作り」とは認識していなかった。フレーミングとは恐ろしいものだ。

「ドレッシングってなんか難しそう」と思っている人がいたら、是非ともこの本を買って読んでほしい。極端な話、油と調味料を混ぜるだけなので少し料理をする人ならば困難なく作れるだろう。

私が好きなのは韓国風ドレッシングで、コチュジャンを買ってくれば、あとは常備している調味料で簡単にできる。和風しょうがドレッシングもおいしいが、やはりニンニクやショウガを鮮度の良い状況で使えるのが既製品との差なのだろうと感じる。

おわりに

オチが思いつかずこの記事を寝かせていたら急に寒くなり、鍋を連投するようになってしまった。鍋はいい。野菜もとれるし、身体も温まる。だから、サラダは鍋シーズンの終わりまで出番が減るだろう。

でも、ドレッシングの楽しみを知ってしまったから、来年のために冬の間に少しくらいはドレッシングのレシピを調べておこう。

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