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進化/深化するJO1 ~9/19 KIZUNA TOUR 横浜3日目参戦記~

はじめに

  本稿は、9月19日に開催された「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR 'KIZUNA'」の横浜公演3日目に参戦した際の記録と感想を記したものになります。筆者についてざっくり述べておくと、私は28歳の男性JAMであり、プデュS1時代は情報だけは横目で拾いつつFFさんがブチ上がるのを横目に見ていたくらいの温度感でした。ただデビュー直後の『無限大』MVでハマり、YouTubeで色んな動画を追っかけたりしながら、ついにOTDに参加…というのがいわゆる沼落ちの経緯なのですが、その辺りは以前下記の記事に書いているので、ご興味ある方は読んでいただければなと思います。

 で、そこからは継続的にラジオを聴いたりFCに加入したり地上波の供給を心待ちにしたりMV観たりやCDを買ったり、と(自分の追える範囲内でできるだけ)色々してました。あと1回MTV LIVE MATCH(幕張メッセのやつ)にも行ってましたね。あのライブは対バン形式で「みんなのファンをいただきます」的マインドでぶちかましてたのが良かった、とか有観客で初披露の無限大とか、With Usで号泣したりだとか、良かったところや感想もたくさんあったんですけど、それは当時の連ツイに込めたのでここでは多くは書きません。が、フィジカルなライブ歴としてはOTD→MTV幕張ときて今回のKIZUNAツアー横浜3日目になります。

↑当時の連ツイ(スレッド)1個目

 そこに発表されたアリーナツアーの報。嬉しすぎて知った瞬間ガッツポーズしたし、日程・会場確認から周辺の予定調整などを視野に入れながら、最初から横浜公演のみを希望で申し込んでました。結果運良く最速先行を単番で当てることができたので、これまで以上に気合が入るとともに、めちゃくちゃ目に焼き付けるぞというのと、やはりブチ上がりは記録しておきたい、熱狂している姿はまた人を動かす、というオタクする上での信念(?)みたいなものがあるので、こうして記事にしています。あと半分は自分用でもあります。書き残すと忘れないし思い出せますからね。というわけで前置きが長くなりましたが、感想等色々書いていきます。一応ですがネタバレはあります。その点ご留意ください。それではどうぞ。

本編感想

開演前

 グッズ整理券の争奪戦には見事に敗れた民だった、かつ19日しか自由時間がなかったので他の日の終演後にグッズを買うという選択肢もなく、またオンライン販売でのペンラ争奪にも敗れているのでステゴロでの参戦になってました。ただ本当に素手だとあまりにも心許ないので、TLで見かけたネップリを使用させていただいて與那城さん分のスローガンのみをこさえて現地に向かいました。服装だけでも與那城さんカラーを纏いたいと思い緑を身に着けた結果身長180cmのカラーギャングが出来上がってしまったのはありますが、いい思い出です(?)

↑爪を塗ると気合が入ります

 会場に向かったのは開演1時間前くらいです。ぴあアリーナは一度乃木坂現場で来たことがあるので地理や周辺施設、内部の構造やステージの見え方はある程度想定できているので安心でした。現地に向かってみるとやはりメンズJAMの方はちらほら見かけるものの割合としては少ない(これはOTDのときも感じた)けれど、割合の話はともかくとしてこの会場にいる全員が今日という日を心待ちにしていたんだな、という高揚感とある種の緊張感に満ちていたのを思い出します。余談ですけど3階のラウンジスペースが当日は軽食スペースとして開放されていてとても過ごしやすかったです。

 で、開演30分前くらいに座席に向かうわけですけど、アリーナでN(任意の数字)列目と表示されたチケットと会場にあった座席表を照らし合わせて、ん???となり実際に席のところに行ってみるとセンターステージ前の最前列(前に柵しか無い)で、ひっくり返るかと思いました。と同時に身長180cmのオタクなので、どうやったら後ろの人の視界をあまり遮ることなくその場のみなさんが楽しめるだろうか、、と気持ち頭と首を落として動きも抑えめにする練習をしてました。結果としてセンターステージはステージ高があるので比較的後ろの人も見えたんだとは思うんですが、メインステージにいる時はちょっと視界に入っていたと思います。その節はすみませんでした……

 以降は公演本編の感想になります。セトリ含め記載しますが感想そのものは箇条書きでバーーーーっと書いていきます。ちなみにセトリ予習をせずに行ったのでこのタイミングであの曲、とか今日はこの曲やるパターンの方、とかはわからずにすべてを浴びたのであんまり細かく観られてはいない、あるいは視界に収まっていないことなどが多々あります。ご容赦ください。

公演

以下セトリです。TLの集合知などで把握しましたが間違ってたらすみません。訂正します。

1: Move The Soul
2: Born To Be Wild
3: Algorithm
4: YOLO-konde
5: Walk It Like I Talk It
6: Shine A Light
7: MONSTAR
8: Dreamer
9: ICARUS
10: So What
11: 君のまま
12: ZERO
13: 僕らの季節
14: 無限大
15: La Pa Pa Pam
16: Speed of Light
17: ALL HOURS
18: OH-EH-OH
19: GrandMaster
20:  REAL
EN1: Dreaming Night
EN2: Touch!
EN3: My Friends
EN4: Run&Go
EN5: With Us

・OPのワンカットでの映像で一気に高まった。Overtureがない代わりに毎回OPV演出があるのは有り難い。OTDでは最後扉が開いてメンバーが顕現したけれど、今回の映像は各メンバーの象徴とかっこよく映る11人がシームレスに繋がって、最終的にステージに向かう皆の背中を映すというものだった記憶。ほんでやっぱり登場するとブチ上がるよね、格好いいのはもちろん極上のSHOWが始まるぞ!!!って感じがOTDのときと比較してもマシマシでブチ上げでした

・1曲目のムブソ、「煌めく Showtime Blow up I can make the history」を体現していてサイコー。メインステで舞う11人を肉眼とモニター間で反復横跳びしながら見ていたけど、迫力があるのにダンスは統率が取れていて、その上での個性が一つ一つの所作に滲んでいるのがJO1のパフォーマンスだなあと1曲目からカマしてて拳突きあげたくなる気持ちでした。

・ボントゥビはOTDの始まり(純喜くん声でかッ!!!!)を思い出し、あのとき同様声はでかいんだけど歌う喜びとかJAMに会えた喜びが溢れ出てきてしまうくらいのJOYFULさがありました。悟空みたいだ。

・アルゴリズム、ヨロコンデ、ウォキラキの治安3部作(?)パート。JO1のみんなはまあなんというかいろんな楽曲だとか普段の振る舞いとかビジュアルもそうだけど「上品さ」が漂っている気がしていて、そんな彼らがめちゃめちゃオラついたりなんならダミ声出したり殺気出しまくりのパフォーマンスやるのが本当に刺さってるんですよね。

・アルゴリズムの碧海くん、破面みたいだった(BLEACH読んでる影響)というか碧海くんの凄まじさを全編で感じてました。あのひと絶対パフォーマンスで領域展開してる。もしくは鏡花水月の使い手なのかもしれない。

・ヨロコンデ、曲名だけだと想像のつかないサーカス感、NHKの番組で見たやつがここでも見られるのか〜〜〜となったし、どのタイミングの誰の動きかも曖昧なんですけど、両手小指で口角グイッて上げてジョーカーみたいな笑顔にするやつとか一つ一つが魅せるな〜〜と唸ってました。お鶴さんあんた最高だぜ!!!!!(あんたって言ってごめん)

・ウォキラキはセンステでやっててわたしは上手のステージ幅よりも少しはみ出た位置だったので斜め45度の角度からパフォーマンスを見てたんですけど、近いがゆえに肉体の動きだとかなんなら踏みしめる足音の鋭さとかも感じてマジ情報量でした。ウォキラキもまた治安曲の位置付けなんですけどわたしの中では、でも振付や世界観は非常に静的で構築的なものを感じていて、その象徴たるマッドマックス神輿(通称(?))とるきしょせ音楽家ゾーンをこの距離で見て良いんですか状態でした。のちほども書きますけどこのときの瑠姫くんもしょせも殺気が凄くて、視線の流し方から振りの止め跳ねの波動を感じたというか、怖いと思うと同時にむちゃくちゃブチ上がりでした。

・シャイナライ、MONSTARは前3曲に比較すると落ち着いたパートではあったものの、この2曲で光と闇という二面性を描き出せる彼らの振り幅の強さよ。表現力の筋肉がどんどんデカくなってる。

・Dreamerは純喜くん豆ちゃん拓実くん。この3人は主人公感がある。言い換えるならヒーロー感とも。純喜くんの歌声の伸びやかさ、感情を純粋に歌に乗せる天性の才、豆ちゃんの実直で包み込むような歌声、拓実くんの高音域含めた場の空気を支配する歌声、そのどれもがガッチリ噛み合っていて3人のバランスも非常に良かったと思います。

・ICARUSは蓮くん瑠姫くん碧海くん景瑚くん。わたしは蓮くんサイドにいたんですけど、気づいたら目が瑠姫くんと碧海くんを見てました。もちろん景瑚くんだってとんでもなく格好良くて、途中スタンドマイクからマイク取り出してパフォーマンスしてたのもライブを感じてウルトラ良かったんですけど、真ん中2人の’人を超越した者’みたいな雰囲気がヤバい。あの2人羽生えてたでしょほんと。白い衣装がまた似合うこと…

・So Whatはしょせ木全くんお鶴さん與那城さん。與那城さんここか!!と思ったけどそうなんだよ沖縄のあんちゃんが出てて祭りでした。木全くんは自パートの際の華やかさとアピールと、他メンバーがメインのときの丁寧な踊りのスイッチングが凄くて、こういう気遣いというか踊りにも性格が出ているんだな、、となりました。言わずもがな格好いい。鶴平は大剣とスピアで背中合わせの剣士みたいで法螺貝吹きたくなった(?)。お鶴さんはFEならアイク、しょせはマルス。

・君のまま、ここで来るか…!と不意に涙腺が緩む。JO1とJAMの関係性を思い浮かべてもう。

・ZERO。KIZUNA収録曲で実は結構聴いているし好きな曲なんです。「世界はZERO 君がいないと」とか「君がいた初めからずっと」とか、語りかけてくれる。

・ここまで書いて気づいたけれど、『君のまま』→『ZERO』→『僕らの季節』は全部「君」=JAMに宛てたパートで、もちろん公演全部JAMに向けたものというのは理解してるんですけど、「世界で一番大事な人は君だよ」「どんな時も君のそば僕もいるから」「約束する君の手を離さない」なんて歌われたら泣いてしまう。愛だ、、、、

・無限大は「こ、このフォーメーションはーーー!!!」状態だったMTV幕張を想起しました。思えばデビューシングルで「無限大」ってブチ上げるの良いですよねマインドが。間奏の長尺ダンスも見られたの嬉しかった。

・La Pa Pa Pamやっと見れた!!!!!!!!!!戦いの狼煙を上げるような歌詞といいリズムといいダンスといい大好きなんで見れて感無量でした。

・Speed of lightとALL HOURSはゴージャスな世界観パートと認識してました。やっぱり11人の王子感がある。We got a crownだね…と思っていたのが後の伏線になるなんて

・OH-EH-OHはMVもそうですけどハイローみたいな世界観で滾る。舞台上でもダンサーチームとJO1で二手に分かれて対決していたのは、欅坂46のLast Liveにおける『ガラスを割れ』に通じるものがありました個人的には。ステージ上渋滞してたけどまあこういうのもお祭りだしなあと。あとはバックダンサーさんたちがJO1についたという事実もまたアツいポイントでした。UNBackers……

・GrandMaster、音源でバンドバージョンを聴いてたから耳馴染みも良かったけれど、バンドサウンドがばちこりハマっててめちゃめちゃ踊ってしまった。君たちが王者だよ。アイドルのワンマンだとか大一番でこれまでほとんどやってこなかったバンドセットで挑むのはアイドル界七不思議の一つだと思うんですけど、要はそのサウンドがバンドという形態に即しているか、親和性が高いかが重要で、その点において今回のツアー楽曲群はバンドサウンドの生感やグルーヴと楽曲本来の味を両立させてSpecial Oneにしていたのがとても良かったと思ってます。バンドメンバーもプロフェッショナルの方々なので(これは数多のアイドルにおけるバンドセットに於いてもそうだけれど)、その意味でも大拍手と大感謝でした。ありがとーーーーーー!!!!

・REALで本編締めるのニクすぎるんだよなほんと。曲紹介MCで拓実くんが「終わりたくないな〜」みたいにやってたの可愛かったのだけれど、ひとたびパフォーマンスに入ると王者になっちゃうからな…もっと高い場所に手を掴んで連れてってくれるんだな、This is no dream, so real.で紛れもない夢のようだった時間が現実であり、またこの先も続いていくんだよ、という見せ方がやっぱり好きなんです。

・アンコールはメイン〜花道を広く使ってファン多めに動いていた印象で、メンバー間の絡みも各所で発生しておりマジで目が足りない。あと10対くれ。なおこの日初めてメンバーからファンサをいただいて溶けました。Touch!で瑠姫くんと蓮くん、My friendsで與那城さん、Run&Goで純喜くんというお兄さん組からハイタッチ(瑠姫くん)、お手振り(蓮くん)、スローガンを視認し 與「俺?」私「(頷く)」與:視線を合わせながら数秒間振りを踊る、センステの角にある一段下がったスペースで約2mの距離で遠隔グータッチ(純喜くん)をいただき、記憶ぶっ飛びでしたこのあたり。景瑚くんの腹筋すごっとか鶴平とか碧海くんが的確に自分のオタクとわかって刺しに行くファンサとか、ほんと私の見ていた光景を映像化してくれ(?)

・締めのWith Usで無事号泣おじさんになってました。永遠をうたう彼らのいかに尊いことか。

細かいところなど

・木全くんはrainy danceのあやのさんくらいすごかった、ってTwitterでも書いたけどずーーーーーーっと覇気と美しさが両立してた。丁寧なのにダイナミックでラップの切れ味もある。無敵。

・しょせは艶やかで妖気を纏ってたし瑠姫くんとあわせてこの二人はパフォーマンスがダークサイドの格好良さを放っていたと思う。

・瑠姫くん、このツアーでいちばん凄いことになっていたんじゃないかと思ってます。いろんな人からの感想を摂取しても、彼が覚醒していたという声が必ず出てきていたので。歌がゴリうまくなってるし、ダンスの切れ味が早すぎて太刀筋が見えない。命削ってる???って輝きがあって目が離せなかったです。

・アンコール蓮くんのスパンコール付き黒レースの手袋、スタイリストさんに五体投地したい。

・この日公演後にNOPE観に行ったの順番としては間違ってたと思う(NOPEはとても面白かった)、余韻を噛み締めたまま眠りにつきたかった

・11人ともデカいし疾いんだよな、気づいたら目の前にいるし一瞬でメインステージにいるので多分瞬歩の使い手。

・あと嬉しかったこと↓


進化/深化するJO1

 OTDからMTV幕張を経ても感じた部分、また『未完成』やPROCESS JO1によって明かされる影での鍛錬、そういったものが今回はより一層強く感じられるライブになっていたと思います。渡韓して撮影をしたりトレーニングを積んだりという期間がある程度今回のライブまでにあったと思うんですが、そういった練度を高めていく過程(瑠姫くんがラジオで言ってたかな、1人が10人と先生の前で踊る機会があった、とか)がひとまわりもふたまわりも彼らを強くしていたと思います。ドラゴンボール今読んでるので、みんなカリン様とか神様のもとで修行して地上に降りてきた、みたいな。
 そうして練度を高めて行った中で彼らに真に必要だったピースがまさに現場経験であったのだと思います。OTDまで有観客現場がなかった事もあり、「目の前にJAMがいる」状態でのライブ経験はそう多くない彼らにとって、このツアーはまさに貴重な機会であるし、同時にJAMに会えたという喜びを噛み締める機会でもあったのではないかと。純喜くんが福岡公演に福岡の人しかいないと思ってた的なMCをしていたとレポを読んだりして知りましたけど、そのくらいJAMは日本中にいるし、もっと君たちが思っているよりも沢山の人に愛されているんだよ、というのは伝えたいなあと感じましたね…

 JO1のこの先、という意味では1stツアーを終えより国民的な存在になっていく事(紅白とか)、海外に打って出る事(『未完成』で崔社長が本当は海外ツアー回る予定があった的な話をしてた記憶)、地上波番組レギュラーを獲得する事、まあツアーの規模としてはドームツアーだとかいわゆる"日本における"アイドルの成功例として挙げられる部分を狙っていくだけでなく、真にグローバルグループを目指すものとしての市場への打ち出しだとかコンテンツの拡げ方、グローバルなファンに対応できる一連の流れ(タイ語字幕の一連の流れめちゃくちゃ好きでした)、そういった多角的な成長が求められていると思っています。でっかいけどまだまだ道半ば、どんどん大きくなる未来が見据えられることは嬉しい事です。国内アイドルグループの青天井にぶつかる事なく、それまでの基準とかルールとかを取っ払って真にGo To the TOPしていく過程を見守っていきたいと思います。

おわりに

 スパカリ、良すぎる。碧海くんが破道の九十黒棺を詠唱破棄して放ってきてる。MIDNIGHT SUNにまだ未発表曲が3つもあるのも、MVそのものは発売日に公開なのも楽しみすぎます。福岡でスパカリ初披露だった時のTLのざわつきがすごくて、早く現地で浴びたいので有明公演でもどうかお願いします、、、、
 とはいいつつも今回はKIZUNAツアーなので既存曲の良さを存分に感じるライブになっていたかと思います。それらをバランスよく組み込みつつ、要所の構成とか人選とか(ユニットの)、あるいはセットからステージ構成に至るまで、徹底してJO1とJAMとのWith Usの精神が貫かれていたのではないかと。これからも応援していきたいと思います。

※JO1の次シングルは『MIDNIGHT SUN』だし、日向坂の10月に出る8thシングルは『月と星が踊るMidnight』だし、と色んなオタクをやっているとたまに発生するシンクロニシティにもまたブチ上がっております。

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