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AKB劇場に初めて行ったら17期にハマった話

はじめに

 本稿はドルオタを10年以上やってきた筆者がこの2023年になって、これまで一度も通らなかったAKB、より詳細には17期にハマり始めた、というオタクの記録です。どうか温かい目で見守っていただけたら幸いです。TLの皆様いつもありがとう。皆様のお陰でわたしがあります。
 構成としては大まかに、2023年現在における筆者のオタク遍歴をざっくりと振り返りつつ「なぜこの2023年にAKB劇場にたどり着いたのか」や色々なオタクの皆様との交流も含めての背景、そして劇場・公演の感想、そのあとに17研究所で実施された1泊2日の合宿配信、を中心に章立てしています。いつも通りときに脱線しつつ進むと思います。それではどうぞ。

公演に訪れるまで

<ドルオタのはじまり>
 私がアイドルを熱中して応援したり「推す」という感覚を認識した原点はももクロで、その後スターダストの中でエビ中やチームしゃちほこに通いながら徐々にいわゆる地下現場にも足を運ぶように…というのが大体2013〜2014年あたりの時期です。もう10年経とうとしていて震える。2023年では坂道系、地下アイドル主現場(いくつか)、JO1、みたいな感じで色々行っていますが、ここに至るまでAKB本体(あるいは支店も含む)と直接的な接点を持ったことは一度もありませんでした。

 ただ私は1993年生まれ(今年30)なので、中高生の時期にAKBが流行っていたことは認識しており、2011年(高2)当時が『フライングゲット』の時期だったので、文化祭で踊ってる人たちいたな、とかこれを書きながら思い出しています。今でこそAKBが現在の、より正確には2010年代以降のアイドル界のベースを作った存在であるということは肌感覚としても伝わるところであるとは思いますが、当時は「そんな興味ないのにMステとかめっちゃ出てくるなぁ」くらいの認識でした。売れてること、どうやら「あっちゃん」という人がセンターであること、くらいの知識でした。

<坂道グループを知る>
 いまは(濃淡はあれど)乃木坂も櫻坂も日向坂も追いかけている身ではありますが、坂道グループを追いかけるようになったきっかけは2015年、ふと友人を誘って全ツ神宮に行ったのが始まりでした。当時の推しメンは橋本奈々未さん。あらゆる意味でスタートの人。また櫻坂は欅坂のけやかけを初回から観ていたし、けやき坂は漢字ひらがな対決のリレーだとかあの辺りで認識した記憶があります。なのでそれらの存在自体は認識していたり、乃木坂においては過去に数度ライブに行った、くらいの関わりで、それらを本格的に追うようになったのは乃木坂だと5期生加入、日向坂は新3期加入前後、欅→櫻坂はその改名前後あたり(新2期加入前後)になります。まあほぼ、というかまごうことなきCOVID期間の新規と表現して良いと思います。(AKB・坂道文脈の)握手会も経験したことないです。

 転機(?)としては坂道関連用のアカウントを2022/6に開設した(分霊箱)ことでした。こちら側の知り合いも徐々に増えたり、時にはオフラインの集まりにも参加してみたりとここにきて「かいわい」が拡がる感じが個人的に新鮮で楽しいです。分霊箱を作るずっと前にはすでにnoteアカウントは作っていたので、坂道オタクでnoteを書いている方、また金川紗耶ちゃんのオタクであろう方を徐々にフォローしていくなどして現在のアカウントとTLを構築していきました。

<きっかけ>
 そんな坂道アカウント構築の過程でAKB公演に行くと決意させたきっかけは何なのか。ここは理由というか契機が大きく2点あります。

①乃木坂4期生オタク飲み会
 1つ目は4期スタ誕(ぴあアリーナMM)ライブの日にFFの方から飲み会にお誘いいただいたことです(なおその会の方々全員と初対面だった)。その時のメンバーはわりと定期的な会になってきており、モルック→肉を焼く会とかも楽しかったな…。今年の神宮千秋楽行きますよ!(私信)その初回の飲み会で最初に顔を合わせたのが、のちに劇場を連番(というかタイミングを合わせて行った)してくれたUさん(仮)。彼からの影響(?)は大きいと思ってます

②某オフ会
 こちらは上記とは全く別の、Kさん(仮)主催のオフ会。こちらも初対面ばかりの会でめちゃくちゃ緊張していたのですが、坂としては欅坂をベースにしつつも横断的にいろんな話(アイドルに限らず)、あるいはアイドルを別ジャンルで例える、みたいな会話が飛び交うものであり、こちらもまた刺激的でした。2次会ではカラオケで1本まるまるノイミーライブの円盤を観ました。永田詩央里さんかわいい。ここでまたひとつ他ジャンル摂取に対する心の壁が壊れたというか、「越境」の面白みだったり「出会ってしまうもの」への構えだとかを持ち帰った会だったなと振り返ると思います。この時フォローさせていただいた方の中に17期推しの方がおり、ほぼUさんとこの方(Hさん)からAKB関連は吸収している、と言えます。

いざ劇場、そして公演へ

<劇場へ>
 今のAKBにぐっと興味が湧いたのは61stシングルの『どうしても君が好きだ』です。当初はセンターが本田仁美さんであること、柏木由紀さんが変わらず活躍していること、位の解像度でしたが、CDTVで1発目のパフォーマンス(竹林の中でステージ組んで踊ってたやつ)で撃ち抜かれたと言って差し支えないと思います。ダンスのキレとか凝ったフォーメーション、そして多様なメンバーがこれまでのイメージをすっかり更新してくれたパフォーマンスでした個人的には。もともと『根も葉もRumor』がダンスバキバキですごい、とは耳にしていたものの、全然構えてなかったところに刺さってきたので。このときにめっちゃ気になる可愛い子いる…となったのが平田侑希さんでした。
 その後4月26日にはリリースキャンペーンとしてのお見送り会に上述のUさんに誘われて参加し、選抜メン全員が渋谷タワレコB1のCUTUP STUDIOに集結している画が非日常過ぎてめちゃくちゃ良かった、なんてこともありました。見慣れている光景×テレビの人たち、みたいな。お見送りは柏木さんが最下手側にいたので意識がそっちに持っていかれそうになりつつ、3番目くらいにいた平田さんをなんとか捉えながら、人の流れに従い進んでいく、というオタクベルトコンベアー。手振ったりハート送ったらみんな返してくれてありがてえな〜と思ってたら山内さん(ずっきー)が特大のレスポンスをくれてサイコーになりましたね、、、。

 こうして実際に現場にも足を運んでみて、「劇場」や「公演」というものをまずはこの身で一度は体験してみたいぞ…!という気持ちが徐々に強くなり、17研究所の有料会員に登録し、AKBのグループIDを作り公演に申し込むという実績を解除しました。IDも登録して抽選申し込んで、いざ当たったらどういう手順を踏めば良いのか、というのが一発ではわかりにくいのが逆に(?)新鮮で、独自システムがそのままAKBグループに最適化した進化を遂げた結果なのだなあと思うなど。ガラパゴスではある。結果、6月2日の公演に一般枠で当選しました。たぶんビギナーズラック。当選を確認してからは他現場のAKB有識者にも教えを請いながら、それでいてほとんど予習はせずに臨みました。というか予習するには時間が足りなさすぎるのと、AKBというアーカイブがどデカいので深めようとするといくらでも行けてしまうな、と思ったので、こうした帰着になりました。

 当日は18時集合。ということでスライドワークなんかを駆使しながら退勤をキメつつ向かいました。いざドンキの建物に到着してからもわりとソワソワしていたんですけど、エスカレーターでひたすら上って受付についた瞬間のあの空間の独特な感じ、現所属メンバーが貼り出されているあの壁、荷物預けのシステム、当選番号→整理番号→抽選入場というシステム、奥まったロビーに現れるあの劇場の入口、一気に情報が流れ込んできた感覚でした。独特。その後Uさんとも合流しいざ入場。色々な流れがあり初の劇場公演観覧体験にして最前列で観ることができました。この体験はずっと忘れたくないな…と思う今思い返してもわたしのドルオタ史におけるTOP10には入る可能性があるくらいのモーメントでした。以下は公演について主に箇条書き形式で感想と感情を羅列していきます。

<「ただいま恋愛中」>
・この日この公演を観るまでマジで平田さんしか知らなかった、こんな状態の人が最前にいるという申し訳無さもありつつ、この回で全部学ぶぞという気概で観てた
・ちなみにこの公演の楽曲も1〜2曲くらいしか聴いたことなかった(ただいま恋愛中とBINGO!くらい)。ただAKB楽曲の感じは細胞レベルに染み渡っているので、初見でもめちゃくちゃ楽しかった
・AKBのOverture、始祖だ…
・最前マジで近いので視界に全員を一度に収めることができない!!!基本平田さんを追っていたけれど、目の前でパフォーマンスしている子も見る、という幸せな処理落ち(?)
・あれステージ上下に動くんや!!というのとステージバックの壁が回転扉の鏡になってるの面白い作り
・ドルオタ歴が無駄に長いぶん振りが「次はこう動くだろうな」の精度が高くて、あらゆる曲に初見でフリコピする人と化していた
・ユニット曲も出演メンバー全員でやる曲もバランス良くて楽しい
・衣装めっちゃ変わるの有難いすね
・ただいま恋愛中衣装?(最初のやつ)は2023年の今この衣装を着ていることに意味があるというか…水玉といいカラーの組み合わせと言いベレー帽とかカチューシャといった小道具の使い方が好き。過去衣装全部倉庫にとってあるみたいな動画を何かで見たけれど、こういう衣装にしろ映像にしろ楽曲にしろ、AKBの持つアーカイブの厚さが新世代に継がれているのも面白いな〜と思う
・山﨑空さんと佐藤綺星さんが一際「アイドル」としての輝きを放っているな〜と思いながら見てたらそれもそのはず61stで2人とも選抜だった。
・正鋳さんエネルギッシュでいいっすよね、ポニテ元気印って感じで
・ほてちゃんキュート、この感じで関西出身なのいいな
・のんちゃんマジでスタイルいい、小顔、可愛い。公演中10回は目が合った。目が合いすぎて双方照れる時間あった。そして見事に気になってしまい(?)サイン会申し込みました
・くまのぬいぐるみ、思ってたよりも投げられててウケた
・only todayサイコーだ……
・平田さんマジで美人、可愛い、好きなお顔…
・正鋳さんがステップにせよ腕の振りにせよ×1.2くらいのエネルギーを放出している。MCタイムで額に汗を浮かべている様子だとか、そのひたむきさに胸打たれる
・終演後に写真売るシステム新鮮だった、最高の位置で最高の体験をしたのでいちばんいいやつ(台紙付き)買っちった
・あいちゃんもそららもほとんど汗かいてないように見えるのアイドルすぎる
・こっこかわいいよこっこ
・最初のMCパートで「成長したなと思うこと」を各々が話してる時間でパーソナリティーを何となく掴めた気がする
・のんちゃん声好きすぎる
・マンネが同期内でいっちゃん背高い現象のファン
・7時12分の初恋、17分間ですよね???????
・春が来るまでコンビは17期年長と年少のコンビなの良い
・純愛のクレッシェンドはイントロといい衣装から勝ちを確信しました、そららが強すぎるずっと忘れられない
・正鋳さんは菅原咲月のごとき大車輪の活躍
・みずみん純クレ衣装似合うな〜〜〜
・Faint衣装天才
・ダルイカンジのメガネコール好き、歌謡だ
・BINGO!で記憶が2013年に戻った、当時通っていないのに。でも概念としての2013年だったあの時間
・アンコール衣装可愛い、デパート制服みたい
・この衣装での1曲目がLOVE CHASE面白い。あいちゃんと正鋳さんの走る時の沈みこみ具合がえぐかったの覚えてる
・制服が邪魔をする、この公演でめっちゃ好きになった楽曲TOP3に入る。めっちゃ康だなと思うがもう逃れられないんだと思う康からは私は
・最後あの夏の防波堤の曲紹介する時にのんちゃんがちゃんと「あの夏の防波堤(ぼうはてい)」の最後のいまで発音するやつのファン
・2023年夏曲ランキングは「ナツマトペ」「ドローン旋回中」に並んで「あの夏の防波堤」が競っています

17研究所合宿配信

 というわけで最高の記憶を刻まれたわたしは翌日と翌々日の17研究所合宿配信も見ることになります。公演が6月2日、そして3日と4日が17研究所の合宿配信という、この上ない動線。2日の公演には出ていなかった太田さん橋本さんのことも知れるということで、いつぞやの46時間TVくらい真剣に観ました。

 1日目は上述の通りゲーム企画。サムネの躍動感よ。こっこの立ち姿もジワる。明らかにテンションおかしい人、落ち着いた立ち回りの人、絶対眠たいでしょな人、場を盛り上げようと張り切る人、学級委員、みたいなキャラクターがにじみ出ていて楽しかった。

https://nicochannel.jp/akb48-17ken/videos

 2日目のTTは0815から学力テスト、0950からチーム企画①、1200から体力テスト、1500からチーム企画②、1600から学力テスト結果発表、1730からBBQ、1930からエンディング、という約12時間に渡るぶっ通し。チーム企画が挟まったり合間に休憩が入るとはいえ、ほぼ皆出ずっぱりでやるのなかなかのチャレンジだと思う。し、所長過労で倒れちゃわないか心配になりました。2日目は有料会員限定配信なのでざっくりとした個人的ハイライトだけ下記に列挙します。

<合宿配信2日目ハイライト>
学力テスト
・正鋳さんのダル着Tシャツの感じ
・解くところから配信するんだって思った
・早々に解き終わって自信満々の橋本さん
・布袋平田がパーカーなの解釈
・正鋳水島は最奥に置くの正解(やかましい(褒めてる)ので)
・スーパーほてタイム
・学級崩壊
・橋本さん「山口さん山口さん近いですよねでも」
 所長「普通に俺の名前言うな!笑」
 橋本さん「(やっちまった、やっちまった)」

チーム企画①
・まず共通の企画じゃないんや
・ジェスチャーチーム、マネージャー陣もやっててマネージャー陣が皆寝てたのわらう
・絵ジェスチャーゲームチーム、のんちゃん画伯すぎる桃太郎やばい
・太田さん喋りからしっかりした方やとわかる
・お話チーム、ESSENTIALSパーカーの平田さん解釈
・「月9じゃん〜」
・流石エリコバーグ監督やでしかし
・全部キラーパス出してるの平田さんやねんな
・これあいちゃんの負担でかすぎる
・サイコパス浦島太郎の爆誕である

運動会
・オールマイティあいちゃん
・みずみん意外と身体硬いねんな
・反復横跳び、大沼晶保というアイドル界のチャンピオンを思い出すぜ
・平田さんもう1回って何wwwwwwwww
・女バスを好きになる法則がここでも発動した
・全種目終わってただバスケしてる時間めっちゃいい

チーム企画②
・ドミノ飾り付け担当のほて、絶望の正鋳、絶叫の水島
・負けず嫌いなみずみん好き、勝負に勝ちた過ぎてるw
・山﨑空(佐藤綺星のすがた)
・意思疎通ゲームチーム、こっこ先頭はナイス采配

学力テスト結果発表
・佐藤✨星
・正 真 
・ペイペイ・ペイデイ・ペンディング!じゃねえよwww
・「シンプルな0点」
・祝:平田さんB4脱出

BBQ
・焼く人、配膳する人、食べる専門の人、動きとキャラが見えて良いな
・ご褒美お肉、マジで良い肉なんよな
・フルーツが食べたい平田さん
・花火組自由すぎる
・のんここ仲良しやねえ(保護者の顔つき

おわりに

 というわけで17期にハマった記録を書いてみました。しかしマジでビギナーズラックだったようであれ以降何度も公演申し込んでるけど当たらんすぎる。ちなみに7月8日の畠山希美さん(オンラインお話会)と7月29日の平田侑希さん(リアルお話会)に投げました。2023年にAKBにハマってる未来、あまりにも想像できなかったけど、こういう予想外の出会いみたいなものは好きだしまずは乗っかってみるのがモットーで生きているので、今のところ楽しいです。10年近くの仲になる親友からは「君は感情で生きてるよね」と言われるけれどかなりそのとおりだと思ってます。そんな彼も有識者なので色々教えてもらいながら深めていきたいと思います。それでは。

参考


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