読書感想文『プラトンの哲学』藤沢令夫

概要

西洋哲学の祖と言われるプラトン。
彼は師匠プラトンの「無知の知」を後世に残し、イデア論で形而上学に多大な影響をもたらした。
対話といった手段でものを残したプラトンは誤解も多く存在する。
プラトンの思想とは何だったのか。

無知の知

無知の知と言ったら言葉だけは知っている人も多いだろ。
知らない事を知っているという意味だが、知っているとは何をさすのだろうか。
ソクラテス曰く、知っているとはその事を知っていて行動が出来るという事だ。
日本語で言うところの知恵に近いものかもしれない。
そこを含めて考えてみると私が知っていると言えることはなんと少ないことだろうか。

魂を良い方向へ

プラトンが常に目指したことは魂をより良い方向に向かわせることだ。
それはソクラテスが刑死したことと関係があるのかと思う。
ソクラテスの死を更に昇華するために考え抜き出来上がったものなのかもしれないと感じた。

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