[7日目]パンデミックと海外生活
こんばんは!見てくださってありがとうございます。
昨日も更新できず、自分のぽんこつ加減に呆れています。
7日目になるので、そろそろ夢物語みたいな留学のお話じゃなくて、辛かったことや大変だったことをお話するべきかなーと思って昨日悶々と書くことを考えていたら辛かったこと思い出して暗くなってしまって寝込んでしまいました。。
てことで、気を取り直して、言葉にしていきたいと思います。
今日お話することは、新型コロナウイルスが流行り始めた時の出来事です。
人の本性を表させたパンデミック
今世界中で大きな問題となっているCOVID-19が流行り始めたのは、2020年の1月からですよね。当時は中国や周辺のアジア諸国での感染者が多かったです。なので、アゼルバイジャンなどを含めた遠い国の人は「自分がウイルスに感染することはないだろう」と思っていたのだと思います。
その時期に目立っていたのが、海外に居住しているアジア系の人々に対する差別や偏見です。
アジア圏の感染者が多かったことと、未知のウイルスに対する恐怖からこのような悲しいことが起こってしまったのです。
初めに言われたことは、友人から言われた軽いジョークでした。
「君の国にはコロナ感染者がいるから、近くにいるのやめよう(和訳なので正確ではありません)」
これを言われた時に私はジョークを言われた時にする対応をとりました。笑ってごまかしました。しかし、アパートに戻って考え、親友のドイツ人の子にこの出来事を話すと、言われたことの言葉の重さを理解することができました。
(バクーのレストラン)
これだけでは終わりませんでした。時間が進み感染者が増えるとそのような言動も増えました。
大学のキャンパスや街を歩いている時に「コロナ!!」と叫ばれることは日常茶飯事でした。
他の友人が私と一緒にいた友人に陰で「しゅしゅまると一緒にいるの?ならコロナに気を付けなよ?」と言われたことを知った時はさすがの私もしばらく泣き続け、行き場のない怒りに悩まされました。(ちなみにこれを言った友人は縁を切りました!のでもう友人ではないですね:))
友人とレストランに食事をしに行った時には、ガラッガラの店内なのに一番端の人から離されたテーブルに案内されることもありました。
私の顔を見て口をハンカチで抑える人たちも数え切れないほど見てきました。
まだ公式な空港や列車の規制が始まっていない頃でも、滞在記録に関わらず、アジア人だけが隣国のジョージア行きの列車に乗車することができないという情報を大使館の方から頂いたこともありました。
正直、アゼルバイジャンに来てから自分が日本人であることで嫌な思いをしたことが無かったし、人種で差別を受けたことが無かったので、今回の件で失望しました。
親切にしてくれた人が沢山いて、すごく良い国だと思っていた私にとって、このような対応を突然されることに恐怖と悲しみを感じました。
その中でも、いつも通りに接してくれた友人、私のためを思ってSNSで起きた出来事を広めてくれた友人、「同じアゼルバイジャン人として恥ずかしい。代わりに謝れせて欲しい」と言ってくれた現地の友人、直接注意してくれた友人も沢山いました。
改めて留学に来て、大切な友人に出会えて良かったと思いました。
(バクー)
日本では?
このような差別や偏見は許されるべきではありません。
日本に帰国したらこのようなことは起きないだろうと安心していました。
しかし現実はどうでしょうか?
中国人に対する差別や偏見、国内の感染者に対する差別や偏見、首都圏や都市、感染者が多い地域の人たちへの差別や偏見、特定の職業の人たちへの差別や偏見。。。
本当に悲しいとしか言いようがありません。
先日、私が通っている大学でもコロナウイルスの感染者が数名でました。それによって、大学生全体や留学生を対象とした差別や偏見が始まりました。
海外でそのような経験をした私からすると、同じような経験を日本にいる留学生が受けていると考えるだけで胸が苦しくなるし、怒りが収まりません。
覚えておいて欲しいことがあります。
小さな冗談やいじりでも、その人の心を大きく傷つけることがあります。
パンデミックに限った話ではありませんね。全てにおいてです。
心配することや恐れることと差別や偏見は全く違うことです。
なので、自分の言動には気を付けて欲しいし、気を付けるように人々に伝える必要があると思います。
(私がインスタグラムのストーリーに載せた文章、簡単な英語なのでぜひ読んでみて欲しいです。)
今日はなんだか、すごく真面目なことを書きましたね。明日はもうちょっと面白いこと書けるように頑張ります:))
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