映画ログ her/世界でひとつの彼女(2014)

Amazon prime videoで鑑賞

原題 her
監督 スパイク・ジョーンズ
脚本 スパイク・ジョーンズ
製作国 アメリカ
上映時間 120分

出演者
ホアキン・フェニックス
エイミー・アダムス
ルーニー・マーラ
オリヴィア・ワイルド
スカーレット・ヨハンソン

色々思うところがある作品だった。
良いところを先に挙げておくと、ジャケットのヴィジュアルでもわかるように、すごく色彩に気を配っていて、終始美しい映像が見られた。
高層マンションから見下ろす夜景や、雪山の景色、オフィスの壁紙の色から出演者の服の色まで、徹底した画面作りにこだわりを感じた。また、すこし先の未来に時代が設定されていて、その時代の男性のボトムはウェストベルトが現代の2倍の太さのようで、そこにちょっとした差別化をうまく出していて良かったと思う。

ちょっとなーー、と思った点は、多くの人がコメントしているように、なんか気持ち悪い。主人公の理想と妄想を押し付けられているのが受け取れる。それをずっとパートナーに強いていたと考えると、離婚して当然だなー、と思った。ついにはAIにまで距離を取られ、やっと自分を見つめ直すことができる。という、なんともまぁ自分勝手な男の恋愛の話だ。
愛を知る、というテーマなのだろうが、なんだかイライラするのは、こういう男性が私の身近にいるからなのかもしれない。
やれやれ、だなーーー。

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