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家で簡単に出来る!窯焼き風ピザの作り方(動画あり)

おいしいピザを焼くコツは「高温&短時間」

本来美味しいピザを焼くのに欠かせないピザ窯。
温度は約400~500℃でドーム状。 高温の熱でピザを包みこんで短時間で焼くことで、余分な水分を飛ばし旨みをギュッと閉じ込めて、外はパリッ中はふっくらと焼けるのが特徴。
でも家庭用オーブンはそこまで高温では無い。実際我が家のオーブンの最高温度は250℃でしかも上火しか無いタイプだったので、いつも苦戦していました。

イタリア人が家庭でピザを焼く時の方法。
ピザ窯が無くても窯焼き風ピザが焼ける!

そんなある日知ったこの方法。
イタリアではお家でピザを作る時、ピザ窯の無い家ではこうやって焼くのだそう。今までオーブンで焼きつつバーナーを使ったりしていたのですが、このやり方を知ってからは、一気にピザ作りが手軽に出来るようになりました。

使う道具
フライパン&オーブン(トースター)

この2つを組み合わせて焼きます。フライパンで下火を、オーブン(無ければオーブントースターで大丈夫)で上火を、という感じ。
それぞれ焼き色が付けばOKなので、6分くらいで焼き上がります。

生地作りは楽ちんほったらかし製法

このピザ生地は、レーズン酵母の元種を使ったレシピです。
こねない冷蔵庫発酵の楽ちんな作り方。基本のカンパーニュ とほとんど同じですが、水分量が多いのでこちらの方が生地が柔らかいです。

関連動画
レーズン酵母の起こし方や元種のメンテナンスの方法などはこちらをどうぞ

窯焼き風ピザの作り方

●ピザ生地(約20cmのピザ3枚分)
水 155g
元種 110g(ピザを焼く前日の朝に種継ぎの仕込みをする)
塩 5g
はちみつ 5g
オリーブオイル 15g
小麦粉 210g(強力粉180g、全粒中力粉30g)

⚫︎トマトソース
塩トマトの瓶詰め 適量
(生のトマトを使う場合は2個くらい)
オレガノ、胡椒 少々

具材は、モッツァレラチーズ、オリーブオイル、バジル、など好みで

元種を用意する
冷蔵庫から出して室温に戻した元種30gに、水40gと強力粉40gを混ぜて110gの元種を種継ぎして用意しておく。
(レーズン酵母や種継ぎについての詳細は上にリンクが貼ってあります。)
※最終的に元種の量が110gになれば、例えば元種50g+水30g+強力粉30gなどでも良い。ただし水と強力粉は必ず1:1にすること

生地作り
①塩とはちみつをしっかり溶かした水に、オリーブオイル、元種、小麦粉を入れてよく混ぜる。室温で1時間おく。

②1時間後、生地の外側を持ち上げ中心に折りたたむ。これを8回行う。室温で30分おいてから冷蔵庫へ入れ、一晩生地を休ませる。

トマトソース作り
塩トマト(我が家の作り置き瓶詰め。レシピあり)に、胡椒とオレガノを加えて煮詰めてペースト状態にする。生のトマトを使う場合は塩で味付けする。
とにかく煮詰めるのみ。オリーブオイルを入れても◎
※この作業は前日にやっておいても良いですが、私は翌日の朝生地を復温させてる間に作ることが多いです。

成形
①翌朝、生地を冷蔵庫から出して常温に戻す(復温)。1〜2時間おく
②常温に戻ったら、生地の周りと台にしっかり打ち粉をして、生地を台に出す。
③生地を3つに分けて丸める。生地の外側をつまんで中心に折りたたむようにして、裏返して丸めるとやりやすい。生地が柔らかいので、台や手にくっつく時は打ち粉をする。丸め終わったら濡れ布巾をかけて30分程おく。

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④30分後、ピザの形に広げていく。
生地の外側3cmくらいは触らないようにして、その内側だけを薄くしていくイメージ。
・中心を軽く押し広げて、外側を持ち上げクルクルと回していく。生地が重みで下へ伸びるので、それを利用して広げていく。生地がちぎれたり薄くなり過ぎないよう気を付けて手早く行う。
・手の甲を使う場合は、生地を左右に滑らせるように動かすとやりやすい。
・難しい場合は、台に置いた状態で中央部分を押して、外側を引っ張ってを繰り返して伸ばしていくなど、自分のやりやすい方法でOK

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焼成
①フライパンで焼く(下火)

熱したフライパンに生地を乗せて、ソースを塗って具材を乗せる。ここは生地を焦がさないようテンポ良く!
具材を乗せたら直ぐに蓋をして3分くらい焼く。裏側に焼き目が付いたら、オーブンに移動させる。

②オーブンで焼く(上火)
上火で焼き目を付ける。2〜3分でこんがり焼けていれば完成!
(オーブン使用の場合はあらかじめ最高温度に予熱しておく。オーブントースターの場合は1分ほど熱して温度が高くなったところで生地を入れる。)


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パリパリモチモチ。
このピザを作るようになってからは、ピザは家で食べることが多くなりました。生地の扱い方さえ慣れれば本当に簡単です。
好きな具を好きなだけ乗せて楽しむ家ピザ。
美味しくて楽しくてオススメです!

補足
フライパンについて
高い温度で短時間で焼きたいので、私は鉄のフライパンを使って強めの中火で焼いています。テフロン加工のフライパンの場合は強火でも良いかも知れません。時間は裏側の焼具合を見て調整してみて下さい。

窯焼き風ピザの作り方( YouTube )

生地の広げ方は動画を見た方が分かりやすいかも知れません。


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