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その悩みどこから?

その悩み、もしかして使っている言葉の影響で起きているかもしれません。
今回は言葉から見る自分の思考パターン 時制編をお届けします。
最後にすぐ実践できるTipsあり。

こんにちは、ライフコーチのChoです。

▼前提

この記事は時制を使った思考パターンについて学べます。コーチの方はそれを学んだ上で対クライアントに対して見分けるときに使えます。コーチでない人は、自分の普段の生活で自分に対して、また対他人のコミュニケーションで使えます。最後にすぐに使える実践Tipsも載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。記事は3分で読めます。

▼なぜ思考パターンは大事なのか

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すごく当たり前なことを言いますが、
人が成すこと全ては思考から始まっています。
マザー・テレサの有名な言葉を引用して説明します。

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

シンプルに表現すると人は、

思考→言葉→行動→習慣→性格

という順で形成されていきます。そのため思考が変わらないとなにも変わりません。ではどうやって思考に気づき、変容を促せるのでしょうか。

その方法の一つが「言葉」による考察です。

上記の順序より、思考が言葉を形成すると考えれば、逆に言葉から思考は逆推できます。そのためコーチングでは特に言葉に気をつけていきます。その中でも本日は思考パターンを判断しやすい時制について紹介したいと思います。

■時制パターン

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人は言葉を使うときに、3つの時制を使っています。
それは ①過去 ②今 ③未来 です。
英語を勉強したときに習っているので、みなさん馴染み深いのではないでしょうか。

①過去
いわゆる過去形がここにあたります
例)「だったんだよね〜」「〇〇でした」

②今
これはそのまま現在形な時制を指します。
例)「今〜〜。」「〜している。」

過去形も現在形も通常の会話で使っていただく分には全然問題ありません。
問題があるのは、未来の事柄について過去失敗や現在の失敗を持ち出し、そのまま未来も失敗することを予言する場合です。

過去形例)前に何回も失敗しているから今度も絶対ムリなんだよ。
現在形例)今うまく行っていないから未来ももう希望がない。

みなさんこころあたりはありませんか?

俗にいう「負け癖」がこれに当てはまります。これはセルフトークがネガティブに陥っているから起きうる状況です。詳細は別記事で扱いますが、セルフトークは「自分自身に語りかえる事や言葉」のことで、シンプルに表現すると「思考」です。言葉を口に出しているかそうでないかに関わらず、セルフトーク(思考)は常に行われています。ネガティブなことばかり考えていたら、ネガティブな思考パターンになります。ネガティブなことを口に出してしまった場合は、オートクライン効果によりネガティブな思考がより強固なものになります。

負けやうまくいかないことが続いた場合、人はこのネガティブセルフトークに陥りがちです。その中で、過去や今の失敗を未来に繋げる傾向があります。

そこでみなさんに認識していただきたいことが2つあります。

①未来は必ずしも過去を反映するものではない。
現在の自分が変わっていく中で、未来の自分も刻一刻と変化しています。未来の自分がどうなるかはだれにも正確に予想できません。そのため未来を悲観的捉える必要はありません。ここで必ずしもとつけたのは、次に説明する②に陥った場合未来に過去が反映される可能性が大きいです。

②過去の失敗が学べば、その失敗は手放しおけです。
過去の失敗やうまく行かなかった原因をきちんと理解、消化していないとまた未来でも同じ過ちを犯すことは予想されます。その場合、ネガティブな思考パターンに陥り、同じかさらにもっと悪い結果を生み出すこと可能性があります。逆に、過去の失敗を受け入れ学び、未来に同じ間違いが起きないように勤めれば、過去の失敗はもう恐れるものではありません。

私たちでよく使う言葉で「三度目の正直」というものがあります。実はこの言葉にはさり気なく凄い心理テクニックが応用されています。この言葉を使えば、過去2度の失敗から生まれるネガティブなセルフトーク/思考を3回目のポジティブな未来にセルフトークに変換を可能にしています。だから、ぼくらは3回目でうまくいことが多いと私は考察しています。

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③未来
過去、今に続いて、未来形の言葉です。

例)「仮に」、「もしも」、「万が一」など
仮にやってうまくいかなかったら…
万が一〇〇のようなことが起きてしまったら…

未来に起こりうる悪いシナリオを準備していざというときに備えておくことは必要です。しかし悪いシナリオに過度に頭を悩ませ、行動できないでいることは問題です。

人によってどれぐらい先のことを想定して行動するのかというのは変わってきます。そのため、どこまで考えてどの時点から動くという一般的な基準を設けることは困難です。少し乱暴ではありますが、未来のことに考えすぎて頭を悩ませている場合はまず一歩踏み出して動き出してみましょう。


▼今日から実践できるTips

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多くの人の場合は自分の言葉に気をつけていません。そのため自分がどういう時制の言葉を発しているのかをそもそも把握できていません。

だからまず今日から実践できる方法を2つご紹介したいと思います。

①一日5分、自分の言葉を振り返る。
一日5分でもいいので、自分の言葉に注意を向けてみる。上記3つの時制の罠にハマっている場合は、先述紹介した考え方や行動をとってみてください。

②他人に自分の言葉を注意してもらう。
この時制の話を他人にし、万が一自分がこういう言葉を使っていて、ネガティブなループに陥りそうになったら注意してもらうようにしましょう。また普段どういう言葉遣いをしているのかを友人に聞いてみるのはより自分の言葉を把握するのに客観的で役立ちます。

③プロフェッショナルなコーチに依頼しましょう。
①②もやってみてだめだった、なかなか一人で対応するのはしんどい。
そういう場合は、プロのコーチやカウンセラーの方に依頼してみましょう。
より自分の癖や思考パータンに気づくことができ、よりよい未来に向かうことが可能になります。

▼終わりに

長くなりましたが、以上が時制による思考パターンの内容でした。最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも役に立ったと思ったら、ぜひいいねやシェアをお願いします。コーチングのセッション依頼はTwitterのDMよりご連絡をお願いいたします。
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