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体験学習サイクル、 回せていますか?

この記事はコーチをしている人/コーチ的な関わりをしたい人、自分でセルフコーチングしたい人、体験学習サイクルに興味がある人に向けて記載しています。

体験学習サイクルとはなに?PDCAサイクルとの違いは?についてメインで述べています。記事は4分で読めます。

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昨日10分コーチング2日目が終了しました。

学びが濃すぎて消化に困る!!!
という嬉しい悲鳴が僕の心なかで叫ばれています。

もっと本番で実践をしてためさなきゃ、そして試したい!
そういう気持ちにも今なっています。

昨日の講義のその中でも個人的に一番印象に残っているのは、
コーチングにおいて体験学習サイクルを回すことです。

体験学習サイクルとは

体験学習


大きく分けて上記の4ステップになっています。
詳細な記事は以下のリンクによくまとめられていますので、
そこ読んでいただきたいのです。
http://teambuildinglab.com/the-experiential-learning-cycle

ここで超簡単に説明すると
①体験/経験
そのままですが、なにかの出来事を体験すること。
意図して体験するのもいいし、偶発的なものでもOKです。

②振り返り/内省
その出来事についてどういう学びがあったか、どうしてその結果になったのか。プロセスと結果、その事実と感情面の両方における振り返りを行う。事実と感情の両方というがポイントです。

③抽象的概念化
その体験がもっと普遍的に他のときでも応用できるようにしたらどうなるだろうというのを考えることです。

④実験する
ここで得たこの抽象的概念を意図的に他の場面で試してみる。そしてまた①に戻って検証する。

このサイクルを回すことによって、学習効率がどんどん上がります。
またサイクルのペースが速ければ速いほど、物事がどんどん大きく先に進むことになります。

PDCAとの違いは?

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この学習サイクルとPDCAサイクルって似てるから一緒でしょ。
と思われるかもしれないですが、

いいえ違います。

大きく異るポイントとして、

PDCAはプロジェクト/タスクベースの考え方です。通常あるプロジェクトやタスクにおいて、反復行動や改善を行っていくものです。

対して体験学習サイクルは、概念ベースの考え方です。
体験や経験を一度抽象化して、別の事象でも当てて、その抽象化された概念を試しているというような違いがあります。

もちろん、PDCAサイクルを回している中で、Cの抽象度高く行うことができれば自然と体験学習サイクルを回せていることにも繋がります。

現状コーチングにおける起きがちな課題点

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個人的な感想として、この体験学習サイクルをセッションを通して設計することは難しいと感じています。ときにはコーチの強引さを必要とします。

継続セッションで継続なテーマを決めずにコーチングを進める場合、クライアントが今日話したいテーマが前回と全く異なるとき、コーチとしてやりがちなのは、前回のクライアントが約束してくれたtodoや振り返りを確認することしないまま、今日の話題に入っていくことです。

そのためこの体験学習サイクルが回せずに、毎回単発のようなセッションになってしまいます。もちろん、それが悪いということを言っているわけではありません。ただ体験学習サイクルをセッションを通して回して、それがセッションを通さずに、クライアントが一人できるようになったときに、本当にコーチングが目指していたクライアントの自走が初めてなされるのでは?
と思います。


今後の対策

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僕も現状ここは100点満点でできているわけではありません。
そのため今後はこの2つをより意識的に対応して行きたいと思いました。

①セッション前半で前回の取り決め約束について絶対触れる。
②体験学習が回せているかの確認(主に実験と体験の部分)をクライアントに対してセッション外の時間で行う。

この二点を実施することによって、より普段の生活+セッション内でよりこの学習サイクルが意識されるようになり、習慣化されていき、最終的にはセッションの効果が一番高くなると考えています。

だからこれをやっていこうと思います。
実は昨日からすでにセッションで実施しています。
効果は個人的に感じています。これを継続的に行っていくとどう自分とクライアントの関係性やクライアントにおける変化を見ていきたいと思います。


最後に

1日1トピックというような形でこれからも書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた。

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