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アンダルシアのマラガでパナマの帽子を買った10/24(日)

2009年の5月にマラガに行ったのである。サンテグジュペリの小説の中で、マラガではお祭りだと言う短いフレーズがあってそれに刺激されてマラガに行ったのである。私はフランス語が読めないから堀口大学の日本語の訳で読んだのだが考えてみたら堀口大学が家人の遠い親戚にあたると言うのも関係している。イメージと実際の人間が違うのは当然ながら、外交官の父親について世界中滞在した大学さんの晩年に近い風貌はどこかの呉服屋のケチな親父のようにしか見えなかった。大写真家東松さんに恋い焦がれていた時にご本人の写真を見てイメージが物故割れたのと同じである。

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