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もう一度カメラの話をしないか?その13 白岡順のニコンF3には常に50ミリのレンズしかついていない。彼とは人生で前後1度きりパリであった。

白岡順は好きな写真家である。人生で1度だけ白岡にあったのは彼がニューヨークからパリに引っ越してきた時だった。記憶が曖昧なので白岡の年譜を調べてみたら1979年にパリに移動している。だからその時だと思う。その白岡が20年もパリに住んでそこで作家活動をしてヨーロッパでは非常に有名な作家になった。ところが日本ではマイナーなギャラリーとかカメラメーカーのギャラリーで写真展をするだけなのが残念である。これは単純明快なことでヨーロッパの写真に対するスタンスと日本の写真ギャラリーに対する存在がそのレベルが全く違うからだ。

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