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給料もボーナスもなくて半世紀。1973/1980オーストリアウィーン時代の話📷3/6(土) 午後6時からクラブハウス生放送atバウハウス

ほぼ8年間オーストリアウィーンに住んでいてその生活はシンプルライフで楽しかった。貧乏と言うのとシンプルライフは別である。赤瀬川原平さんの貧乏暮らしの話がエッセイとして大変な人気になったのは、人は他人の貧乏話に興味を持ってそれを笑い飛ばすと言うシンパシーがあるからだ。お金持ち自慢のゴージャスな生活というのが人気になるのはせいぜいテレビの三流番組見なものでそれを見ている人のIQは決して高いと言うわけではない。赤瀬川さんの貧乏ストーリーと言うのはそこに人間的な深いシンパシーを感じるからであり、生活が最も真面目な哲学であると言うことを皆が理解しているからだ。

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