ミュージカル「FROZEN」を観てきました
こんにちは。シンガポールでは2/13(月)から公共交通機関でのマスク着用義務が廃止されました。
マスクをうっかりなくしてしまい、電車やバスに乗れない。慌ててマスクを売ってるお店を探すーーーなんてこともなくなり、ほっとしています。カバンを変えると、予備のマスクを入れ忘れちゃうんですよね。
ちなみに約3年ぶりにマスクなしで電車に乗って思ったのは、「う、体臭がする」でした。
ミュージカル「FROZEN」を観てきました
さて、今回は合唱から少し離れてミュージカルのお話。2/5から3/19までシンガポールで公演している、「FROZEN」を観てきました。アナ雪です。
きっかけは、バスに乗っていたときのこと。アナ雪のミュージカルののぼりを見かけて日本の家族に話したら「劇団四季で観たよ。おもしろいよ!」ということだったので、観にいくことにしました。
会場は、マリーナベイ・サンズに隣接するモール内にある劇場 サンズ シアターです。
中に入ると、映画館のよう。
キャストの紹介を見ると、オーストラリアやニュージーランド、近隣のアジアの国の俳優さんが多いようです。こんなところも、アジア・オセアニア地域の交易都市・シンガポールらしいなぁと思いました。
「今日、はじめてミュージカルを観る小さなお客さまを歓迎します。ミュージカルとの長く楽しい付き合いのはじまりになりますように」といった内容のアナウンスが入り、いよいよ物語がはじまります。このアナウンス、リピーター・ロイヤル顧客獲得のためと思いつつ、ファミリーフレンドリーなシンガポールらしくていいなぁと思いました。会場にはディズニープリンセスや雪だるまのオラフの服を着た子どもたちがたくさん。途中、出入りすることが多いので、劇場スタッフも十分配置されていて、ペンライトで足元を照らして、てきぱきと誘導していました。
さてさて、内容はここで書くわけにはいきませんが、元気いっぱいに物語を牽引していくアナが、子ども時代も大きくなってからもとってもいいなと思いました。映画同様にお城のなかや雪山を飛んだり跳ねたり走り回ったり、ダンスもアクロバティック!
劇団四季のアナ雪も、今回観たFROZENも、どちらもブロードウェイミュージカルを元にしているので、内容は同じかな(劇団四季版では日本語、という違いくらい)と思うのですが、場所やお客さんによって、笑いや拍手が起こる場面は違うのでしょうか。こちらでは、トナカイが登場するシーンでなぜか毎回笑いが起きてました。あと、各シーンの見せ場が来ると、わぁっと歓声と拍手が巻き起こって、そのピークでふわっと暗転したり、幕が降りたり。ノリがよくて、まるで一緒に舞台を作ってるみたいな参加型のお客さんたち。
基本的には子ども向けのジョークばかりですが、最近話題のある王子の自伝を意識してか、「私はスペアよ」と意味ありげに話すシーンもあって、これには大人たちが笑っていました。
また、私自身、一度合唱劇を経験したので、へぇっと思うシーンがちらほら。アナは飛んだり跳ねたり回転したりしても歌が安定していて、しかも動きと合わせて伸び伸び歌ってるので、聴いていて気持ちがよかったし、よく歌えるなぁと感心(プロに向かって感心するのも変ですが)。
日本で何度か観たミュージカルは教科書的にきれいで整った印象だったのですが、こちらではライブ感満載、曲を自分のものにしてパワフルに思いのままに歌う、多少いろいろはみ出ても気にしない感じがあって、これはこれで好感を持ちました。
それから、以前観たり出演したりした合唱劇を思い出すような演出もありました。セットや仕掛けに頼らない、人の体を使ったプリミティブな表現があえて選ばれてるのかなぁ。
最後は客席前方にも雪が降る中、カーテンコールでお別れです。
やっぱり生の舞台はいいですね。実は昨年、この劇場ではサウンド・オブ・ミュージックをやっていて、行きたいなと思いつつ見送ってました。これからは、気軽に観に来たいなと思います。
おまけ
劇場内には、ゆかりのアイテムが展示されていました。中央は、海老蔵さんの押隈。
よく見ると、ライオンキングのサバンナのシルエットにはマリーナベイ・サンズはじめ、シンガポールの名所が。かわいい!
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