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好きが止まらない31号 我が家のお雛様


我が家のお雛さまは非常にコンパクトです。2分もあれば出し入れ完了できます。しかも、一方は23年選手・一方は30年選手。どちらも超お気に入り♪

一つ目は23年選手の『紀州雛(きしゅうびな)』

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『紀州雛』はあまり、聞きなれない言葉かもしれません。でも、実は歴史は古く、起源は5世紀ごろと言われており、和歌山県知事郷土伝統工芸品にも指定されています。

天然素材の木地を削り、ひな人形の形を作った上に、紀州漆器の技法を用いて仕上げられたものです。職人さん達が分業制で1体1体手作業で作成されるので、同じものはなく、それぞれに表情を持っています。大きさは手のひらに載るミカンサイズ(さすが和歌山。『ミカン単位』は基準として正解(笑))。大きくても高さ13・5㎝程度のようです。

私のものは、少し小ぶりで金柑サイズ(約4.5㎝)。両手にすっぽりと収まる大きさ。少し丸みがあり、コロンとしています。台座もついているので、木箱から出し、薄紙の中から発掘し、台座にonすれば、飾りつけ完了です。

これは、独身時代の勤務先でお世話になった方から、結婚のお祝いとして頂いたものです。その時、結婚と同時に私は和歌山を離れ、近い将来、実家も母の故郷である広島県福山市に移ることが決まっていました。

なので、「育った和歌山を忘れないでねとの気持ちを込めて選びました」と聞きました。そのお言葉と共に、ずっと大事に持ち歩いています。もちろん、大好きな和歌山も忘れていません〜‼︎


もう一つは高校時代の親友からのプレゼント。4.5㎝角の箱を開けると~

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↑これが・・・ こうなる↓

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三人官女や五人囃子まで、ぎゅうぎゅう状態で全員集合~♪ 

まさにポケッタブル!!

和紙でできた工作人形。1体の高さは1.5㎝弱。小さな世界ですが、着物の色やちょっとした持ち物で、「らしさ」が出ています。

これは、学生時代、京都で過ごしていた友達のところに遊びに行き、街角のお店で見かけました。『あっ、かわいい~♪』と思った瞬間、友達が「ねぇ、これ、絶対、好きだと思う!!」と言って手に取り、その場でお土産として買ってくれたもの。ホント、よくお分かりで~大事にします!!

それから30年間あまり~ちょっと色あせたけど、和紙は丈夫です~!!今も現役で飾ってるよ~!!


そういう訳で、今年も無事にひな祭りの飾りつけは完了。今年は農作物直売場で見つけた桃の枝も飾り、いつもより華やかな桃の節句となりそうです。





*見出し画像はmjuberryさまの写真をお借りしました。私の住む地域は、まだここまで咲き始めてはいませんが、あと少ししたら、この景色が見られるのかなぁと思います。



〈おまけ〉

『紀州雛』の中に入っていた紙(重要書類はよくなくし、半泣きで再発行をお願いすることが多いのに、こういう紙類は物持ちが良い体質です)↓

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特徴の項目の文面が、古文と現代文の中間のような文で、個人的にちょっとツボ(笑) 。その部分 ズーム↓  いとをかし。

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『紀州雛』については、こちらでも紹介されていました~↓



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