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好きなことに気づいた28号 カレンダー
先週、この家に何か足りない…と突然思いました。見回すと、カレンダーが一枚もありませんでした。この家に移り、ちょうど7か月目のことでした。
もともとカレンダーに予定をびっしりと書く習慣はなく、大事なことだけメモる程度の使い方。でも、それなりに活用はしていました。
ふと目を上げた時に、「そうか、今日はこれがある日だよね」と確認できる場所にあるのがカレンダーでした。なぜ、7ヶ月もカレンダーがないことに気づいていなかったのか、それが最大の疑問。
「カレンダー=日付や予定をみるためのもの」と考えると
確かに、日付はスマホでも時計でも確認できました。自分から見ようと思えば確認できる環境だったので、必要性を感じなかったのかなとも思います。
ただ、去年の今頃から社会状況が変わり、当時フルタイムで働いていた私は、すごい勢いですることが増え、しかも方法も変わりました。その時々・事柄での確認や判断が多くなり、『一日』という単位の中でとらえていたことが、『事柄』や『時間』の連続体という単位でとらえるようになった感覚がありました。
その頃から、私は徐々にスケジュール帳に予定の書き込みができなくなっていきました。日付の意識も薄くなっていたように思います。書き込む時間も、それを言葉で整理する時間もないという感じでした。コピーの裏紙にすることをリストアップし、全て終わったら捨てていました。
去年のスケジュール帳をみると、2月から書き込む量が減り、3月からは真っ白なページが続いています。ただ、ページをあけると、空白のその下にある混沌とした迷いぶりを、自分では読み取ることができるのです。
思えば、6月中旬の引っ越し後から、片づけと新しい生活に慣れることに没頭していた気がします。あってないような予定。時間の流れが今までと全く違う環境。自分采配でつかえる時間はたんまりある。なのに、日を、時間を、どのように割り当てると良いかが分からなくなっていました。
あともう一つ、スケジュールを組むと、自分の一日に「今日はこういう一日です!」大きな声で宣言しているみたいで、なぜかそのことに、戸惑っていました。あの頃ほど予定が全く多くないはずなのに、充分にこなせない自分を認めたくなかったのかもしれません。
『一日一日を刻む』という感覚が、薄れていたのかも…。
新しい日々が始まっていることを認めたくなかったのかも…。
そんなことを思いながら、家の中を探して、2021年のカレンダーを見つけました。
あったのは、かかりつけ医院でもらったもの。
いつもの年なら、同じメーカー定番の数字だけデザインされたカレンダーで、絵や写真入りのカレンダーは使わないのです。もし使うのなら、自分のデスクの前にこっそり置く程度。でも、1月半ば…もう、定番のあのカレンダーは手に入らないよねと思って、急遽採用。
病院でもらったカレンダー。思いのほか、かわいい↓
さすが1月 雪の中、見つめ合う精悍なバーニーズ・マウンテンドッグ
そして「カレンダーを貼ってみた」 ただそれだけのことなのに…
ちょっと眺めていたら、ほんと、なぜかなのですが、カチッとかみ合う音がして、『一日』という意識がポンと入ったのです。そして自分の中で動き出したのです。
大きな時間の連続体ではなく、1日ずつ、一度区切りがつく感じ。
終わりを意識するからか、始まりを意識するからか…。ここ1年、時間のとらえ方が、「この1年」「この時間」「この事項」だったのが、「この1日」になった感じ。
1日・1日が色濃く感じる。日常の積み重ね感がもどってくる感じ。
その時に、あっ、私にとって『1日』という単位がホントに必要なものなのだと思いました。ただの数字の列ではなく、私にとってカレンダーは日々の1つ1つの積み重ねをとらえるキッカケになっていたのだと、気づきました。
カレンダー、なくても困らなかったな。でも、あるのも良いな。
ということで、今までにない不思議な気持ちで、最近はカレンダーの今日の日付を眺めています。自分の感覚に対する気づきのネタってどこに落ちてるのか、分からないものだなぁとも思いながら。
(オマケ)
なので、今年の我が家はこのカレンダーでいこうと思います。
1週間後の2月にはラブリーなシー・ズーに変身予定。
ラブリーすぎて、ちょっと落ち着かないかも~(笑)←あくまで私比。本物のシーズーの可愛さは全肯定です!!
そして、なぜか、小さい時から、カレンダーを見ると、すぐに自分の誕生月の10月の絵柄をチェックして好きかどうかみてしまう〜とのことで、みたら、これ↓
1月の精悍な感じとも、2月のハートフルな感じともまた違う、フレンチブルちゃんの寝顔…。12か月の中で、唯一寝ている写真。ああそうだね、この感じが10月だよね~とも思いました(全国の10月生まれさん、失礼しました)。もちろん、この雰囲気大好きです〜‼︎
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