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好きが止まらない17号  雲海


「広島で雲海を見ることができる」と聞きました。
それは、行かねば‼︎ 雲海をみるのは初体験。

日頃、8割は向こう見ず・行き当たりばったり・野生の勘~上等!ですが、2割ほど用意周到さを残している私。前日にロケ班決行。

その時の光景は、これ↓ 14時過ぎの風景。

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展望台のある高台には、ソロキャンプ満喫中のお兄さんと私達夫婦だけ。

静かな時間が流れます。これは、これで、とっても良い光景。

駐車場やトイレの場所も、展望台まで歩く坂道も、家から展望台までの山道・所要時間も全て確認!準備完了。早めに寝るのは、遠足前の子どもと同じ。ちょっとワクワクしてなかなか寝付けないとこまで同じ。

で、翌朝、いつもより早く起き出し、コーヒーと菓子パンと携帯用のイスを携え、出発。雲海を待ちながらゆったり朝ご飯を食べる計画でした。

が、予想外の出来事、発生!!ゆったり朝ご飯なんてとんでもない。
前日、がら空きだった駐車場にたどり着く500メートル手前で渋滞発生。Uターンする道幅がなく、上まで行かねば降りてこれないことは、前日のロケ班で確認中。さぁ、どうしましょ!?

ちょうど止まったところは、くだりの車が通る道幅は確保される位置。そして、後続車も続き、前も動かず、前にも後にも動けない状態。

「困ったな…。」と思っていたら、前の方がその地点で車をとめて車外に出てきました。後ろの人は?と振り返ると、エンジンを切りました。

はい、全員前向きでその場で車がステイ決定。周囲に住宅もなく、これが地元のお決まりコースのようです。郷に入っては郷に従え~で、問題解決。

日の出前の、ゆっくり・ひっそり・ぼんやりかすむ霧の山道を歩くこと20分。展望台のある高台に到着。もう、日の出直前。

展望台には前日とうって変わって50人ぐらいの人がいました。しかも霧の中。空は白々と明けてきています。今日は無理と思ったのか、帰る人もチラホラ。『自然相手だもんね。これは運もあるよね』と思いながら、私は、ラジオ体操のZoom中継準備(←この話は長くなるので、また別の機会に)。

で、スマホ片手に『無理かな~』と思いながら空を見ていたら、突然、ボンヤリと輪郭が浮かび、出ました。

日の出と共に、あらわれた景色↓

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朝日に照らされて、雲の色が刻々とかわり、波のように押し寄せてきます。

周りからザワザワと歓声がもれた後、一瞬、逆に静まりかえる……まさに「声を出すのを忘れて見入る景色」が繰り広げられました。

その後、再び、霧がかかりました。大半の人が満足気に帰る中、『なんだか、もう一度見られる気がする…』と野性の勘全開で待っていたら、再び↓


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野性の勘、大当たり。
まさに雲の海でした。息をのみました。

カメラの知識が全くない、ずぶの素人が、スマホで撮ってもこの美しさ。

この素晴らしさを表現する技術を持ち合わせていないことが残念なほど。

雲海プロのおじさま達によると、もう少し雲がおりていたら、山の頂が雲の海から出て、まさに瀬戸内海の島々のように見えるそうです。
ただ、生まれて初めて雲海をみる私には、「もう、これ以上、何を望まんや」の気分でした。「自然からのプレゼントをもらう」ということは、このことなのかもしれません。


この地にきて、空を見ることが多くなりました。空のつながりを感じることで、少しだけあいている好きのスキマを埋めてる気がします。

先週、大好きなところにしばし戻りました。誕生日も迎えました。生まれて初めて雲海もみました。

なんだか色んなことが一つの区切りを迎え、色んなことがゆるやかにスタートした気分です。

さて、この1年いかにたゆとうて行こうか。

雲海をみながらボンヤリと考える朝でした。いい朝の日でした。



<追記>

今回、雲海をみたスポットはここです。

私は、この情報だけで見に行きましたが、他のサイトを見比べると、実は混むことでも有名だったようです。あと、条件によっては、霧に包まれてみる事ができない日もあるようです。ご興味のある方は、よく調べてから、どうぞ~!!(前日、ロケ班を出すのに、情報を詳しく調べる前に行動開始する人からのメッセージです💦)

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