青山学院 ワークショップデザイナーでの学び
読んでくださりありがとうございます。
2024年秋は青山学院のワークショップデザイナー育成プログラム(以下WSD)で学びました。仕事との両立は大変でしたが、自分が目指す「ひとり1コミュニティの社会」に向けてたくさんの気づきをもらいました。今回はこの3か月を振り返ってみたいと思います。
そもそも、なぜ参加したのか?
40代半ばを過ぎて50歳以降の人生を考えたときに、「仕事も家庭もがんばっているけど、本当に今のままで良いのか?」と疑問をもったのがきっかけで様々なコミュニティに参加し、今では自身でも3つのコミュニティを運営しています。
そんな私がWSDに参加した理由は2つあります。
WSDの先輩がステキすぎた
様々なコミュニティに関わっていると、コミュニティを感覚ではなく理論的に運営している人たちがいました。具体的に言うと、コミュニティの目標がしっかりと定まっていたり、参加者の心理的安全性を担保する工夫がされている点です。
その方たちのお話を聞いていると、多くの人でWSDで学んでいいました。そして、その人たちがどなたもステキだったので、WSDに関心をもちました。
自身のコミュニティ活動に限界を感じていた
主催するコミュニティ「ヘックスネット」は順調でしたが、「もっと多くの人にコミュニティの良さを知ってもらい、人とのつながりで人生が豊かになる経験をしてほしい」と思うようになりました。
現在のプログラムでは、私がひとり1人をフォローすることが前提のため、1期(6カ月)で15人に絞っています。「今のやり方を標準化できたら、より多くの人に変われるきっかけを提供できるかも?」と思っていますが、具体的に何から始めて良いかわかりませんでした。そのきっかけが欲しくて、WSDへ応募をしました。
3カ月で、何を学んだのか?
この3カ月で学んだことはたくさんありました。ワークショップに対する理論もありますが、同じクラスメイトからの影響もとても貴重でした。その中で、WSDで学んだ理論の中から2点について書きたいと思います。
”気づき”が人を変えるために最もパワフル
「自分がかわりたい!」と思うきっかけは、”気づき”が最もパワフルだということを学びました。もちろん理論で変われる人もいますが、多くの人は頭では理解できても実践できないことが多いと思います。
私のコミュニティでも、変化するために「Will-Can-Need」の言語化をお手伝いしていますが、プログラム終了後に行動に移せる人、移せない人が別れます。今までは「変化できなくても、言語化するだけでも価値がある」と思っていましたが、プログラムを工夫することでもう少し背中を押せるように思っています。
その問いは『多様性』を引き出しているか?
今までもコミュニティを設計する際に『多様性』を大切にしてきました。具体的には住んでいる場所、年齢、職業ができるだけバラバラになるようにメンバーを集めてきました。メンバーこそが『多様性』の源泉だと考えていて、『多様性を引き出す問い』は意識していませんでした。
WSDでは多様性を引き出すために「問いをずらしていく感覚」ということを学びました。例えば「目標を達成するには将来のあるべき姿を詳細にイメージすることが大切」とそのまま伝えるのではなく、何かを作り出すワークを通して、ゴールをイメージすることの大切さを自分で気づいてもらう仕掛けを作るということです。
多様性のある人を集めるだけでなく、問いかけを工夫することで参加者の多様性を引き出すことができると分かったことが大きな学びでした。
じゃぁ、これから学びをどう活かすのか?
主催するコミュニティ『ヘックスネット』で、”気づき”を増幅するプログラムを入れる
「人は人で磨かれる。人は人でしか磨かれない。」というのは、まさに人の影響がもっとも気づきがあるからだと思います。
コミュニティの「人とつながる」という特徴を活かしながら、気づきを増幅する仕掛けを入れていきたいと思います。
具体的には各メンバーが学んだ”気づき”を言語化して共有する時間をより多くとることを考えています。今までは1カ月90分のZOOM定例会の中で工夫してきましたが、定例会以外でも、デジタルのプラットフォームを使いながら共有を促す仕組みをつくっていきます。
「ひとり1コミュニティの社会をつくる」ために、場づくりの専門家になる
あらためて「ひとり1コミュニティの社会をつくる」ために、さらに多くの人を巻き込んでいきたいと思いました。グループワークを通してたくさんの気づきをもらいました。どれも、自分ひとりではたどり着けなかったゴールです。
私はこの5年間でコミュニティを通して大きく変化ができました。5年前は仕事と家庭しかコミュニティがなかった私が、いまでは3つのコミュニティを主催して、10以上のコミュニティの立ち上げを手伝っています。
でも、まだまだコミュニティから学べることがたくさんあります。これからは自分の思いを伝えながら、より多くの人を巻き込み「ひとり1コミュニティの社会をつくる」ために尽力していきたいと思います。
「コミュニティをやってみたい!」という方は相談にのりますので、ぜひお声かけください。
コミュニティについて2000字×20本のブログにまとめる
まずは今回の学びをもとに、2000字×20本のブログにまとめて発信したいと思います(大谷選手のように50x50…はハードル高すぎました(笑))。
コミュニティの立ち上げ方法や、参加者の安心安全を増幅する仕組みなど書いていきます(書けるかどうか不安なので、ここで宣言しておきます)。