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ショートケーキのルーツを知り、擬人化してみる

ショートケーキって、本当はどこからやってきたの?

こんにちは、choriです。
ケーキ屋さんの真ん中に、必ずいるショートケーキさん。
あの人気者って、一体どんなルーツを持っているのでしょうか……?

今回はそんなショートケーキの辿った道のりを追いかけてみようと思います。


生まれは英国で

このケーキの載っている最古の文献は1588年(または1594年とも)に遡ります。最初はイギリスのビスケット(パンとケーキの間みたいなもの)にクリームと果物を挟んだものであったそうです。

1602年、イギリスの植民地であったアメリカに渡ったこのケーキは、果物のフレーバーのクリームを入れるようになりました。

その後イギリスでは、19世紀になって皿に盛ってある果物の乗った温かいデザートとして広く知られるようになったそう。

ちなみに、このビスケット生地は小麦粉にショートニングやラード、重曹やベーキングパウダーで膨らませたふっくらサクサクのものです。

イギリス式ショートケーキの擬人化。
ショートケーキの「ショート」は元々、「崩れやすい」「サクサクした」という意味があるそう。

日本にやってきてからのお話

それから月日は巡り、日本では大正時代を迎えました。

日本では洋菓子は高級品のイメージ。
しかも日本人はやわらかい食感が好きでした。

そんな国に、この英国生まれのショートケーキはやってきます。
諸説ありますが、
・不二家がアメリカ式のショートケーキをアレンジした説
・コロンバンがフランス式のケーキからアレンジした説
があります。
また、カステラが食感のもとになったという説も。

1922年、不二家が日本で初めてショートケーキを販売。
しかし生菓子はこの時代ではリスクが高く、
1955年ごろに一般家庭に冷蔵庫が普及する頃に日本中に広まることになるのでした。

日本式ショートケーキの擬人化。
私たちの見慣れたショートケーキの姿は結構新しいものだったんですね。

フランスのそっくりさん

一方、ここまでに出てきているのにあまり主張のないフランスのショートケーキは?
と思ったので、調べてみました。

すると、
フランスには、ショートケーキというものはない
とわかりました。

その代わりと言ってはなんですが、そっくりさんがいました。
それこそ、
『フレジエ』

キルシュの染み込んだ生地に挟まった苺とクリーム。
マジパンなどで覆い、苺などを飾りつけます。

このケーキがフランスでは、苺のケーキに当たるそうです。

お名前も「苺の木」の意味を持っているらしいです。

フレジエの擬人化。
マジパンはピンク色のもので覆うことが一般的。 フォンダンを使うこともあるらしい。

今日のショートケーキ

そうして日本では、ショートケーキはケーキの代表格にまで人気を博したわけですが、日本でもフランス菓子屋さんでは並べないこともあるそうです。

それでも日本ではケーキといえばショートケーキ。
要望に応えて、フレジエに似せた作りのケーキを並べるお店もあるとか。

しかしここからが知らなかった事実。
欧米では日本式ショートケーキはおろかショートケーキは、あまりお菓子屋さんではメジャーではないそうです。
家庭で作るお菓子だったり、ショートケーキ(特に日本式)の存在さえ知らない国もあるらしいです。

なので近年では、アメリカなどで日本からのショートケーキの逆輸入があったりして、一部の人々の間で広まり始めているといいます。

各国のショートケーキ(+α)の見た目を比べるとこんなふうになっているそうです。

今回の発見と次回

これまでのショートケーキがたどってきた道のりを調べ、
日本のケーキが独特なものだと改めて知ることができました。

そしてこれからも新しいお菓子が増えることを、
お菓子好きの私としては期待します。

みなさんにもあるはずの大好きなお菓子について、
ぜひルーツを知って擬人化していきたいものです。

さて、次回ですが、またも未定です。
しかしながらお菓子のお話とその擬人化のお話ができればいいなと、考えております!

また、noteでお菓子の擬人化と共に
お菓子への興味をみなさんと深めていけたらと思います。

ここまでお付き合いありがとうございました!
また、どこかでお会いできることを願っています!

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