スウェーデン行政手続き奮闘記その1!ビザ取得
今回は、スウェーデン移住に必要な行政手続きについて記録を残しておきたいと思います。
私たちがスウェーデンに移住を決めたのは、2022年の8月ごろでした。夫婦ともに研究者の私たちは、博士号取得後早いうちに海外に住みたいと以前から話しており、4月に出産後少しだけ落ち着いた時に海外移住を決めました。移住先をスウェーデンにきめた理由の一つは、妻が博士課程中に渡航経験があり、信頼できる研究機関の当てがあることでした。
移住を決めてすぐ、ビザ申請用の書類の準備に取り掛かりました。スウェーデンにはPhD取得者が申請できる研究者ビザがあるので、私(妻)がメインで、夫と子供はその家族としてビザを取得しました。手続きについてはスウェーデン移民局のホームページに記載されているので、それを読みながら書類を準備しました。
研究者ビザの場合、スウェーデン国内の大学で雇用される場合が多いと思いますが、私のように日本の学術機関からフェローシップ(給料みたいなもの)を受給するという場合でも可能でした。私のビザ申請は無料でしたが、家族ビザとして申請した夫の場合は2万円ほどかかりました。
2022年9月ごろに申請して、12月頃にスウェーデン移民局から書類の不備に関する問い合わせのメールがあり、すぐに訂正して返事をメールで行いました。
その後すぐに、移民局からメールがあり、パスポートを見せるために東京のスウェーデン大使館に行くように指示がありました。当時は関西に住んでいましたが幸い実家が関東にあったため年末年始の帰省に合わせて1月5日に大使館に行きました。
その数週間後に大使館から渡航許可が下りた旨の通知が郵送で届きました。私たちの場合は、渡航予定が4月で時間にまだ余裕があったので、大丈夫でしたが、大使館で知り合った大学生の人はすぐに留学する予定だったらしく渡航許可が間に合うかとても焦っていました。
入国後に移民局で顔写真と指紋の登録が必要とのことで、渡航前にネットで予約をしたのですが、とても混んでいて入国後3週間程経ってからの日しか空いていませんでした。ダメもとでスウェーデンに到着してから移民局に行ってみましたが、やはり予約した日でないとダメとけんもほろろに断られてしまいました。
改めて予約日に行って3人分の顔写真と指紋の登録をしました。その後、1週間ほどで自宅に在留カードが普通郵便(!)で送られてきました(スウェーデンの郵便はあまり信頼出来ない経験があるので、こんな重要なものが普通郵便で送られてくるなんで。。。無事着いて良かった!)
スウェーデンの行政手続きは意外と適当で、しかも結構時間がかかるという印象です。それを決定づけたのがマイナンバーと社会保障の申請ですが、こちらも色々と書きたいことがあるので、これらはまた今度。