見出し画像

アンガーマネジメント?…大麻じゃダメかい? 『家庭編 その3』

こんにちは、チョップです。

この投稿記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも、「チップ」という形でご支援していただけるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は、是非、よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。

この記事が、人々が持っている大麻への偏見を少しでも薄くすることができ、あなた自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。大麻の必要性について一緒に考えてみませんか?

アンガーマネジメントシリーズも第5弾となりました。

前回の投稿記事をご覧になっていない方は、まずはそちらからご覧ください。今回も「家庭編」の続きととなります。

以前の記事をご覧になった方であれば、高齢者とともに生活していくことの大変さがわかりだしているのではないでしょうか?お互いを尊重し、ちょうどいいバランスを保ちながら良い関係性を築くというのは、本当に骨が折れます。

実際に、それが自分の親であるならば、「コッチの気持ちも理解してくれよ!」と反射的に言葉を荒げてしまいそうになりますが、そこをグッと我慢しなければなりません。頭ではわかっていても、それがなかなか難しいものです。

この記事が、アナタの苦労や苦悩を少しでも和らげることができれば嬉しいです。それでは、ご覧ください。

《高齢者の対して、ついイライラしてしまうこと》

大きな声で話しかけているのに、聞こえないふりをする

年を重ねると、耳が遠くなるというのはよくあることです。耳が遠くなると、発する声もおのずと大きくなり、まわりの人たちを驚かせてしまうことも多々あります。

それに認知症が相まってしまうと、何度も同じことを繰り返して言うようになり、介護者や家族にとって、かなりのストレスとなることでしょう。

こちらから声をかけても、大きな声でなんとか聞き取れているような時もあれば、「えっ?今の聞こえてたの?」とビックリするくらい小さな声を聞き取れていることもあります。

何度も声をかけていると、「さっきから大きな声を耳元で喋られたら、うるさいだろ!」と怒鳴られることもあります。良かれと思って取った行動なのに、そのような言い方をされると腹も立ちます。

人は出来事に対して、自分の「べき」で意味づけをしてしまいます。

「いきなり大きな声で話し出すべきではない」
「自分が声をかけたら、キチンと返事を返すべき」

このように自分の側からみて、相手の言動を判断しています。ところが、相手には相手なりの思いがあります。もしかしたら、何らかの理由で感情が高まり、つい大きな声を出してしまっているのかもしれません。

そもそも老化によって聴力が衰えると、自分の話している声を聞き取りながら声を調整することが難しくなるものです。だから、周囲には必要以上に大きな声で話しているように聞こえてしまいます。

さらに、急に声をかけられても、よく聞きとれないことも多いのです。反応がないからといってイライラしながら何度も話しかけると、相手もストレスを感じ、怒り出してしまうこともあるでしょう。

アンガーマネジメントでは、こういう場面で「ストップ・シンキング」を活用します。これは、白い紙をイメージして、一旦、思考を停止することです。

高齢者にとって、聴力の低下はやむを得ないことと割り切りましょう。そして、イライラが募ってきたら、一旦、そのことを考えることをやめてみましょう。余計な意味づけをしてしまうことで、怒りが続いてしまうのです。

自分の考えだけが正しいと思い込んでいると、いつまで経っても怒りは収まりません。何も考えずに、頭の中を空っぽにしてみましょう。

気持ちを今に集中し、目の前の相手の気持ちに寄り添うことで、その場も和み、余計な言い合いを避け、お互いにとって有意義な時間を作ることができるでしょう。

約束していたことを忘れる。逆ギレしてくる

日にちや時間を合わせて約束したことを当日になって確認すると「あれ?そうだったっけ?」と、約束したことを忘れることが多くなり、ちょっと嫌味を言おうものなら、猛烈に反論してきます。もしかしたら認知症になったのかと不安もよぎるかもしれません。

ですが、相手の生活するペースや習慣によって、約束したことがすっぽり抜けてしまうこともあります。ましてや相手は高齢者ですので、こちらのペースで物事を決めると、相手がついてこれていないこともあります。

「物忘れ」や「認知症」だと決めつけ、ネガティブな言葉を投げかけてしまう前に、いくつか打つ手を考えてみましょう。

現役で働いている世代は、会社でさまざまな仕事をこなすため、喋るスピードが早くなってしまいます。それと同じ調子で高齢者に話してもうまく通じません。

歳を重ねるごとに視力や聴力の機能は低下し、少しずつ見えなくなったり、聞こえにくくなったりする状態が進行していきます。高齢者との意思疎通がどこまで可能かは、身体の機能低下への理解があるかどうかに関わります。

アンガーマネジメントでは、このような時に「分かれ道」という技法を使います。無用な怒りを生まないために「変えられること」「変えられないこと」の2つの軸に考えて、最適な行動を選びとるようにしましょう。

相手の変化を受け入れ、お互いのストレスを減らすためにも、「変えられる」自分の言動を選択していきます。聴覚が衰えているようならば、電話での対応は慎重に行いましょう。

・一度にたくさんの情報を与えず、一つひとつ区切って話し、その度に聞き取っているかを確かめる。
・約束ごとがあるのならば、カレンダーなどにメモするように促す。
・約束の内容を復唱してもらい、確認する。
・約束の前日、可能ならば前々日から連絡して意識付けを行う。

こうして行動を計画し、相手とやりとりを行うなかで失敗がないように配慮しながら、自分自身が高齢者の支援者として考えてあげましょう。

《ポイント》
・聞き返しをする・反応が鈍い・咄嗟に言葉が出ないなど、相手の機能的な変化を見逃さず、つぶさに観察する。
・相手の機能の衰えを考慮し、自分の対応を変えることはできる。相手の希望が叶えられるように計画を立てる。
・相手の聴覚の衰えを想定し、電話での言葉がけを工夫し、意思の疎通を図る。

画像1

「お前はいつも○○だっ!」と決めつけてくる

高齢となり、伴侶を失って一人暮らししている。今は病気もせずに元気なものの、ゴミ袋が散乱していたり、雑草が伸び放題の庭などを見ていると、そろそろ一人で暮らすのは限界なのかな?と感じてしまいます。

ですが、ゴミや雑草のことなどの生活全般で起こっている問題を指摘すると、途端に怒り出して、話し合いたかった本題に辿り着くことができません。

心配しているコチラに対して「お前という奴はいつも○○だっ!」と決めつけて言われることが癇に障り、最悪の結果になることもあります。

「早く勉強しろ!」と言われ、ムッとしてしまうように、やろうと思っていたことを「ゴミくらいサッサと集めて捨てなよ」と言われると、反撃したくなる気持ちもわかります。

高齢になると、思うように考えがまとまらなかったり、考えていても実行する気力や体力に欠けたりすることがあります。

自分は正しいことを言い、指摘しているだけだと思っていても、相手の自尊心を傷つけてしまうこともあります。相手に気づいてほしいことが伝わっていない状態ではないでしょうか?

怒りがピークに達している間にやってはいけないことが「反射」で、「言い返す」「仕返し」をすることです。反射せずに、待てるように心がけて練習しましょう。

怒りは衝動性が高く、唯一人生を壊す感情と言われています。「言ってしまった」「やってしまった」ことで、仕事や人間関係を無くしてしまった事例はキリがないほどあります。

「売り言葉に買い言葉」にならないように、イラッとしたら、まず待つことです。その間に、頭の中で数を数えてみましょう。6秒だけ待ってみてもいいですし、100から順に3ずつ引いていくことでもいいです。

意識だけで待つことはなかなか難しいことなので、「数を数える」などの行動をプラスします。これを「カウント・バック」といいます。100から3ずつ引くなどの複雑な数え方は、意識を集中させるのに有効です。

気持ちが落ち着いたところで、相手の頑張っていることを見つけ、言葉をかけるように心掛けましょう。できていることに目を向け、自尊心を大事にしながら、会話の糸口を見つけていくことが大事です。

《ポイント》
・目についた問題に対して、すぐに反射しない。
・数(6秒待つなど)を数え、冷静に考えられるようなるのを待つ。
・マイナスの評価をするのではなく、相手が行動できていることを探す。

今日はここまで

いかがでしたでしょうか?

今回で、家庭で起こるであろう問題に対して、アンガーマネジメントをどのように活用すべきかということは終了となります。

実際に家庭内で起こりうるであろう問題は、まだまだ序の口で、さわりの部分を伝えるに過ぎませんが、言いだすとキリがありません。

例えば、「病気を患っているのに、治療しようとしない。病院に行かない。」「今日は調子がいいからと言って、薬を飲まない」「夜に寝ない」「健康には気を使っていると言うクセに味付けが濃いものしか食べない」「お金を使うことに計画性がなく、高価なものを買おうとする。」などがあります。

もしこれに認知症が始まりだすと、「徘徊」「昼夜逆転」「排泄失敗」「暴力行為」「強い介護拒否」「睡眠障害」「うつ」「頻回にトイレに行く」「同じことを何度も言う・聞く」「短期記憶障害」「自宅にいるのに帰宅願望」「見当識障害」「不安症」「誤食・誤飲」「意思疎通が困難」などがあり、認知症の症状により多種多様な場面に遭遇します。

正直、全ての場面においてアンガーマネジメントを心掛け、実行に移せる人なんていないでしょう。僕自身、自信がありません。ダメだと思っていても、その日の気分や体調によって、怒りを抑えられないときが絶対訪れます。

怒りを抑えられないことは仕方ありません。ですが、決して間違えてもご自身の感情を暴力・暴言で表してしまうことだけはしないでください。

あなたの親やパートナーとの間にどのような過程があったとしても、手を上げてしまった以上、誰もあなたの味方をしてくれません。最悪の場合、警察沙汰になることだって考えなくてはなりませんし、二度と会えなくなることだって、可能性としてあります。

どんなに辛い思いや苦しい毎日を過ごしていたとしても、今の日本には介護者に対し、国をあげてケアをしてくれたり、介護者の権利を保証してくれたり、擁護してくれることなどありません。逆に世間からバッシングを受け、追い詰められてしまうことでしょう。

まだまだ日本には、介護に対する認識や理解が浅く、「介護の大変さ」の共通認識がありません。要介護者に対する理解を深めようとする動きはあるのに、それらを支援する介護者の心や身体ケアは蔑ろにされているとしか思えないのです。

アンガーマネジメントなんて、結局のところ、「怒りをどのように自分で処理するのか」という手段の一つであり、問題を良い方向に向かわせる根本的な解決策ではなく、我慢の繰り返しです。

これを見てくださっている全ての人に、少しでも介護や認知症の大変さを少しでも理解してもらえることを願い、それらで困っている人を身近で感じた時は、手を差し伸べてあげたり、声をかけてあげられる思いやりのある社会になることを切に願います。

そして、少しでも介護者の心や身体的なケアを、その人自身がするために、お酒や薬に頼るのではなく、限りなく副作用が少ない大麻を選択できる世の中になるために、自分にできる限りのことをして、今後も活動していきます。

介護する側も、される側にも大麻は必要です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

冒頭でもお伝えしましたが、この記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも「チップ」という形でご支援頂けるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は是非よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。

現在の日本で大麻を使用することは違法です。大麻に対して、多くの人が偏見を持っていることも重々承知しています。ですが、現在合法となった国も以前はそうだった国がほとんどです。

ですが、2020年12月に国連が医療大麻の有用性をついに認めました!まだまだ全世界が、大麻の有用性について賛同したわけではありませんが、現在、約50カ国が大麻を医療目的として使用しています。

世界は、大麻に医療目的として使用する価値があると気付いているのです。

「百聞は一見にしかず」といいますが、「百聞は一服にしかず」です。そんなに大麻が嫌なら吸わなければいいだけですし、大麻の恩恵を受けたいけど、ハイになるのが嫌だ・怖いと思われるのなら、ハイにならないように摂取すればいいだけです。

ただ、大麻を必要としている人は確実にいます。その人が穏やかに暮らしたいと願う気持ちや、医療目的で大麻を使用したいと願う人の権利を、無知や偏見で奪ってはいけません。

この記事や動画が、人々が持っている偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。

大麻のことについて、もっと知りたいと思ってくれた方は、是非、下記リンクをご覧ください。そして、日本にいる全ての介護従事者の方で、大麻合法化が必要だと感じている方は一緒に声を上げましょう!


GREEN ZONE JAPAN
医療大麻に関する、科学的エビデンスに基づいた正しい知識を日本に
https://www.greenzonejapan.com/

GREEN ZONE JAPAN Youtube

大麻活動家チェダー Cheddar The Japanese Cannabist
https://www.youtube.com/channel/UCNiGHkuCy7SkY-ocZNT2R7g

麻なび
大麻の情報に特化した総合ポータルサイト
https://asanavi88.com/


CBDの認知症への効能
https://cbdmednews.tokyo/


Marijuana.jp
国内最大の大麻に関する正しい知識を伝える総合メディア
https://marijuana.jp/

僕のことが気になって頂けたら、サポートをお願いします🙇‍♂️