つわりの日々

娘が産まれ、つわりが終わってしまうと、何故あの匂いやあの食べ物がそんなにきつかったんだろう、と不思議に思う程ですが、本当にきつかった！！

そしてつわりのタイプも人それぞれだし、時期によっても体の状態や、食べられるもの等も変わってくるので、これまた不思議です。

私が勘弁してーーー！となったのが、まずは夫の整髪料。
これは懇願して無香料に変えてもらいました。そして自分が使っていたトリートメントなどの香料。それから間違って買ってしまった香り付きのトイレットペーパー。（普段から無香料を使っています）これは袋を開けていないにも関わらず、しっかり香りが主張してくれて（笑）耐えられず、2階に移しました。…が、風と共に漂ってくる香り…！！一刻も早くお別れしなければ（涙）ということで、知人にもらってもらいました。
ありとあらゆる人口的な香料の香りが無理でした。天然精油のアロマなどは大丈夫でしたが。

香り以外では、いわゆる「食べづわり」というつわりで、空腹になると気持ちが悪くなる。更に「よだれづわり」という、つわりでもありました。
皆さん、この「よだれづわり」というものを聞いたことがありますか？
私も自分の唾液が気持ち悪いとか変なのだろうか？と調べてみて、あ！これだー！！となったのですが「よだれつわり」とは、口の中が不快で自分の唾液を飲み込めず、口の中に溜まり溢れ出てしまうタイプのつわりです。
とにかく自分の唾液が気持ち悪いんです！！唾液を飲み込むことが苦痛でたまらなく、食後の口の中も一層気持ち悪くて、しょっちゅう歯磨きをしたり、洗面所でぺっぺっぺっぺしていました。（お行儀が悪くてすみません）

食べ物は、そのときそのときで食べられるものを食べていましたが、「これはいけるぞ！」と食べていたものでも、翌日にはダメだ…と、なってしまうこともしょっちゅうでした。私が「これなら食べられるわー！」と言っていたので、夫は忠実にそれを買ってきてくるのですが、既にブームは終わっていて、「もう無理やわ」とか言われる始末で気の毒でしたが。。

一人目の息子のときもそうだったのですが、果物が救世主で、旬の果物はだいたい美味しく食べられました。朝食にフルーツとほうれん草や小松菜などの葉物、豆乳などをブレンダーで混ぜて飲んでいました。つわりの時期はなぜか、食事中に豆乳を飲むと、口の中がさっぱりしたのです。ブレンダーはコードレスで、コップにうつさずそのまま飲めるブレンダーを愛用していて、それがかなり便利で重宝しました。

それから今回は塩気のあるものや、辛い食べ物が美味しく感じられ、妊婦の身体にはどうよ、と思いながらも、きゅうりの漬物やキムチなんかも食べていました。特に初期の頃は夏だったし、塩分も必要よね、とか都合良く受け止めながら。

とにかく起きていても、船酔いの世界を生きており、気持ち悪すぎるので、寝てばっかりだし、食事は夫に任せていました。今日はこの気分じゃない、とかこれは食べる気にならん、とか、とにかくとばっちりを受けながら本当にシェフ（夫）は頑張ってくれました。ありがとう！！
朝を迎えるたびに、今日もまた気持ち悪い一日が始まるのかーーー、早く夜がきておくれーーー、なんて願うネガティブな日々でしたが、お腹の赤ちゃんの成長だけが希望で、赤ちゃんのためにできる範囲で栄養を摂ろう！と思えたのでした。

そして、二児の母である友人とのLINEで、つわりってほんまつらいよなぁ…などとやり取りしていて、最後にこの言葉で励ましてくれました。

「出口のないトンネルはない！」

そうだ！きっと出口はあるんだ！この辛さは期間限定なんだー！！と言い聞かせながらがんばりました（涙）

結局私の場合は、つわりのピークは3～4カ月目で収まりましたが、最後までなんとなーく食べづわりや、唾液の気持ち悪さは続きました。
なので産後の今、何が一番嬉しいかというと、食事が美味しいの！！！
気持ち悪いのフィルターを通さずに、ご飯そのものの味を味わえる…もう本っ当に最高ですよ！（笑）美味しい、万歳！！

今まさに、つわりで辛い、という妊婦さん！！
本当にしんどいですよね（涙）更に暑さも厳しいですが、どうぞどうぞ無理なさらず、お身体ご自愛くださいね。
トンネルの向こうには光がありますから！！